No.90053

真恋姫無双~天より舞い降りし虎の子・呉√4

karasuさん

投稿です
もう心が折れそうです
生暖かい目で見てください

2009-08-16 19:31:18 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:39734   閲覧ユーザー数:24204

この作品はキャラ設定が崩壊しています原作重視の方はご注意ください

時代背景がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

それでもいいかたはどうぞ

一刀が一騎打ちをしてから月日は流れていた

長沙の街は一刀の未来の知恵を冥琳や穏、亜莎が吟味を行い修正を加えて実行。

その効果は見る見るうちに出てきて今では大陸の中でも一、二を争うほどの賑やかさになっていた

そして一刀は街の警邏隊の隊長として「気軽に話せてとても優しい天の御使い」として人気がでてきた

(特に女性中心)のであった。

陽蓮拠点

 

陽蓮は退屈そうに城内をぶらついていた

陽蓮「街にでも行ってみるか」

そうつぶやくと街に向かった、その道中商人が門兵と話しているのを見つけた陽蓮は声をかけた

陽蓮「どうしたんだ?」

門兵「これは、孫堅様、実はこの者が孫策様に届けものがあると言っておるのです」

陽蓮「そうか、ちなみにその品を俺に見せてくれないか?」

商人「へぇ、かまいませんよ」

商人はそう言って紙袋の中身を見せた

陽蓮「!!!!!!!」

それを見た刹那、陽蓮は体に電気が走ったような感じがしたそして…

陽蓮「ふむ、ではこれは俺が預かっておこう、孫策に渡せばいいんだろ」

商人「本当ですか!孫堅様なら安心だ、お任せします」

そう言って商人は街に戻り、陽蓮は城に戻っていった…その顔には邪悪な微笑が浮かんでいた

 

一刀の部屋

一刀「ふぅ~終わった~」

一刀はその日の政務(冥琳に押し付けられた)を終わらせていた

一刀「腹減ったな…厨房いくか…」

そうつぶやきながら部屋を出た、そして城内を歩いていると

陽蓮「一刀~~~!!!」

一刀「な、なに!」

陽蓮「こっちこい!!」

一刀「え、ちょっと待って、俺の飯~!」

そう叫びながら一刀は陽蓮に引きずられていった

 

陽蓮の部屋

陽蓮「頼む!このとうりだ!今日一日だけ俺の言うことをきいてくれ」

一刀を部屋に連れ込んでから陽蓮はずっと頼み続けた、最初のほうこそ飯をおあずけにされたので不機嫌だった一刀も

陽蓮の態度にただ事ではないのでは?と感じ始めた

一刀「わ、わかった、今日一日言うこときくから、顔を上げてよ」

そういった瞬間陽蓮は顔を上げた、その顔には邪悪な微笑が浮かんでいた

陽蓮「フフフ、言ったな、ではさっそく…」

そう言いながら陽蓮は一刀に紙袋を渡した

陽蓮「その中に入ってるやつを着てくれ」

一刀「陽蓮さん…コレハナンデスカ…」

陽蓮「いいから早く着ろよ、言うこときくんだろ」

一刀(謀られた!!!)

陽蓮「それとも俺がお着替えさせてやろうか??」

一刀「わ、わかった、着るから!ちょっと出ててよ」

陽蓮「わかった………クックック」

そう言って陽蓮は部屋を出た

 

 

陽蓮「終わったか~」

一刀「あぁ…終わったよ…」

陽蓮が部屋に入ると一刀は聞いてきた

一刀「ど、どうかな変じゃないかな///」

そういいながらクルリと一回転してはにかみながら陽蓮を見上げた

陽蓮「………………………ブフゥ!!」←HA☆NA☆JI

一刀「陽蓮!大丈夫!?」

陽蓮「あぁ、大丈夫だ、少し想像以上の破壊力だった…」

一刀「それにしてもこの服どうしたの?」

一刀の着ている服はメイド服だった(月達が着ていたようなのをイメージしてください)それに、猫耳、尻尾もついてきた

そんな衣装に着た一刀はなんの説明もなければ女の子として見られてもおかしくないほどだった

陽蓮「あぁそれは…」

陽蓮はさっきあった出来事を説明した

一刀「なるほどね、もう満足した?さすがにずっとこの格好してると恥ずかしいんだけど…」

陽蓮「そんなことより、一刀はさっきどこに行こうとしてたんだ?」

一刀「腹減ったから厨房にいってなんかもらおうかなと」

陽蓮「そっか、じゃあ厨房にいくぞ」ニヤニヤ

一刀「あの…陽蓮さん…ちなみに着替えたてはだめでしょうか」

陽蓮「ダメに決まってるだろ、今日一日はそのままだ」

満開の笑顔で陽蓮は言った、その顔を見て一刀は諦めた

そして二人は厨房に向かった。

二人が厨房に向かっていると

雪蓮「母さ~ん」

祭「お~い陽蓮どの~」

陽蓮「雪蓮に祭か…行くぞ一刀」

一刀はなにも言うことなくついて行った

雪蓮「どうしたの母さん、妙に機嫌よさそうだけど」

陽蓮「いや、なんでもないさ…それより二人はこんな真昼間から酒盛りか」

祭「おう!陽蓮殿もいかがかな」

陽蓮「いや、おれは遠慮しとこう」

雪蓮「ねぇ、さっきから気になってたんだけどその子誰??」

陽蓮「おぉ!こいつか、こいつは今日一日おれの付き人をやってるんだ、自己紹介しろ」ニヤニヤ

一刀「今日一日陽蓮様の付き人をやらせていただいております北郷一刀です。」

雪蓮&祭「「ブーーーーー!!」」

二人は盛大に酒をふきだした

一刀「うわぁ!二人とも大丈夫!?」

祭「だ、大丈夫じゃ、それよりも…」

雪蓮「一刀…似合ってるわね…」

一刀「そ、そうか///」

そう言って一刀は頬を照れ笑いを浮かべた

雪蓮&祭「「………………………ブフゥ!!」」←HA★NA★JI

陽蓮「はっはっは!一刀厨房に行くぞ」

一刀「えっ!陽蓮!ご、ごめんね二人とも!また今度」

そう言って一刀は陽蓮に連れて行かれた

祭「すごい破壊力じゃったな…」

雪蓮「えぇ、今日ほど一刀を下僕にしたいと思った日はないわね」

二人はさっきの一刀の姿を肴に酒を飲み始めた

陽蓮と一刀は厨房についた、そこには小蓮・穏・亜莎・明命の4人がいた

その4人を見つけた陽蓮は一刀になにかを言うと4人の下に向かった

陽蓮「おぉ、小蓮に穏、亜莎、明命、みんなで食事か?」

穏「はい~そうですよ~、陽蓮様もですか~??」

陽蓮「まぁそんなところだ」

陽蓮の答えに穏が首をかしげていると

明命「ところでそこのかわいいお猫様は誰ですか?」

小蓮「あ~それシャオも気になる、着てる服も見たことないし」

亜莎「もしかして…一刀様ですか」

陽蓮「お!よくわかったな亜莎、ほれ一刀挨拶しろ」

一刀はそう言われるとさきほど陽蓮に耳打ちされた内容を実行した

一刀「に、にゃ~////」

穏&亜莎「「………………………(ツゥー)」」←固まったままHA☆NA★JIを流している

そして残りの二人は

小蓮「一刀~♪かわいすぎる~」

明命「お猫様~♪」

そう言いながら前後から一刀をはさみHA★NA☆JIを垂らしながら頬ずりしていた

二人が落ち着いたころ陽蓮は4人の反応に満足したように頷き

陽蓮「さぁ一刀よ、つぎに向かうぞ」

一刀「ちょっと待ってよ陽蓮!俺まだ飯食べてない!」

陽蓮がそんな言葉に耳を貸すはずもなく一刀はつれてかれた

穏「いや~おもわず言葉を失っちゃいましたよ~」

小蓮「これは母さんに一本とられた気がする」

亜莎「ぽ~~~~//////」

明命「亜莎!帰ってくるです!」

そんな4人の食事の話題が尽きることはなかった

陽蓮と一刀は中庭の一角にある休憩所にきていた

そこに蓮華・思春・冥琳の3人が近づいた

蓮華「おや、母様じゃないですか、こんなところで会うなんてめづらしいですね」

陽蓮「なにおれもたまには静かにしたいときがあるんだよ、なぁ一刀」

そういう陽蓮につられ3人も目線を一刀に移すがそこにはかわいらしい衣装を着た一刀がおり

蓮華「ほんとうにかず…と…」

冥琳「一刀なのか…」

思春「……(ツゥー)」

蓮華と冥琳は自分の目を疑い思春は黙ったままHA☆NA☆JIをたらしていた

一刀「なんかへんかな…///」

もじもじしながら一刀は三人に聞いた

蓮華&冥琳「「ブフゥ!!」」

思春「………(クラァ)」

一刀「おい!、大丈夫か思春!」

思春「あぁ…なんとか…」

陽蓮「ぶはははは!!いやぁいいもんが見れた、さぁ一刀帰るぞ」

そう言って陽蓮は一刀をつれて自分の部屋に帰っていった

冥琳「HANAJIが止まりません…」

蓮華「私もよ…今日はもう部屋に戻るわ…」

思春「すいません蓮華様…私も今日はもう戻らせていただきます」

蓮華「かまわないわよ…」

そう言うと3人は部屋に戻っていった

 

陽蓮の部屋

陽蓮「今日はたのしかったな一刀!」

一刀「じゃあもう戻っていいよね」

陽蓮「ん、なに言ってんだ、まだおれが楽しんでないじゃないか」

そう言いながら陽蓮は一刀に迫る

一刀「にゃあ~~~~~~~~~~!!!」

その次の日の朝議に陽蓮はツヤツヤ顔で出てきて一刀はゲッソリしていた

その様子を皆に問いただされた一刀は一言

一刀「江東の虎は伊達じゃない」と言っていたらしい

雪蓮拠点

 

その日雪蓮は一刀と一緒に街にでていた

雪蓮「一刀のほうから誘ってくれるなんてめずらしいわね」

一刀「うん、きょうは雪蓮に渡したいものがあってさ」

雪蓮「そうなの?ねぇそれみせてよ」

一刀「まだダメだよ、後でちゃんと渡すよ、まずは街を見てまわろう」

雪蓮「一刀がそういうならしかたないか、それじゃ行きましょうか」

一刀と雪蓮はいろんなところに行ったその間2人の会話が途切れることはなかった

気がつけば日は沈み始め2人は城に戻ろうとしていた、そこで一刀が

一刀「はい、雪蓮。これはいつも世話になってる雪蓮へのお礼」

そういって一刀は雪蓮に指輪を手渡す、その指輪には虎の彫刻が施されていた

雪蓮「ありがと、でも大きすぎじゃない」

一刀「指の大きさがわからなかったからね、そのかわりに」

そう言って雪蓮から指輪を受け取り背後に回りネックレスのように雪蓮の首につけた

一刀「これなら問題ないでしょ」

雪蓮「うん、ありがと。これは私からもお礼しなきゃね」

一刀「別にお礼なんかいらないよ」

雪蓮「いいから、今日の夜私の部屋の来て」

一刀「???、わかった」

その夜

一刀「雪蓮~きたよ~」

雪蓮「入ってきていいよ~」

一刀は部屋に入った、室内は真っ暗で何も見えなかった

雪蓮「いただきま~す♪」

そんな声とともに雪蓮が襲い掛かった

その夜雪蓮の部屋からは一夜中喘ぎ声が聞こえてきた

冥琳拠点

 

木陰の下に一刀はいた

一刀「ふぅ~ひと休み入れるか」

一刀は読んでいた本を横に置き欠伸をした

一刀「昨日は祭さんに付き合って飲んだからさすがに眠いや…寝るか」

そう言うと一刀はその場で横になり眠りについた

冥琳「おやおや、誰かと思えば一刀か」

冥琳は木陰で眠る一刀の横に腰を下ろしその寝顔を見つめた

一刀「…………zzz」

冥琳「…………(ぷに)」←一刀の頬をつついている

一刀「うみゅ……zzz」

冥琳「おぉ!…(ぷにぷに)」←目をキラキラ輝かせている

一刀「ふみゅ~…zzz」

冥琳「ブフゥ!…(ぷにぷにぷに)」←HANAJIが出ても続けてる

一刀「ん………………んんぅ」

冥琳「(ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに)」←目にもとまらぬ速さでつついている

一刀「痛たたたたたたた!、って冥琳、HANAJI垂らしながらなにやってるの…」

冥琳「いやなに、寝ているお前があまりにもかわいいからな」

一刀「////…そ、そうだ冥琳、このあいだなんだけど…」

その後2人は他愛のない会話を楽しみ

一刀「それじゃ、また今度冥琳」

冥琳「あぁ、またな一刀」

そういって一刀はその場をあとにした

冥琳「これは、雪蓮たちに報告しなければ…」

その後、呉の将軍の中では寝ている一刀がブームになった

???拠点

街を2人の女の子が歩いていた

???「あれは一刀様?」

そうつぶやいた女の子の視線の先では一刀が街の子供たちと一緒に遊んでいる

???「やはりあの人にはああいう姿の方が似合な」

もう1人の女の子が言う

???「えぇ、そうですね、いきますか??」

???「あたりまえだろ、お前だっていきたいだろ」

???「えぇもちろんです」

そう言って2人の女の子は一刀に近づく

一刀「みんな、ちょっと休ませてくれよ」

少年「しかたないなぁ~ちょっとだけだよ」

一刀「はは、ありがと」

一刀は近くの椅子に腰掛けた

???「おつかれさまです一刀様」

???「よっ一刀、お疲れさん」

一刀「あぁ、薫に琥珀か、こんなところでどうしたの」

薫「私たちは散歩をしていたんですよ」

そう言いながら一刀の左正面の椅子に座ったのは諸葛謹、真名は薫

琥珀「そしたら一刀を見つけたからさ」

そして一刀の右正面に座ったのが賀斉、真名は琥珀

一刀はそんな2人が仕官してきた時の事を思い出していた

この2人が仕官してきたのは雪蓮と一刀の一騎打ちが行われた次の日だった

それは何の変哲もないもので終わるはずだった…陽蓮の一言がなければ

陽蓮「っで、2人が仕官してきた本当の理由はなんだ??」

その言葉に薫と琥珀以外の全員は首をかしげていた、そして薫と琥珀の2人は声をそろえてこう答えた

薫&琥珀「「呉に仕官すれば一刀様の妻になれると聞いたからです!!」」

そう答える2人の目は真剣そのものであった

その答えに陽蓮は大笑いし、ほかの面々は唖然としていた

そんな中、薫と琥珀は一刀の前に立ち

薫&琥珀「「これからよろしくお願いしますだんな様」」

そう言って一刀の頬に軽い口づけをした

その後、雪蓮・小蓮・思春が自分も口付けしようと一刀を追い回したりした

一刀(あのときは大変だったな~みんな目が怖かった…)

薫「どうされました一刀様??」

一刀「いや、2人が仕官してきた時の事を思い出しててね」

薫「/////」

琥珀「あんときは大変だったな~まぁ見てるこっちは楽しかったけどな」

一刀「冗談じゃないよ、2人はいつまでもだんな様って呼ぶから皆からすごい目で睨まれるし」

そう、ついこの間まで2人は一刀のことをだんな様と呼んでいたのだ、そう呼ばれるたびに一刀は身の危険を感じ

なんとか2人を説得した

そんなことを話していると1人の少女が一刀のひざの上に座った

薫&琥珀「「むっ!!」」

それを見ていた2人の機嫌が明らかに変わった

一刀はそんな2人に気づかず少女を撫でていると2人は一刀の隣に席ごと移動してきた

一刀「どうしたの2人とも」

薫「いえ、一刀様はおきになさらず」

琥珀「そうそう、一刀は何も気にするな」

そう言いながら2人は一刀と腕を組みもたれかかった

一刀「あの~お2人さん??」

その問いに答えるものはなく

一刀「とほほ………」

こうして一刀の休日は終わった

大喬・小喬拠点

一刀「2喬の保護??」

この日一刀は陽蓮に呼ばれ玉座に来ていた

陽蓮「あぁ、噂ぐらい聞いたことあるだろ」

一刀「まぁ一応は、歌と踊りのうまい美人な双子ってきてるよ」

陽蓮「そうだ、その2人の面倒を見ている者が先日来てな」

一刀「でもなんで保護を??」

陽蓮「毎日、毎日、男どもが求婚しに来るらしいんだ、それだけならいいんだが中には脅迫まがいの

   ことをするやつもいるらしくてな」

一刀「理由はわかったけど、それなら男の俺が行くのはまずいんじゃないか」

陽蓮「俺もそう思ったんだが、他に手の空いている奴がいなくてな、まぁ無理なようだったら戻ってきてくれ

   代わりのものを送るから」

一刀「わかった、じゃあ行ってくるよ」

陽蓮「たのんだぞ」

それから数日後一刀は森の中を歩いていた

一刀「この辺にあるはずなんだけどな~」

一刀は陽蓮に2喬がいると言われたあたりにいた

一刀「もしかして間違ってるのかな~」

そんなことをいいながら歩いていた一刀は少し拓けた場所に出た、その中央には巨大な樹が一本そびえたっていた

一刀「うわ~綺麗な場所だな、ちょっと休んでいくか」

そう言って一刀は巨木の下に腰掛けた

一刀「そうだ!こんなときこそあれだな!」

そう言いながら一刀が取り出したのは笛、これは一刀がこっちの世界に来てから趣味として始めたものであるが

その腕は確かなもので冥琳が

冥琳「それだけできるのなら旅芸人としても食っていけたかもな」と

言うほどである

一刀「ふぅ~、よし!」

一刀は一度深呼吸をして、ゆっくりと笛を吹き始めた

その音につられるように動物たちが集まってきた、その中には一刀がこっちの世界に来たときに一緒に寝ていた

3匹の親子虎の姿もあった、あの時はさほど大きくなかった子虎も今ではしっかりとした体格になっていた

そんな子虎は一刀の膝を枕代わりに寝息を立て始め、親虎は一刀によりかかるようにしている

一刀はその姿に最初こそ驚いていたもののすぐに落ち着きまた笛に集中していった

そんな一刀から少し離れた場所で2人の少女は木の実を集めていた、そんなところに笛の音が聞こえてきた

大喬「なんの音かな小喬ちゃん?」そうたずねるのは大喬

小喬「笛かな?こんなところで笛を吹くなんて珍しい奴もいるものね」

大喬「ねぇ小喬ちゃん」

そう言う大喬の目は期待に満ちていた

小喬「はぁ~しょうがないな~遠くから見るだけだからね」

そう言って笛の音がするほうへ2人は歩き出した

一刀のもとにたどり着いたときに2人は

大喬&小喬「「綺麗…」」

そうつぶやいていた、2人の前で笛を吹く男の服は日の光を反射して輝き、そのまわりには数多くの動物たちがおり

そこだけ一つの絵のようだった

2人は吸い込まれるように動物たちの輪に入り一刀の笛に聞いていた

そして一刀の笛の音が止まると親子虎以外の動物たちはゆっくりと森の中に戻っていった

その場にいるのは爆睡している親子虎と2喬そして一刀の3人と3匹のみ、そんな中大喬が一刀に話しかけた

大喬「すごく上手ですね、旅芸人の方ですか?」

一刀「いや違うよ、ここには仕事で来てるんだ」

大喬「どんな仕事ですか」

一刀「え~とね、2喬って呼ばれてる女の子2人が困ってるから保護してほしいって俺の主が頼まれたらしくてね

   俺がその2人の説得に来たんだけど、どこにいるのかわからなくてさ」

その言葉を聴いた瞬間2人はとても驚いていた

小喬「失礼じゃなかったら、名前を教えてくれない」

一刀「北郷一刀だよ」

小喬「北郷一刀ってあの天の御使いとか言う?」

一刀「そう呼ばれることもあるかな、まぁ本当の俺はそんなたいしたことないんだけどね」

その言葉に2人はさらに驚いた。

一刀「ところで、2人の名前を教えてもらってもいいかな」

大喬「大喬です」

小喬「小喬よ」

今度は一刀が驚いた

一刀「じゃあ2人が噂の…」

小喬「まぁどんな噂かはどうでもいいけど、でさっきの話なんだけど…」

一刀「うん、どうだろう、決して悪い話じゃないと思うんだけど」

小喬「まぁそうね、でも条件があるわ」

一刀「なにかな?」

小喬「まず私とお姉ちゃんは必ず同じ部屋にすること、次に私たちを決して政務や軍務に利用しないこと、この2つよ」

一刀「わかった、その辺は俺のほうから頼んでおこう」

小喬「これでいいよねお姉ちゃん」

大喬「うん、いいよ。それに小喬ちゃんがここまで男の人を信頼してるのは始めて見たし」

小喬「お姉ちゃん////」

その後3人はいろいろなことを話しその日は2喬の家に泊まった

数日後に一刀たちは城につき玉座に行った

一刀「北郷一刀、ただいま2喬をつれて戻りました」

陽蓮「ご苦労、条件については先ほど聞いたがこちらとしては何の問題もない」

その言葉にホッとする3人、だが

陽蓮「ただ、うちにはただ飯食いをおいておく余裕はないのでな、なにか仕事をしてほしいんだが」

大喬「なら一刀さんの専属侍女をやらせてもらいます、いいよね小喬ちゃん」

小喬「私はかまわないよ、一刀は?」

一刀「2人が嫌じゃないなら大歓迎だよ」

陽蓮「なら決まりだな」

こうして一刀には専属の侍女ができた

その話を聞いた呉の将軍内で『第2回!一刀は誰のものだ!会議』が行われた

『第1回!一刀は誰のものだ!会議』

 

陽蓮「え~それでは第1回一刀はだれn『ごめ~ん遅れた~』…」

小蓮「どこいってたのお姉ちゃん」

雪蓮「いや~冥琳が一刀を部屋につれこもうとしてたから」

蓮華「な、一刀を部屋に連れ込んで何をする気だったの冥琳!」

冥琳「だからナニをしようと」

雪蓮「それはもういいから」

陽蓮「いいから席につけ2人とも、あらためて、これより、第1回!一刀は誰のものだ!会議を行う」

冥琳「まぁ私としては、独占したいと思っているわけではなく、誰かに独占されるのが困るといった感じですかね」

その言葉にほとんどの将軍がうなずく

小蓮「えぇ~シャオは一刀のこと独占したいよ」

雪蓮「でもたぶん一刀は攻められば断るようなことはしないと思うから、どちらにせよ独占は難しいわね」

亜莎「あの~皆さんは一刀様のどこが気に入ったのですか」

明命「そういう亜莎はどこに惹かれたのですか」

亜莎「わ、私は一刀様のお優しそうなところに…///明命は?」

明命「わ、わたしも同じです」

陽蓮「おれは強さにだな」

祭「わしもじゃ、あの武は惚れるじゃろ」

小蓮「シャオはね性格もあるけど、なによりかっこいいところ」

蓮華「すごい素直な意見ね、否定はしないけど」

思春「私は戦っているときの一刀の凛々しい姿だ」

穏「わたしもですねぇ~」

雪蓮「たしかにみんなの意見に賛同できるけど、私は何よりかわいいところかな」

冥琳「私も雪蓮に同意だ、時折見せるあのかわいい仕草にむねがおどる」

その言葉に全員がうなずいた

会議はもはや一刀に関することの報告会になっていた

陽蓮「さて、結構時間もたったことだしこの辺で解散にしよう、なにか意見のあるものはおるか」

そしてその場は解散となった。

『第2回!一刀は誰のものだ!会議』

陽蓮「第2回!一刀は誰のものか!会議を行う、今回より新たに4人が参加する」

薫「薫です」

琥珀「琥珀です」

大喬「大喬です」

小喬「小喬です」

陽蓮「それでは、最近の一刀に関する報告を」

冥琳「はい、ここ最近の一刀は仕事に励んでいるそうです、さらに新しく笛を始めたようで私も聞きましたがその腕は確かなものです」

大喬「それなら私たちも聞きました、ね、小喬ちゃん」

小喬「確かにうまかったわよ」

小蓮「え~ずる~い、シャオも聴きたい」

蓮華「こらシャオ!落ち着けまだ報告が終わってないぞ」

あたりが静かになったことを確認して冥琳が報告を続ける

冥琳「では、さらにここ最近は猫耳姿の一刀をつれまわしている陽蓮様、一刀から贈り物をもらったらしき雪蓮、この2人の部屋から喘ぎ声が聞こえたとのこと」

蓮華「母様!姉様!なにをしていたんですか////」

陽蓮「なに、ちょっとばかし子猫をかわいがってやっただけよ」

雪蓮「そうね、なかなかわいい子猫だったわ」

祭「ほほぅ、その話ぜひとも後で詳しくお聞かせ願いたいものですな」

陽蓮「その時はとびっきりの酒を用意しろよ」

琥珀「くそ、なんてうらやましい」

薫「一刀様とニャンニャン…えへへぇ///」

穏「ずるいです~ぶ~ぶ~」

明命「お猫様…」

亜莎「明命そのお猫様は違います」

思春「今度夜中に忍んでみるか…」

小蓮「むむむ~シャオだって負けないもん」

冥琳「ところで雪蓮は一刀から何をもらったのだ?」

雪蓮「ん?指輪だよ、いまも首から提げてるよ、見る?」

そういって雪蓮は皆に指輪を見せる

冥琳「これはこれは、羨ましいかぎりだな」

陽蓮「ふむ、おれには無いのか?」

雪蓮「一刀に聞いてみたら、もしかしたらあるかもよ」

その後も一刀に関する話題が飛び交った

陽蓮「そろそろいい時間だな、これで第2回!一刀は誰のものだ!会議を終了する」

こうして会議は終了した

どうもkarasuです

今回の拠点はひどいですね、いくらなんでも力の入り方に差がありすぎですよね…申し訳ない

次回から本編に戻ります、今回の拠点に自分の嫁が入っていなかった大佐たち申し訳ない今度は今回入らなかった人たちで逝こうとは思っている

ここまで読んでくださってまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います


 
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