No.906364

鉄道唱歌2017・中央線の巻(東京~小淵沢・中央東線)

古淵工機さん

作詞:福山寿久・古淵工機
作曲:福山直秋

3年ぶりに帰ってきた「現代版鉄道唱歌」シリーズ!
今回は中央線を歌い上げます…が、ほとんど停車場が変わっていないこともあり微妙なアレンジに。

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2017-05-20 00:34:24 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:987   閲覧ユーザー数:978

1.東京駅(とうきょうえき)の駅舎なる 赤き煉瓦(れんが)をあとにして

 神田(かんだ)をすぎて明神(みょうじん)を 眺めつとまる御茶ノ水(おちゃのみず)

 

2.水道橋(すいどうばし)をうちすぎて はや時の間に飯田橋(いいだばし)

  靖国ちかき市ヶ谷(いちがや)を すぐればはやも四ツ谷(よつや)

 

3.東宮御所の壮観を 仰げばやがて信濃町(しなのまち)

 御苑(みその)(はた)を走りなば 将棋に名を得し千駄ヶ谷(せんだがや)

 

4.代々木(よよぎ)をあとにかえりみて つけば新宿(しんじゅく)副都心

 南は品川(しながわ)東海道(とうかいどう) 北は赤羽(あかばね)東北線(とうほくせん)

 

5.大久保(おおくぼ)中野(なかの)は学生街 家光(いえみつ)ゆかりの高円寺(こうえんじ)

 阿佐ヶ谷(あさがや)荻窪(おぎくぼ)吉祥寺(きちじょうじ) すぎれば三鷹(みたか)の公園地

 

6.(さかい)すぐれば国分寺(こくぶんじ) 次なる駅の国立(くにたち)

 おりて歩かば程ちかき 鉄道技術の研究所

 

7.青梅(おうめ)奥多摩(おくたま)行く人の 袂を分つ立川(たちかわ)

  手作りさらす多摩川は 都潤す要なり

 

8.日野(ひの)豊田(とよだ)もうちすぎて ゆけば武蔵の八王子(はちおうじ)

 織物業に名を得しも 今や屈指の商業地

9.色浅からぬ浅川(あさかわ)の ほとりに近き高尾駅(たかおえき)

 紅葉林(もみじばやし)に日は落ちて 草より月も出で入りき

 

10.山の()近き相模湖(さがみこ)も 越ゆれば雲の上野原(うえのはら)

 四方津(しおつ)の嶺は我々(がが)として 翼をかえす鳥沢(とりさわ)

 

11.五百里の山は深けれど 人住む里はうち(ひら)

  南北都留(つる)の両郡は 甲斐絹織の名産地

 

12. 玉なす水の桂川(かつらがわ) かかるや猿橋(さるはし)虹のごと

 大月(おおつき)よりぞ別るるは 山麓電気の(みち)ぞかし

 

13.いで武士(もののふ)の初狩に 手向けし征箭(そや)のあとふりて

  矢立の杉も神さびし 笹子の山の峠路や

 

14.横に貫くトンネルは 一万五千(マイル)あり

  徒歩(かち)にて越えしは昔にて 居ながら通る気楽さよ

 

15.武運尽きたる武田氏が 重囲(ちょうい)の中に陥りし

  天目山(てんもくさん)を訪うならば 降るるはここよ大和駅(やまとえき)

 

16.海の幸ある塩山(えんざん)温泉(いでゆ)に遊ぶ夕間ぐれ

  晩鐘ひびく恵林寺(えりんじ)夢窓国師(むそうこくし)の大伽藍(がらん)

 

17.次なる駅は山梨市(やまなしし) ここぞ葡萄(ぶどう)の産地なり

  春日居(かすがい)すぎて進みなば 蛍といで湯の石和町(いさわまち)

 

18.かしこき宮の酒折(さかおり)を すぎればはやも甲府駅(こうふえき)

  甲州一の大都会 山梨県庁ここにあり

19.杖曳く園に(そび)ゆるは 昔ながらの天守閣

  武田信玄(おこ)りしと いわれし寺は大泉寺(だいせんじ)

 

20.御嶽(みたけ)詣での新道に 覚円峰(かくえんぼう)仙蛾滝(せんがたき)

  神工鬼斧(しんこうきふ)の勝景を 探る旅客ぞ日に多き

 

21.南へ分かつ鉄道は 下部(しもべ)身延(みのぶ)に至りたり

  はては駿河(するが)富士宮(ふじのみや) 田子の浦(たごのうら)へもただ一路

 

22.煙草(たばこ)の産地竜王(りゅうおう)韮崎(にらさき)駅の車窓より

  新府(しんぷ)(あと)(とむら)いつ 登る日野春(ひのはる)小淵沢(こぶちざわ)

 

 


 
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