人間達が暴虐を始めてより、数百年。
その人間達とは、栫(かこい)家・新(あたら)家の人間の事である。
今年に入って、それら両家の人間は天津帝国の帝国人を名乗り、ますます妖怪に対して暴虐をするようになった。
それらの人間達を懲らしめる為に霊夢は今にも博麗神社を飛び立とうとしていた。
霊夢「これで準備は良し、と。」
龍神様の巫女(ソラネ)から聞いた話では、両家はそれぞれ栫家は、アマツアタボシを、新家は、アマツミカボシを崇拝しているのだと言う。
その中でアマツミカボシは聞き覚えがあったが、アマツアタボシは聞くのは初めてだった。
霊「さあ、待っていてね。神の名の下に暴虐を行う人間達。」
Stage1 侵攻する栫家から逃げる弱小妖怪
霊夢が飛んでいると妖怪が飛んできた。
それもかなり多いはずだが、いつも退治している妖怪とは何かが違った。
無言で処理する霊夢だったが、手応えが無い妖怪ばかりだった。
いつもとは何か違う妖怪は”天津帝国”とやらに近づくごとに増えていった。
霊「何かしらこの違和感。」
霊夢は処理しながらも違和感を抱えたまま天津帝国の領土(の上)に着いた。
唐突に、魔女らしき少女が現れる。
長「私は栫(かこい)長命。さっそく、巫女には退場を願うわ?」
霊「私を巫女だと分かっているなら、おとなしく降参しなさい。」
巫女って何だっけ?と霊夢は違和感を増大させる。
長「巫女なら巫女らしく神社の掃除でもやってて?」
霊「それはそれで巫女らしいと思うけれど、たまには人間を懲らしめるのもいいかなって思ったのよ。」
自らに溜まった違和感を取り除く。言葉で。
長「まるで、巫女は人間じゃないような言い方ね? あと、私は魔女だから。」
長「大悪魔のター・ラー様から異変解決の巫女だという事は聞いているわ。ここは天津帝国の領土だから出て行ってくれない?」
霊「(何かいつもより会話の速度が遅いわね。) 嫌。」(にっこり)
挑発するために霊夢は微笑む。
長「それなら、容赦はしないわ。覚悟は出来たか?」
(いつもの弾幕シーン)
長「当然、弾幕慣れした巫女に私は負けているという結果ね。」
霊「まあ、私が来た時点で帝国は崩壊を始めているという事を知ってよ。」
長「分かっていたとは言え、巫女ってこんなに強かった?」
霊「というより、あなた自身が弱いって事を知るべきだったわ。」
Stage1 終了
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栫家と新家、二つの家が天津帝国を名乗った。
代々、両家は過案神社を中心に過去には人間を含めた幻想郷全体で暴虐を働いていた。
(妖怪の山が閉鎖的なのはそういった事情からである。(二次創作))
今では、人間の里とは商売関係にあり、妖怪に対して暴虐を働いている。
霊夢はそんな事情から、この両家の人間達を懲らしめに動くのだった。
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