No.979123

裏ビーストテイマー・ナタ102

リュートさん

本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第102話。

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2019-01-02 11:00:33 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:99   閲覧ユーザー数:99

家に帰るとアークはナタを押し倒しました。ナタは無表情のままで心眼で見ても喜んではいないようです。

 

「こんなにナタが好きで好きで堪らないのに、どうしたら気持ちを伝えられるのかわからないよ」

 

「アークって本当に性欲がないの?」

 

「天使には欲がないんだ。欲の感情を与えられていないからね」

 

「でも私から見ると、天使って欲望だらけに見えるんだけど…」

 

「人間の感情を理解して、その文化に合わせようとしているからだろ?人間は裸の関係で絆を深めると習った」

 

「したくないなら無理にしなくて良いよ。そこまでして嫌々して欲しくない。私には性欲があるけど、全然したいと思わない」

 

「僕はどうすれば良いんだ?ミカエルに習った事は何一つ役に立たないとわかった」

 

ナタが目を閉じてじっとしていたのでアークはナタにキスをしました。

 

「アークは私とキスしてもドキドキしないんだよね?だから好きでもない女と平気でキスできるんでしょ」

 

「胸の高鳴りはないかもしれないが、ナタを愛している事を表現したくてしてるんだ。ナタにこの想いを伝えたい…」

 

「おじさんの事、大人に変身して裸で何度も誘惑したんだけど、指一本触れられた事はないんだー。裸になると怒られるから誘惑するのもやめちゃった」

 

「指一本触れずにどうやってゲイザーはあなたの心を掴んだんだ…。わからない!」

 

「おじさんはそう言う人だからだよ。大好きでもエッチな事しない時があるの。私の裸見て興奮してたのも知ってた。言霊でハッキリとね」

 

「僕はゲイザーになりたい…。ナタとフラウに一番愛されている。他の女からいくら愛されても僕には意味がないんだ!」

 

「あの雑誌の記事を書いてる人はアークの嫌いなタイプの女なのかもね?だからアークの嫌いなタイプから好かれる方法しか載ってないの。私はむしろ嫌われる男の記事に書いてある人の方が好きだもん」

 

「僕にとっては何の役にも立たない記事だと言う事はわかったよ?」

 

「大体、人の好みなんて十人十色なんだし、好かれたかったら性格を変えろ!って言ってくる人は自分の性格を棚に上げてるだけだから、それこそ傲慢だと思うわ」

 

「ナタの言う通りだと思うよ?」

 

「性格の良し悪しなんてその人によって考え方は違うし、おじさんの悪口言ってる人は多かったけど、私はおじさんの悪いところも全部、引っくるめて好きだったの!」

 

…つづく


 
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