1 空っぽの席の君
ザーっと大きな音を立てて降る雨。
先生の声もかき消される。
僕はまた今日も誰も座っていない席を見つめている。
僕はまだこの席に座っている君を見たことがない。
どんな性格しているのか、
どんな顔をしているのか・・・・
いや、顔はなんとなく女の子に聞いたことがある。
かっこいい・・・って。
不登校の癖に女の子に人気がある君。
お金持ちだってことは知ってる。
だから、君は人気があるのかな?
顔がいいから?
お金を持っているから?
フツウならこんなに気になるものじゃない。
だたの不登校じゃないか。
不登校の奴なんて学校に1人や2人はいる。
なぜ僕はこんなに君が気になるのだろう・・・。
つづく
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正反対なシロとクロのほのぼの青春ストーリー