クリスがアニスに帰った時、既にこんとんは居なかった。

何故なら、明日もまた取材があり、その旨をこんとんに伝えてあるからである。

クリスはこんとんの残していったメモ書きに目を通す。メールにて彼女は返事をこんとんに返す。

簡単に、明日の日時・場所を示す。次に取材の手順をこんとんにさとすように書く。そして、明日の取材の目的を打つ。

加えて

”イザベルは変わった趣味を持っているようで、日本語の詩や歌を朗読するのが良いとか。”

とイザベルの人格に触れる。

クリスはそこで〆の挨拶を記し、メールの内容を確認してから、こんとんに送信する。

明日、こんとんをもてなすためのお菓子とティーカップ・お茶の用意を確認する。そして、アニスを後にした。

自分の部屋へ戻るためである。