フラウにサルバドールを預けて、二人の愛の巣に帰りました。なんとなく帰り道でうさ耳を買って来て付けています。
「アークもうさ耳で喜ぶかな?」
うさ耳で出迎えるとアークは鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしています。
「おかえりー!アーク。うさ耳、どお?」
「ナターシャ様…!うさ耳がとてもよくお似合いになっていますね?」
「最近、アークとラブラブしてなかったから、今日はちょっとサルバドールをフラウおばさまに預けて来たの。テスト期間になったら構ってあげられないし。まあテストなんて勉強しなくても余裕なんだけどね」
「えっと…これはその…今夜は…しても良い…と言う解釈で…よろしいでしょうか?」
「なんでうさ耳付けただけでそうなるのよ?アークのエッチ!」
「いえ、以前ゲイザー様と一度、酒場に行った際に言っておられたのですが、バニーガールがうさ耳を付けるのはなぜか?と言う興味深いお話をその時に聞きまして…」
「普通にうさ耳が可愛いからだと思うけど?」
「兎の眼は紅いでしょう?」
「白兎は紅いねー。それがどうしたの?」
「あれは夜通しで…しているからだそうです」
「そんなわけないじゃん!て言うかアークって酒場に行って、そんないやらしい話ばかりしてんの?信じらんない…」
「夜の街の男同士の会話は大体そう言うものですよ?」
「へぇ、それでおじさんはうさ耳が好きだったんだ…。エッチなんだから、もう!」
「うさ耳と丸くて可愛い尻尾を見ると男はムラムラ来てしまうようですね。私は天使なのでその時は何ともありませんでしたが…」
「おじさんがエッチなのは知ってたけど、なんだか幻滅…」
「テオドール様もその話を聞いて喜んでおられましたよ?」
「三人で酒場に行って、そんなバカな話をしてたのね…。三人ともただのエロ親父じゃん?」
「申し訳ありません…。あまりにもナターシャ様が魅力的だったので、私もムラムラしてきました…」
「良いよ?今夜はしても…」
…つづく
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本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第82話。