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No.910361
みらくる☆さん
俺は彼女を抱きしめた (こんなに重い物を抱えて、たった一人で…) 俺「……俺は君の事を好きになったんだ。例え君がどんな過去を持っていて どんな傷を負っていたとしても……」
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彼女は堰を切った様に泣いた 拒否されるのが怖かったのだろう 彼女を強く抱くことで 安心させようとした。彼女も俺を強く抱きしめた 俺「そうだ、婚約者がもし外見だけで判断する奴なら破談もあるかもしれない そうなったらここに来ればいい。そうだよ、そうしよう」 落ち着いた彼女が話し始める 真奈美「ありがとうございます でも、婚約者は67歳のおじいさんなんですよ」 俺「えっ!?」 真奈美「びっくりしたでしょう? 祖父と孫くらいの差です 父の取引先の会長さんで、後妻に入る予定なの 半年前に脳梗塞で倒れて、結婚というより介護中心になるって言われました だから 向こうも私の体なんて気にしないでしょう」 その内容に驚いたが、だったら彼女の気持ちはどうなんだろう 嫌なら拒否すれば済む話だ 俺「結婚は、嫌じゃないの?」 真奈美「嫌です!すごい嫌です 貴方といたい!! でも、親は裏切れないんです!身寄りのない私をここまで育ててくれた その恩は、絶対に裏切れない…」 その時、階段を登る音が聞こえてきた 真奈美「きっとキヌちゃんです。私の傷を見たの、凄く気にしてしまって さっきから何度かこっそり様子を見に来てたから 今も大声で泣いちゃったから 聞こえてしまったかな? ...部屋に戻りますね」 服を整えながら笑顔を見せてくれる 真奈美「ここに来てよかったです。ありがとうございます」 こっそり出て行く彼女 とても衝撃的な夜なのに、彼女の人生を少しでも自由にさせてあげること その為に自分が何をしてあげられるか、それで頭が一杯だった 俺はただの滞在先の人間でしかない。今はそれが悔しい 「大丈夫。まだ期限まで2週間以上ある」 自分を納得させ、落ち着かせるように言うと、自然に体が眠りに落ちていく...
2017-06-16 19:53:25 投稿 / 1778×1000ピクセル
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俺は彼女を抱きしめた
(こんなに重い物を抱えて、たった一人で…)
俺「……俺は君の事を好きになったんだ。例え君がどんな過去を持っていて
どんな傷を負っていたとしても……」
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