こんとんとクリスとイザベルは情報屋アニスに向かっていた。
三人はそれぞれ文章を書きながら電車に乗っていた。
こんとんはクリスとイザベルをちらちら見ながら思い出し、自分の文章に書き加えていった。
情報屋アニスの最寄り駅に着くと、三人はそこで降りた。
”イザベル、これから捜査の本拠地に行くので用意して下さい。”
こんとんはクリスがイザベルに掛けた言葉を思い出し、気になりながら、アニスへ向かう。
一体、イザベルの捜査協力とはなんなのか?
アニスに着くと、クリスが先導して残りの二人を建物に入れる。
「ここが情報屋アニスです。イザベル、犯人役を頼みますよ。」
クリスがイザベルに対して言う。
そして、クリスはこんとんに向き直る。
「こんとん、現場検証の犯人役が今決まりました。イザベルです。」
「そ、そうなのですか?」
こんとんはいきなりの決定に困惑する。
それで、こんとんがイザベルの方を向く。
「そのような大役、任せて頂けるのですか?」
困惑するどころか感激していた。
「ええ、どうかよろしくお願いします。」
それはそれとして、三人はティータイムを楽しんでいた。
「これは、いいお茶菓子ですね。」
イザベルが
「それほどでもありませんよ。」
それに対してクリスが謙遜する。
和やかな風景だったが、裏ではたぬきの
「この紅茶おいしい。」
ただ、渦中にいながら、こんとんはほんわかした様子でくつろいでいた。
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