〇雪天臨港鉄道

雪天駅から出ている非電化の私鉄である。

もともとが旧国鉄線と雪天港を結ぶ貨物鉄道として設立されたもので、

当初は国鉄などから払い下げられた小型の蒸気機関車やディーゼル機関車が行き来していた。

長らく客車と貨車を一緒の列車に連結していた「混合列車」であったが、1980年ごろから天空市の人口が急増したため

貨物列車と旅客列車を分離することになった。

現在では貨物列車に混じって12両の気動車が小さな路線を行き来している。

〇109-500形

種車は1992年に廃車となったJR九州のオハフ50 272・オハフ50 275で、

元番号の若い順に109-501・109-502として順次改造された。

エンジンは新潟鉄工製のDMF13HZAを1基搭載、台車とトルクコンバーターはキハ58系の廃車発生品を流用した。

冷房装置は機関直結型のバス用クーラーを使用。形式の109形とは「テンクウ」からの語呂合わせで、

ハイフン以下はエンジン出力460PSから十位で四捨五入したもの(450PS以上は500番台となる)。

改造に際して、運行距離が短いためトイレは撤去した。代わってこのスペースには自販機が置かれている。