愛紗ちゃん達のおかげでようやく私は広間に出た
そこで待っていたのは
眩しすぎる光
その光の中に愛しき人を見つける
桃香
「ご主人様!」
その存在が光の中に消えようとしていた
桃香
「ダメ!いかないで!」
私は必死に声をあげ、腕を伸ばす
ご主人様…いや、一刀様と離れるなんて…
しかし無情にも消えていく愛しき人
私の脳裏に楽しかった思い出が浮かぶ
街の長老さんと話した帰り私をおぶって帰ってくれたこと
その夜、想いを伝え口づけを交わしたこと
他にも一日一日の何気ない会話が頭をよぎる
桃香
「一刀様ー!!」
必死に腕を伸ばす
もう少し…もう少しなのに…
桃香
「ダメだよ…一刀様がいてくれなきゃダメなんだから!!」
瞬間、光の中の一刀様の腕が私に向かって伸びてきた
腕の痛みに構わずその手を伸ばす
桃香
「一刀様ー!!」
その時…互いの手は繋がった
次第に光はその輝きを増し
二人はその光に包まれた
その後、二人は…
桃香
「…みんなにはもう逢えないかもしれない…でも…一刀様と一緒なら、私は…」
木洩れ日の穏やかな光に照らされる桃香と一刀
二人だけの物語はここから始まる
Tweet |
|
|
40
|
2
|
追加するフォルダを選択
真・恋姫の桃香を無印の恋姫†無双のED使用で書いてみました
ようは"もしもシリーズ"ってやつですね
ちなみにこの作品は私が管理人をやっている1ページネタ作品の一つです