No.97778 真恋姫無双外伝 外史をかける一刀 6話2009-09-28 02:44:23 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:8868 閲覧ユーザー数:7330 |
side外史の狭間
「ふ~ん、どうやら順調に仲間集めが出来てるみたいだな」
伏羲は鏡を使い一刀達の行動を見ていた。
「あら?彼等の事を見ていたのですか?」
「ああ、神農か。そうだよ。さっそく一人仲間を見つけているぞ。それに二人はどうやら「彼」のもとに身を寄せて孫堅の客将になるつもりらしい」
「へぇ~、「彼」の元ですか。それはあなたが狙ってした事ではないのですか?」
「まさか。偶然だよ。私はあの外史にいない英雄のいる場所に送っただけだ」
「なんや、久々に戻ってきたら豪い事になっとるみたいやな」
二人が話し合ってる所に学生服みたいな格好をした男が現れた。
「久しぶりだな、--よ。そうなんだ。左慈と干吉が生きていた」
「なんやて!!ならやつらは」
「ああ、ある外史を破壊するために姿を晦ませてる」
「なら、なんでお二人はここにいるんや?」
「私達は今、外史に行けなくなっているんです」
「そうやったんか・・・」
「ああ。だが、すでに手はうってある」
そういって伏羲は--に今までの事を説明した。
「なんてこっちゃあ。じゃあかずピーは自分がいた外史を守るために外史を旅しとるんか」
「そうだ。他に動ける管理者がいなかったし、左慈達の行方も分からん。それに一刀の決意はすごかった。だから私達は彼に託したんだ。彼があの外史で生きられるようになるためにもな」
「そうかいな。わかった。そんならワイがかずピーの為に一緒に旅したる。管理者が一緒にいるほうが都合がええやろ。ならさっそくいってくるわ」
そういって--が扉をだすと
「いえ。それはだめですよ」
「ええ、なんでや?」
「それは正史の方々が北郷殿に男の仲間が出来るのを認めてないからです」
「が~ん、そんな~。正史のば「その先はいうな。それこそ我々自体を消されるぞ」・・・わかったわ」
そういって三人はだまりこんだ。
しばらく静寂がつづいていると
「そういえば、伏羲はんはかずピーに武器授けたんやんな?」
「ああ、そうだがそれがどうした?」
「いやな。そんときに訓練用のんもいっしょにわたしたんかな~て」
・・・「「ああ!!」」
「やっぱりお二人とも忘れてたんかいな。それでどうするんや?」
「そうだな・・・。幸い今、一刀達がいる外史には彼女がいる。彼女に代わりに渡して貰うか」
そういって伏羲は一刀と黄権に渡した武器と同じ形をした刃を潰したものを出した。
「あとは・・・ああ、ーーか。私だ。突然ですまないが・・・・・という訳で彼等に今から送るものを渡してくれ。たのめるか?」
「ええ、分かりました。今から向かいますわ。その様子ですと私の弟子は無事彼等に合流できたみたいですし別れの言葉もついでにかけましょう」
「ああ、そうしてくれ。ではたのんだ」
「どうやら、無事に解決しそうやな。それにしても相変わらずお二人は変な所が抜けてるようやな」
「わるかったな。で、--はこれからどうするつもりだ?」
「そうやな~。かずピーの仲間にはなれへんでも協力はできるやろ。そやからかずピー達に役立ちそうな事纏めとくわ。ワイの能力でな」
side out
side北郷
そのころ一刀達は宴が終わり葉雄に特訓のことを話した。
「本当ですか!!それは感激です。よろしくお願いします」
葉雄の了承をもらい一刀達は奏香といっしょに部屋でくつろいでいた。
すると
「どうやら、ちゃんと仲良くなれているようですね。奏香」
と一刀達の前に一人の女性が現れた。
「!!師匠、何でここに?しかも突然でてきましたよね?えええ!!」
「少し落ち着きなさい、奏香。そしてはじめまして、北郷殿に黄権殿。私は管輅と申します。先ほどのやり取りでお分かりになるように奏香の師匠です。ですが本当は貴方達をここに送った伏羲様同様の管理者なのです。私の役目は外史に赴き、そこで様々な予言をする事です。貴方達の外史で天の御使いの予言をしたようにです」
「そうなんですか。それで管輅さんはなんでここに?」
「それはですね。貴方達に渡し忘れた物を届けに」
そういって管輅は二人の訓練用の武器を渡した。
「まったく、伏羲様はお二人に実剣で特訓をさせるつもりだったみたいです。私の仲間がそれを指摘してから分かったみたいで、私が代わりに渡すよう頼まれたので来ました。それに奏香とちゃんとお別れもしたかったので」
「そうですか。有難うございます」
「いいえ、では奏香を少しお借りできますか?二人でいろいろと話しをしたいので」
「いいですよ。じゃあ奏香は部屋に戻って管輅と話をしておいで」
「はい。では一刀様、マツリ様また明日です」
そういって奏香は管輅を連れて自分の部屋に戻っていった。
「それにしてもよかったよ。さすがに実剣で特訓する訳にはいかないからね」
「いや、わしは別に実剣のままでもよかったがな」
その言葉に一刀は身の危険を感じずにはいられなかった。
あとがき
前回に特訓編に入るといいましたが今までの話を読んだ友人から
「実剣のまま特訓させるつもりか?」
と指摘されたので訓練用の武器を用意しました。
そして新しい管理者が出てきましたが後数人でてきます。
基本彼らは一刀の味方です。
では次回こそ特訓編に入りますので楽しみにしててください。
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葉雄とともに特訓をする事になった一刀達
その訓練法とは
一方そのころ・・・