風の口の中はお兄さんのモノで塞がっています
これは全部風のモノ
苦い味
ドロリといた感覚
少し無理をしたみたいで口元から少しでてしまいました
『別にそこまで……』
風は首を横にしてお兄さんに言いました
『したいからしただけです』
今のお兄さんは風だけ
だから少しでも近づきたい
それが幻想だとしても……
『じゃ……これも』
ふと、気付くとお兄さんのモノがまた風の前に現れていました
『ふふっ……ワガママなお兄さんです』
そう言いつつも風は口をつけました
『……でも、今度からは他の人に教えてもらってから作ってくださいね~。さすがに、この青汁は苦すぎますから~』
『……うん』
でも苦くても愛情がありますので良しとします
お兄さん
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風と北郷のとある場面