No.957874

真・恋姫vivid&strike 第三話

アサシンさん

覇拳と斧槍

2018-06-26 07:02:46 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1305   閲覧ユーザー数:1261

 

 

 

 

 

どうも外史の観覧者さん、自分はヴェル・ファーゼ。JS事件で表向き誘拐された事と成っていた自分は事件後、シスターシャッハを筆頭に教会のお得意様でお偉いさんな方々に正座石抱き状態で説教(尋問?)された後。シスターシャッハと騎士カリムにStヒルデ魔法学院に強制入学させられて一年程経った、四年生へ上がり十歳に成った自分は

 

 

司会『決着ぅ~~~~!優勝候補筆頭だったトンファー使いのガイ選手を倒したのはU15初参加のハルバート使い!リーヴェルト・フォン・アウスレーゼ選手だぁああああ!』

 

 

DSAAと呼ばれる次元世界中の少年少女達が魔法で殴り合う総合魔法競技、十五歳以下の男子部門にて優勝した・・・・・先ず幾つかツッコミ所がある

一つ、自分の名前についてだが。コレはJS事件のゴタゴタの後に解散した伝説の部隊。機動六課のメンバーとシスターシャッハと聖王教会騎士団騎士団長を筆頭とした精鋭達とガチでバトルさせられた事が原因だ。さすがに自分も無罪放免とは行かず、教会にも隠していた自分の実力を隠さず本気と全力を出して戦えと強制され。手を抜く事は許さんとの事で自分の後ろ盾と成ってくれた教会側も真正管理局側に付いてしまった

っと言う事があり

自分は彼の英雄達の軌跡の外史でも唱えなかった聖句を唱え

彼の戦乙女の世界に存在した名を奪われし懲罰部隊エースの愛機を模して作ったアームドデバイス型インテリジェンスデバイス『ヴァール』待機状態はゴツイチョーカーでバリアジャケットは軽装甲と一部重装甲にしたネームレス隊服をベースにベルカ風にした物だ

この大会で使っている彼の英雄達の軌跡の外史にて御爺様より受け継いだ武技を遺憾なく発揮できるハルバート型アームドデバイス『オーリ・オーラ』待機状態は金糸が入っている純黒の眼帯、バリアジャケットは白隼の将、緑色の軍服

ヴァールを模した世界の懲罰部隊の隊服を元に創り上げたバリアジャケット型アームドデバイス『ネームレス』待機状態はゴツイ額当て、バリアジャケットは№7の隊服ベース

止めにこれ等三つのアームドデバイスには彼の盤上の世界でとある種族固有の能力を魔法で再現した自分オリジナルの身体強化術式『血壊』

聖痕を発現させた状態でネームレスと血壊を基本装備・発動した状態で対戦車砲から狙撃にフルオートなんでも御座れなヴァールと、消して折れず曲がらず砕けないオーリ・オーラを相手と状況によって使い分け。全勝したのだ、してしまったのだ。しかも聖王教会・時空管理局にありとあらゆるデータを収集登録されながら

 

 

その結果

 

管理局からは各種ランクと名誉元帥の称号と権限を。教会からは古代ベルカ式の担い手兼作り手故に、新たな王の称号と権限が与えられ王に相応しい名と言う事で彼の外史で両親が最初に下さった名前にさせていただいた

JS事件を解決した面々だけでもお祭り騒ぎだったのに、其処へ新たな王の誕生が管理世界中に発信されたのだ。御蔭でベルカ領の我が家を売り払い別の場所に移る破目に。御蔭でただでさえ賑やかなお祭り騒ぎが盛大に騒がしいカーニバルだよっ♪な状態へ・・・まぁそこは置いといて。コレが自分が彼の外史の本名を名乗っている理由だ

 

 

そして二つ目、何故この大会に出ているのかと言うと。未来の為だ、より正確に言うなら後に起こるであろう天使な妹達の為だ当たり前だろう?彼の英雄達の軌跡の外史ではここまで何度も識事は無かった。恐らくは零や碧、影の国に関する外史でなければ自然に故意に識事等出来なかったのだが。この外史は別の自分も関わっている事も識っているがそれだけ願い?願望?等の想いが収束しやすい事とこの外史自体が様々な力が溢れているが故に識事が出来たのだろう

識った自分は最善を尽くす為に何重にもリミッターを付けた状態で大会に出場し、その結果優勝したのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェル「・・・・・・はぁ」

 

 

DSAA U15で優勝した自分はマスコミ達の相手に疲れ果て。オーリ・オーラをメンテナンスし終えた頃には月が夜空高くに昇っていた、大会では決勝戦含めそれほど疲れていなかった、月夜が綺麗だったので夜の散歩に出たのだが

 

 

ヴェル「自分に用があるのだろう?隠れてないで出て来てほしい」

 

 

家の近くにある竹林で月光を浴びながら歩いていると何やら客人が来たようで開けた場所に出た所で話しかけてみるとバイザーで目を覆った碧銀ツインテールに戦装束、デバイスを持っていない事から自分で構築したであろうそれを纏った視た感じ徒手格闘型の女性・・・否、少女が現れた

 

 

碧銀美少女「初めまして、新たなベルカの王よ。私はハイディ・E・S・イングヴァルト、覇王を名乗らせていただいてます」

ヴェル「クラウス・イングヴァルトの末裔か。知っていると思うが自分も自己紹介を、自分はリーヴェルト・フォン・アウスレーゼ、七曜王と名付けられた者だが。ヴェル・ファーゼの名で呼んで欲しい」

ハイディ「ではファーゼ殿と、私の事はハイディとでも」

ヴェル「ではハイディと呼ばせて頂く、それで御客人。月夜の晩に尋ねられた御用は?」

 

 

敵意は無い・・・・・が闘志と使命感?の様な物を感じる。てかE・Sって

 

 

ハイディ「蘇った聖王オリヴィエと、冥王イクスヴェリアの居場所を教えて頂きたい」

ヴェル「生憎と死んだ聖王に冥王とも知古では無い。自分が知っているのは産まれがちょっとだけ特殊な少女と戦乱ベルカが生み出した悲しみから救われた眠り姫だけだ」

ハイディ「そうですか、ではもう一つの用向きを済ませます」

 

 

腰を落とし構えを取った・・・はぁ

 

 

ヴェル「ちなみに聖王と冥王、ついでに自分の様な若輩者にどのような用向きか聞いても?」

ハイディ「名立たる諸侯の王達を倒し天地に覇を唱え和と成す。覇王が悲願を果たす、それが私の覇王流です」

ヴェル「・・・なるほどな、現代でベルカ王族の末裔・子孫たちと戦い、天地に覇を持って和を成すと。ただの祖先帰りかと思ったが記憶も伝承しているな?『アインハルト・ストラトス』」

ハイディ「・・・ふぇっ!?」

 

 

ヤッパリ当たりだったようだ、碧銀の髪ってだけでも珍しい。それにバイザーで目は見えないがヴィ・・・小聖王と同じオッドアイだろう、何より声が全く変わっていない、っと言うよりスタイルと服装以外全く変わっていないんだが?

 

 

アインハルト「えっと何を言っているのです?私は」

ヴェル「Stヒルデ魔法学院所属で自分のクラスメイトだ、むしろ俺を相手にバレないと思ったのか?」

アインハルト「・・・・・・いつから気が付いたんですか?ファーゼさん」

ヴェル「まず魔力とその碧銀の髪に見覚えアリまくりだ、ついでに声と堅苦しい口調。止めに古代ベルカ、それも雷帝や鉄腕では無く冥王と聖王の名前が出てくれば嫌でもストラトスに繋がる、お前の髪と瞳は綺麗だからな、何時も見ていたからイニシャルのE・Sに当て嵌まるなって直ぐに頭に浮かんだよ」

アインハルト「あ、ありがとう・・・・・ございます?///」

ヴェル「序に言うと聖王と冥王関連の事件を知ってる新参者の王である自分の所に二人の事を聞くついでにDSAAで優勝した俺と戦う予定だったんだろう?」

アインハルト「あぅ///」

ヴェル「ん?とりあえず家に来るか?もうかなり遅い時間だし」

アインハルト「えぅっ?!///・・・・あっハイ、お邪魔します///」

 

 

此処で立ち話するのもアレなので家へ招待する、すると一瞬で光が弾け何時もの姿に戻ったアインハルトを家へ案内・・・・・する前に、近くに隠していたらしい荷物を回収してから案内した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に入ってからも何故か顔を赤くしてソワソワキョロキョロしていたので落ち着かせようとレイピア二刀流の紳士御猫様のアップルinアップルティーを淹れた

何でも先祖帰りや覇王流への馬鹿げた適合率や御先祖様の無念やら何やらが多感な彼女の中で渦巻きあのような事を、それと念の為幾つか聴いて見たのだがStヒルデ魔法学院に入学してから一人暮しをしており夜遅くても問題無いらしい、もう一つ、むしろコッチが一番重要だったのだが。野戦を挑んだのは自分が初めてで他の人には挑んでいなかった・・・・・ほっ、マジでよかった

 

日付が既に変わっていた事に気が付き、流石にこの時間に還す訳にはいかないので我が家の一室を貸して一晩だけ過ごして貰った、翌日朝食を作っているとジャージ姿でぽけ~っとした表情でアインハルトが起きて来た

 

 

アインハルト「・・・ファーゼさん?」

ヴェル「おはようさんストラトス。朝飯食べられるか?」

アインハルト「・・・いただきましゅ」

ヴェル「それじゃぁ座って待っててくれ」

 

 

某ジブリな作品に登場する目玉焼きを乗せた厚めの食パン、少しだけ香辛料を効かせてカリカリに成るまで焼いたベーコンにポタージュスープ、そしてサラダが出来上がり持って行くと何故かまた昨日みたいに顔を赤くしてあぅあぅ///してらっしゃったがスルーして朝食を頂くと何時ものクールなストラトスに戻っていた

朝食を食べながら色々と話してみると、現代で新たに王と認められた自分がDSAAに何故出場したのか気に成ったらしく、大会に付いての話しが大部分を占めた。食後のアップルinアップルティーを飲んで食べてゆっくり寛いでいるともう学校へ行く時間に成っていたので話しの続きは歩きながらと言う事で家を出た

登校中は小聖王とは絶対に会わないルートを一度家によって今日の時間割を取って来たストラトスと並んで歩いて行るんだが・・・一部自分に向ける視線が多いな、大会で優勝したからか?・・・・・いや、違うっぽい、コレ周りの男共の嫉妬だヤッパリストラトスは美少女だからな、仕方がない

そんな口に出せば覇王断空拳がぶち込まれるので心の中に秘めて置く、隣りに並んで歩いているストラトスだが今年はもう終わっているので来年からDSAAに出場するつもりらしい、其処で何故か自分を師事して来た、結局断れずストラトス・・・・・アインハルトは時間が勿体無いと放課後までに両親を説得していますんでいる場所を離れ後は荷物を纏めて自分の家に・・・・・断れなかったんだ、上目使いで捨てられた仔猫みたいな潤んだ目で懇願されたら無理だよね?

しかも学校でもお互い誰とも必要事項以外では殆ど喋らず近づくなオーラ。クラスでは基本的に一人で静かに過ごすと言うボッチスクールライフを満喫していたのだ、だってアインハルトはオーラや立ち居振る舞いも他者を寄せつけないのだが、元々そう言うのに興味が無いし自分も色々と忙しかったりするので授業以外の小休憩は殆ど机に突っ伏している、おまけにこの学校は聖王教会と深く関わっているので自分が七曜王である事と男子DSAA・U15優勝者である事、止めに騎士カリムやシスターシャッハを筆頭によく知り合いが急用で自分の元に来るのだ

・・・・・・そんな自分達が一緒に登校して来て教室に入ってもアインハルトが自分の所に来て何時の間にか互いに名前で呼び合っているので視線が痛い、いや本当に。若干一名他のクラスメイトとは違う視線を感じたが気にせずスルーしてハルとの会話を楽しむ・・・・・うんなんか新しい目標が出来てオマケにキラキラ輝くオッドアイの瞳が自分を見つめて来る。綺麗だなぁ・・・おっとぉ?なんか皆さんざわついてませんか?それとハル?また顔赤くしてモジモジタイムですか?

 

 

 

こうして図らずも、識ら無かった見えなかった流がまた一つ産まれ、でも望んだ未来へと向かい始めた事と一時間目を知らせるチャイムが鳴った

 

 


 
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