No.976786

新ビーストテイマー・ナタ119

リュートさん

書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第119話です。

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2018-12-15 19:23:30 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:79   閲覧ユーザー数:79

十年前、宿屋の一室。ゲイザーがフラウの部屋に行ったまま帰ってこなくなりました。ナタはほっぺたをプクッと膨らませて怒っています。

 

「おじさんが帰ってこない!しかもなんか変なこと考えてる…」

 

「変なことってなんだい?」

 

ネズミの姿のピーターと、六歳の頃のナタが喋っています。

 

「うーん、よくわかんない。お胸が大きい…とか」

 

「おい!そいつはヤバイぜ?ゲイザーの奴、狼になってあのシスターを襲ってるかもしれねぇぞ」

 

「えっ、おじさんが獣人になっちゃったの?今日は満月じゃないのに」

 

「オイラがちょいと偵察に行って来る!」

 

「お願いね!ピーター」

 

ピーターは屋根裏によじ登るとゲイザーのいる部屋の隙間から覗き込みました。

 

「ありゃ、これは…シスターの方が…うーむ、神に仕えるシスターとは思えないほどの乱れっぷりだな…」

 

ピーターはナタのいる部屋に戻りました。

 

「どうだった?おじさん、獣人化してなかったかな…」

 

「いや、人間のままだったが…ある意味、獣になっていたよ?」

 

「えっ、どう言う意味?ナタ、わかんない…」

 

「ゲイザーより、シスターの方がやべぇな…。むしろゲイザーの方がシスターに食われた感じだったよ?」

 

「えっ?あのお姉さん、邪悪な波動は出てなかったんだけど、おじさんに酷い事してたの?」

 

「酷い事っつーか、まあゲイザーにとっちゃ、美味しい思いをしていると思うぞ?」

 

「ピーターの言ってる意味、全然わかんないんですけど!」

 

「お子ちゃまにはちょいと刺激が強すぎる話だぜ?わかったら、もうねんねしな!」

 

「えーっ!ナタ、お子ちゃまだけど、大人より賢いもん!」

 

「もう少しナタの胸がボインになったら、教えてやるよ?」

 

「お胸が大きくなれば教えてくれるの?だったらナタのお胸を魔法でおっきくしちゃうんだからね!」

 

…つづく


 
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