恋愛ドラマを見ている唯ちゃんたち三人
『あ、あのね、私、あなたのことが………』
『それは俺に言わせろ』
「うわぁ!いい展開!」
「恋愛ドラマとかあんまり見たことないけど、ヒロインもクセが無くて結構気に入ったぜ」
「私のハートがチュクチュクしちゃうの〜」
「「「いやよ、いやよ、いやよ見つめちゃいやーん」」」
『…』壁ド-ン
『///』
『愛してる』
『///…う、うn___』
『待って***くん!』
「なんでそこで他の女が入ってくんのよ!!」
「なびくんじゃないでしょうね!」
「やばいぞこれ」
『いや、俺は¥¥ちゃんが好きなんだ!悪い…』
『***くん…//』
『そ、そんな…フン!』
「ふっふっふ、それでこそ男ってもんよ!」
「やっぱりいいわ、このドラマ」
「一安心だ!」
「あー面白かったー」
「私たちもあんな甘い青春を過ごしたいわね」
「青春っつっても、俺たちはまだ小学生だし思春期ですらないな」
「まあ確かにwでも、口頭で愛してるとかいわれたいなあ」
「そうよねー。そして他の女の人にもなびかないような強い人だというのを再確認したいわよねー」
「だよなー。さらに自分が一番に好かれてるって再確認したいよなぁ」
「「「…」」」
「今度仕込みありのトリプルデートしない?」
「仕込みなんてやーね、偶然恋敵が現れるであろうトリプルデートをするのよ」
「例えば、喉から手が出るほどネタを探している飢えた狼が偶然に現れたりして…」
「「「ふっふっふ」」」
翌日
「秀刀さん、今日はいい日ね!」
「うん、そうだね」
「
「そうだな!」
「琉、今日はなんだか最高な日だな!」
「本当だな!」
しばらくして…
唯&秀刀チーム
「あの、あのね、秀刀さん、私…あなたのことが……」
「あ、唯ちゃん…俺に言わせて」壁ドンモドキ
「あーら、君、かっこいいわね!私、あなたのこと好きになってしまったみたいよ!」
(フェルさんほとんどドラマ通りのタイミングね!)
「え、ええ…?」
「あなたのその狐らしい美しい瞳に、私は魅了されてしまった…」
「あ、あの…えと………」
「…ひ、秀刀さんは、わわ、私…が、いるもん!ダメ!」
「え//?」
「え?」
「あ…」
「か、
「…ごめん、俺に言わせて」壁ドンモドキ
「あーらあなた、可愛いわね!私、どうやらあなたを好きになってしまったみたいよ」(やや疲れながら)
「はい?」
「あなたのその“ワン”ダフル耳に、私は魅入られてしまった」
「い、いや…」
「…!わ、私と彼、今デート中なの!い、いこ!」
「え//?」
「また?」
「あ…」
雪歩&琉チーム
「あ、あのさ、琉…俺、琉のこと……」
「流石にそれは俺に言わせてよ」壁ドンモドキ
「あーらあなたたくましいわね。私、どうやらあなたに恋をしてしまったようだわ」(かなり疲れながら)
「うわっ」
「あなたのその美しい毛並みに、私は目を離せない」
「あ、えっと、えっと…」
「…れ、琉は俺の彼氏なんだから、だめ!」
「え//?」
「あなたまで…」
「あ…」
数日後 きつねや
「結局誰もあのドラマみたいにならなかったわけ?」
「そうね、まあ、ドラマ以上の青春を過ごせた気がしなくもないけど」
「それは確かにな」
「まあ、私もそうだけどさ…。だって、秀刀さんが困ってる姿みたら、勝手に体が動いちゃって」
「私もよ」
「俺も」
「じゃあ、結果的に成功かしらね。私たち全員ラブラブになったんだから」
「そうよ」
「もちろん!」
キャッキャッキャ
一方別の席では…
「(今週のルチアさんのよかったな)」
「(ああ、女の子たちが健気に頑張ってる姿に癒された)」
「(ただ、なぜか視点がストーカーのようなものが多かったな)」
「(それと妙にナンパしてくる女の人がフェルナンドさんに似てたな)」
まったく、現実はドラマのようにもいかないのである。
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