こんとんは、クリスとしばらく談話をしていたが、時計が11:00を指すと荷物をまとめる。
「では、行きましょう。クリス?」
「そうですね。分かりました。・・・行きましょう。」
「電車は何々駅までですね。」
こんとんとクリスは最寄りの駅へと向かう。
二人は駅に着くと、電車に乗って何々駅へと向かう。
クリスにこんとんは、目的地を見せてもらう。
どうやら、今回の取材対象は何々駅前で良いようだ。
電車を出る時に、メモ帳を忘れそうになって焦るこんとん。クリスはどうやら待ってくれたようだ。
何々駅を出る二人。
「先ほどはすみません。クリス。」
こんとんが謝ると、クリスは無言で笑顔を見せる。
次第に二人の間に信頼が生まれて来ているらしい。
それはそうと、二人の目の前に一人の少女が現れる。
手を振るしぐさを見せ、口を開く。
「あ、私は佐藤
どうやら、
近くのカフェにて。
「どうも、よろしくお願いします。」
と彼子が先んじて口を開く。
「どうもこちらこそ、よろしくお願いしますね。」
とクリスの方も返す。
話を進めていくと、どうも最近は彼子とイザベルとの交流は無いらしい。
「ところで、」
彼子が話題を変えるらしい。
「”滝川”っていうイザベルの友達は知ってますか?」
「いえ、初耳です。」
「なら、教えます。彼女の友人は、”太田紀子”・”相馬想音”・私・”滝川”の四人です。」
メモに電話番号を書いて、彼子は”滝川”と連ねてからクリスにメモを渡す。
メモを受け取って、クリスはしばらく考えてから。
「”滝川”の
「いいえ、知りません。」
「ああ、そうでしたか。協力してもらいありがとうございます。」
「こちらこそありがとうございました。」
「ありがとうございました。」とこんとん。
お礼を言って、三人はカフェを出る。お代はクリス持ちだ。
カフェを出た後、彼子と別れる。
その後、こんとんとクリスは談義を行う。
「こんとん、今日は発言が皆無でしたね。どうかしましたか。」
「え、私の出番は特に必要ありませんでしたよ。」
「・・・その、こんとん。通行の邪魔ですよ。」
こんとんが談義を中断して前方を見ると、こんとんより小さい女性がこんとんを見ていた。
「立件は無理だろう。」と女性が唐突に語り出す。
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