No.905647

SAO~黒を冠する戦士たち~ 英雄外伝 第18話 集う者たち その2

グルメ96さん

どうも、グルメです。

だいぶ空いてしまいました、すいません。リアルが忙しくてなかなか投稿ができませんでした。

さて、気を取り直して今回のお話しはヒロイン組の登場です。

続きを表示

2017-05-14 21:53:19 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:757   閲覧ユーザー数:749

 

 

 

 

 

第18話 集う者達 その2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前さんは・・」

 

「この前のことを謝ってもらうぞゼウス!」

 

「この前? はて・・・おたくらに何かしたかな。」

 

赤いチャイナ風のドレスを着た少女はいきなり謝るように迫ってきた。ゼウスもいきなりのことで戸惑うも最近のことで’彼女ら‘に何か関わったのか振り返るも心当たりは見当たらなかった。

 

「また、何かやらかしたのかゼウス?」

 

どこか呆れた様子を見せるコウスケはゼウスに話しかけた。

 

「俺は、何もしてないぞコウスケ。」

 

「・・・・信用したいのは山々だが」

 

「この手のことは信用が難しいですかね。」

 

「イタズラ、ドンパチ騒動はもちろん、セクハラ発言を頻繁にするゼウスだからね(ニッコリ)」

 

「お前ら容赦なくはっきり言うよな。というか最後ジュンイチ! 中身のSっ気が出かけているぞ、年上の俺をいじるな!」

 

「おっと、失礼。」

 

「まったく・・。」

 

ゼウスとこの三人組に先輩と後輩という壁はない。3人は口ではああ言っていたがお互い信頼しているからできる会話なのだ。ゼウスもまたこのことで咎めることなくむしろ楽しんでいるのだった。

 

「話を逸らすな! ゼウス、この前角からいきなり現れたからレンファ様が倒れそうになったのだぞ。」

 

「倒れそうにって・・・・う~ん、ここ最近レンファと絡んだつもりはない・・・って一昨日の時にもしかして走っていた時か?」

 

「それだ、この出来事も一昨日の話しだからな。」

 

ここ最近の出来事を振り返るゼウス、クレームをつけている少女と被害にあった子とはしばらく会ってない直接的に関わってないとなると、考えられるのは一昨日の出来事で町中走っている時のことだと思った。クレームの少女も一昨日の出来事だと話して合点があった。

 

そうなるとゼウスも自分の非を認めて、

 

「あ~~そりゃあすまなかったな、何せこっちも必死に逃げていたからな。他に気が回る余裕がなくて・・。」

 

素直に目の前の少女に謝るのだった。だが少女は自分に対して謝罪を求めているわけではないので・・・

 

「私に謝ってどうする!レンファ様に謝れと言っている」

 

まぁ、こうなるわけだった。

 

「あ~~わりぃ~(めんどくせぇ~な)」

 

心の中で本音が漏れる。実際に口にするとさらにめんどくさくなるので絶対口にしないようにしていた。

 

「「「(これは長引くな・・)」」」

 

「・・・・・・・・。」

 

この様子を見てそう思う3人、エドも助け舟を出すことなく様子を見守るのだった。

 

「まったくお前はいつもいつも、どうして周りを巻き込むのだ? 少しは「あっ、いたいた。探しましたよ。」むっ?」

 

長い説教が始まろうかとした矢先、遮る声が聞こえてきた。

 

「アヤか・・。」

 

「もうシュンさん。『飲み物を買いに行く』って言って待っていても全然帰ってこないから探しましたよ。」

 

そう言ってやってきたのは茶色のようなチャイナ服を着て丸眼鏡をつけたアヤと呼ばれる少女だった。

 

「しまった、レンファ様に渡す飲み物を買うのを忘れていた、今すぐ買いに行かねば!」

 

ここでようやく本来の目的を思い出すシュンはこの場を離れようとしたら、

 

「もういいわよ。あなたの分も含めて買ってきたから。」

 

そう言ってアヤの後ろからやってきたのはピンクに髪色を染め、赤を基調とした装備に身を包んでいる少女で彼女こそがレンファであり、シュンがゼウスに対して謝るようにと言っている人物である。

 

「申し訳ございません、レンファ様。ゼウスを見つけたもんですから・・・つい。」

 

「もう、その事はいいって言ったじゃない。私もそれ程気にしてないし。」

 

「ですが」とどこか納得してないかのようにシュンが言ったときアヤがすかさず、

 

「まぁまぁ、もういいんじゃないです? レンファ様もこう言ってわけですし・・・この話は流したらどうでしょか?」

 

「・・・・・・・わかりました。」

 

そう言ってゼウスから離れレンファの近くによるのだった。逆にレンファがゼウスの近くによってきた。

 

「ごめんなさいね、迷惑かけてしまって。」

 

「いいや、気にすんな、俺の方も悪かったな。当たらなかったとはいえ、危ない目合わせて。」

 

レンファはシュンのことに対してゼウスは一昨日のぶつかりそうになったことを謝るのだった。

 

「ところでゼウスはもここにいるということは、キリトの応援に?」

 

「まぁ、応援っていうよりも、面白いものが見れるかなと思って来ただけだ。」

 

「あなたらしいわね。」

 

ゼウスの行動元を知っているためどこか納得するレンファ。

 

「そんでもって、今からコイツらと会場に行こうとしていたところだ。」

 

親指で後ろを指すとレンファ、アヤ、シュンがよく知っている顔ぶれがそこにはいるのだった。

 

「よう! レンファ久しぶり。」

 

「あっ、コウ。久しぶり。」

 

「どうもアヤさん、お久しぶりですね。」

 

「あ~えっと///・・・お久しぶりですケンタさん////」

 

「やぁ、久しいねシュン。相も変わらず可憐だね。」

 

「フン、要らぬお世辞を・・・。」

 

三人衆達はそれぞれ顔を知っている三人に挨拶を交わし始めた。

 

 

 

彼女達レンファ、アヤ、シュンの三人は攻略組のプレイヤーであり、いつも三人で行動をしている。特にこの三人の中でのまとめ役のレンファは’アイングラットの5本の指に入る‘と言われている女性プレイヤーでありKoBの副団長と同じくらい人気を持っていると言われている。もちろん、美貌だけでなくひとたび剣を抜けば例えそれがモンスター、プレイヤーであろう果敢に挑み、苛烈に攻める。その姿から虎を連想させ、いつしか’’紅虎‘‘と呼ばれるようになった。(当の本人はこの呼び名は好んでない模様)黒田三人衆とはこのアイングラットで出会い、お互い掛け替えのない存在ととなっている。

どのような経緯を得て知り合ったかは、また別の機会で話すとしよう。

 

「(そういや、まだ、黒田三人衆(コイツら)から紅虎達(レンファ達)と付き合っていること聞いてないな・・。」

 

ゼウスの前で話しに華を咲かせる黒田三人衆達(コウスケ達)と紅虎達(レンファ達)。もう、お互い良い所までいっているのだか、あともう一歩お互いに踏み出せずにいる状態だ。「早く、くっつかないもんかね~」とそんなことを思いながら見守っていると。

 

「俺達、完全に蚊帳の外だな・・」

 

エドがいつの間にかゼウスの横に立っており周りに聞こえないように話し始めた。

 

「中に入りたいのか?」

 

「いや、別に・・・・輪の中に入って会話するのは得意ではない。」

 

「そっか。」

 

ゼウスはそう言って黒田三人衆とレンファ達の様子を眺めている。

 

これから先、この少年少女達はこの理不尽な世界でどのように困難を乗り越え成長し、そしてお互い愛を育むか。それを見守る立場も面白いなと思う自分がいる、そして何より、

 

「(羨ましいものだな・・・好きな想い人との時間がどれだけ心が癒されるか・・俺にはもう、無理な話しだが・・・。)」

 

ふと思い出す昔のことを・・・ある任務地で知り合った彼女のことを、僅かな時間しか一緒にいることしか出来なかったが、数少ない良い思い出の一つだ。悔やむとしたら、その時の自分には’’あるもの‘‘がなかったことぐらいだ。それがあればもっと多くの彼女の姿を見れたのではないかと今でもそう思う時があるのだ。

 

「・・・・・おい、大丈夫か?」

 

黙り込むゼウスを見かねたのか、エドが声をかけた。それと同時に我に返ったゼウス。

 

「ん? ああ・・・大丈夫。少し考えことをしてただけだ。」

 

「そうか・・・それはそうと、本来の目的を忘れてないか? 時間はまだ余裕があるが・・。」

 

「そうだった。こんな所で立ち往生している場合じゃあなかったな。」

 

うっかり目的を忘れる所だったゼウス。コウスケ、レンファ達の方はまだ自分達の世界に入っていたのでいい加減止めることにした。

 

「お~い、こんな所でずっとイチャコラしてないで行くぞ!」

 

「「「イチャコラ(してません)(するか!)」」」

 

声を揃えて言うがシュンだけは少し強気で否定的なように聞こえ、ジュンイチは肯定なのか声を出さなかった。

 

ゼウスは話しが止まったことを確認すると、会場に向かい歩き出した。エドもそれに続いた。

 

「行こうぜ、レンファ。」

 

「ええ、コウ」

 

ゼウスの後に続くようにコウが歩き出し、その横にレンファが並んだ。ケンタ、ジュンイチ、アヤ、シュンもそれに続いて歩き出した。そしてケンタ、ジュンイチの隣には想いを寄せるアヤ、シュンが立っているのだった。

 

 

 

 

 

Tobecontnued…

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

 

第18話いかがだったでしょうか?まずはすいません、約1ヶ月も間が空いてしまって。

仕事で多忙な時もあれば、小説の見直しや登場キャラの設定見直し、そして武装少女マキャヴェリズムにどっぷりハマって古流武術の動画を見る日々・・・・いや、本当すいません。

 

さて、今回のお話しでようやくヒロインの登場です。イメージ容姿はもちろん、恋姫無双シリーズから孫権(cv櫻井浩美)、呂蒙(cv水橋かおり)、甘寧(cv田中涼子 )になっています。

プレイヤー名も真名をもじっていたりします。主として恋姫無双シリーズで一番好きなキャラと言えばやはり孫権ですね。ツンデレからのデレデレはたまりませんね。

あとの呂蒙と甘寧は取り巻きとしてピッタリかなと思って登場させています、原作と一緒にですかね。

 

 

さて次回は、黒田三人衆とレンファ達のキャラ紹介を投稿したいと思います。

 

 

それではこのへんで、ではまた・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主「あっ、ちなみにレンファ達の容姿は一緒だけど服装とかの露出は控えているからな。胸当てとか膝当て、スパッツとか履いているって考えてもらったら良いかな。」

 

ゼウス・アオバ「ガーーーーーン(゚Д゚;)」

 

主「ガーンじゃあないよ! あんな衣装で出られたら攻略何かできるか!」

 

レンファ「もう///バカなこと言わないでよ////」

 

アヤ「あわわわ///」

 

シュン「・・・/////(無言で曲刀に手をかけようとする)」

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択