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No.906478
みらくる☆さん
ここは2階、彼女の部屋の前だ 俺「もしもし、俺だけど」 ドアを軽くノックした
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俺「さっきのことなら気にすることはないよ びしょ濡れだったし、見られたら嫌だし ちょっと機嫌が悪くなったんだよね」 真奈美「…すみません」 俺「気にしてないって それよりそのままだと風邪を引くよ」 様子、絹枝が言ったように元に戻っている。良かった 真奈美「あんなこといってしまって、何と言っていいか ごめんなさい。私は、あの時、自分のこと、嫌な部分 それが知られるのが怖くて、我を忘れてしまって 相手が貴方なのも抜けてしまって、あんな酷いことを...」 俺「詳しくは分らないし、詮索もしない でもね 自分のこと、そういう風に言うのはよくないよ 肉親同士だってちょっとした事で激しく揉めたり 酷い事言ったりするでしょう? 残りの滞在期間、楽しんでよ。明日ドライブ誘うって言ってたし」 するとドアのすぐ向こうから小さなくしゃみがした 「それじゃ俺は部屋に戻るから。髪とかべとべとでしょう。体も冷えてるだろうし お風呂入ったほうがいいかも。キヌにペンのシャンプーとドライヤー任してきたけど もう終わってるかな?」 俺が自室に戻ると、彼女が部屋から出て階段を下りる音が聞こえた でも、一体何が彼女をあそこまで駆り立てたのだろう あんな激昂した彼女を見るのも眼鏡の一件以来だし、理由もなくああなったのは 初めてのことだった 自分には分からない彼女の嫌な部分ってなんだろうか? そして それに対して自分は何かしてあげられるだろうか? 彼女と自分はただの同居人で、彼女の身の上もあって、この距離は縮まらないのだ それでも、自分にできる限りのことはしてあげたいと、強く思ったのだった
2017-05-20 23:14:00 投稿 / 1778×1000ピクセル
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ここは2階、彼女の部屋の前だ
俺「もしもし、俺だけど」
ドアを軽くノックした
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