2話「 一人の少年と一人の少女?の出会い 前編 Bパート 」
―――――――― 百代 side ――――――――
私は川神百代、まだピチピチの小学生だ。
川神院という所に住み、そこで拳法を習っている?ん、習っているのかな?
今日私は午前中に少しミスをしてしまい、ジジイ(川神 鉄心)に怒られ、その罰として買出しに出されてしまった。くそう、まだジジイには勝てないからな、今は辛抱だ。
「あーーだり、午後からはあいつらと遊ぶ予定があったのに、これじゃ行けないじゃないか」
そのため、少し苛ついている。少し前まではケンカを自由にできていたのに最近では自分から吹っかけることができない。師範代がルー師範代に代わってからだ。
「釈迦堂さんが師範代だったらなーー」
釈迦堂師範代だったら少しは見逃してくれるのに、釈迦堂さんは川神院から破門を言い渡されたらしい。
私はどうしてそうなったのかジジイに問い詰めたが何も答えなかった。
戦えないことは自分のストレスを少しづつ貯めていく。解消するには戦うか、舎弟を苛めるかにして解消をしている。
しかし、今はどちらも出来ない。
「どっかでケンカやってない『おい、おまえ。葵の坊ちゃんだろ。金だしな!金持ちなんだろ~』かなーーー」
と言った終える前にどこかから聞こえてきた。
集中して周りを見てみると、自分と同じか少し年下の男と背が高い男三人おり、男の子が絡まれているということがわかった。
(ラッキーー!)
そのような状況であったが私は嬉しく感じた。しかし、まだ私は手を出せない。その年上の男が手を出していないからだ。
少し見ていると、年下っぽい男が年上の男の手を払った。そして払われた男が怒り、年下っぽいの男の腹にパンチした。
パンチを受けた年下っぽい男は痛がってはいたがまだ意識を失っていないみたいだ。
(よし、行くぞ!これで正当防衛だな)
私は四人の所に駆けていった。
近づいてから、年上の男が年下っぽい男の服を漁り金を抜き取ったらしい。
「かえ…せ、そ…れは私…「うるせぇ!(――――――――ゴッ!)」
年上の男が倒れている年下っぽい男の腹を蹴った。
さすがにやりすぎだ!!と思い
「おい!おまえたち何をしている!」
を声を出していた。
「あぁん?」
年上の男がこちらに向く、倒れていた年下っぽい男はこちらをみて驚いたらしく
「ダ…メだ、こ…っちにきて…は」
と聞こえた。
(ふふ、そのような状態で私を心配するのか。)「……………もう、大丈夫だ」と自分は呟き、年上の男に『気』を集中した。
そして私は素早く移動し、その三人組をボコッた。(年下っぽい男に攻撃した年上の男には両腕両足を折り、残りの二人は一日では動けないくらい殴り続けた)
終わった後、私は年下っぽい男に声をかけた。
「おい、大丈夫か?」
しかし、返事は返ってこない。様子を見てみると気絶しているみたいだった。
「ふう、こいつの家が分からないし、川神院に運ぶしかないか……」
年下っぽい男を背負い私は家(川神院)へ向かった。
「あっ…………、買い物どしよ、まいいか」
Tweet |
|
|
5
|
0
|
追加するフォルダを選択
二話目です……