アークはナタをアカデミーの門前まで送りました。お別れのキスをしようとするとナタに拒まれます。
「みんなが見てるところではダメ…」
「リリスも人前でイチャつくのは嫌がってました」
「家に帰ったら、いくらでもしていいから…」
「お帰りになる時間に、お迎えに上がります」
「授業日数が足らなくなると卒業できないし、授業なんか聞かなくても成績は良いのだけど、学校に来るのが面倒だわ…」
「ナターシャ様は講師よりも知識は上だと思われます」
「そうなのよね…。講師が間違った事教えてる時に、ちょっと指摘したら嫌われちゃって、それ以来、間違ってても知らん顔してるけど…」
「ナターシャ様が講師になられると良さそうです」
「レポートの評価は一番上の優しか取ったことないし、テストの結果もいつも上位よ?」
「流石、ナターシャ様です」
「はぁ…。なんで学校なんか行かなきゃならないの?早く大人になりたい」
「あと二年の辛抱ですね…」
「周りの人が全部、馬鹿に見えるの」
「ナターシャ様の頭が良すぎるのですよ」
「おじさんやアークみたいな頭の切れる男子がいれば、通うのが楽しくなるのに…」
「そんな男子がいたら逆に心配になります…」
「浮気なんかしないから安心して?私、こう見えても一途なの」
「ええ、わかっております」
…つづく
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書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第104話です。