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No.915048
みらくる☆さん
茂昭「私は姪の真奈美を自分の子として育てようとした 純粋な優しさじゃない 自分の懐の深さ、見栄を張りたかったんだ それだけだった そんな軽い気持ちが次第に妻をおかしくしていった。妹と瓜二つな顔
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子ども同士の偶然にも同じ「まなみ」の名前…呪いめいていると言っていた そして精神を病み、体までおかしくなって、身篭っていた子どもを 流産してしまった その負い目も有って、私は彼女に何事も強く言えなくなってしまった そしてあの日... 酷い雨の夜。雷で目が覚めると、横にみどりがいなかった 強いノイローゼだったからね。自殺でも図るのではないかと慌てて探し回ったよ そして外の物置小屋の戸が開いているのを見たんだ 濡れた足跡はあの子の部屋に続いていた。嫌な予感がした 慌てて駆け込むと みどりが切りつけた後だった。今でも目に焼きついている...雷光に照らされる 血まみれの真奈美、私は必死に妻を抑えた 自分の子を殺したのはこいつだと。妻は言った だから私は言ったんだ 君の人生を狂わせたのがこの子なら、殺さずに将来のこの子に対して 同じことをすればいい。と そのほうが苦しむだろうと 本心ではなかった。でもあの場ではああ言うしかなかった!」 茂昭氏はぼろぼろ泣きながら叫んだ 茂昭「重症の真奈美を医者にも診せなかった。傷の出所を聞かれたら! 真奈美がちょっとでも妻の名を口にしたら!私は終わりだ 素人の治療、なのに一命を取り留めてくれた それでも腕に若干の障害が残ったようだった。それを気にしたのか妻は 中学校には行かせずに、真奈美に家の家事を任せるようになったよ 孤独で辛かったに違いない。だがそれは私のせいなんだ あの次の日からぱたりと妻の奇行は止んだ きっとあの言葉が一種の薬になったんだろう これが話したかった事なんだ 彼女は私を恨んでいるだろう 何の罪も無いのに、傷つけ、人生まで狂わせてしまった」 そう言ったまま下を向き、黙ってしまう 1. こいつを殴る 2. 「彼女は貴方を愛しています」 3. 「だったら彼女に謝罪しろよ」
2017-07-22 00:10:50 投稿 / 889×1000ピクセル
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茂昭「私は姪の真奈美を自分の子として育てようとした
純粋な優しさじゃない
自分の懐の深さ、見栄を張りたかったんだ それだけだった
そんな軽い気持ちが次第に妻をおかしくしていった。妹と瓜二つな顔
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