一刀が一騎打ちの邪魔をされて激昂し連合を全滅させた後一刀は恋達董卓軍の将たちとともに洛陽へ向かっていた
そのころ華琳たちは
霞「いや~ 惇ちゃんには負けたわ」
春蘭「そうか? 私も霞との戦いには心躍ったぞ まぁ一先ず華琳様のところに一緒に来てもらう いいか?」
霞「こっちは敗残の将や 勝ったものの指示には従うさ」
春蘭は華琳の指示で霞と戦い勝っていたのである。
春蘭「華琳様 張遼を捕らえてまいりました」
華琳「ありがとう 春蘭 さて張遼 あなた私の配下にならないかしら?」
霞「直球やな でもまぁうちはかまへんで その代わり条件がある うちは武人や 戦場でこそ生きるものや やから前線にたたせてほしいんや」
華琳「もちろんよ ならば私の真名も預けましょう 華琳よ ほかのみなも交換しておきなさい」
霞「霞や よろしゅうな」
春蘭「私はもう交換したがもう一度だ 春蘭だ 霞 よろしく頼むぞ」
秋蘭「姉者が交換したのだから 秋蘭だ 霞 よろしく頼む」
桂花「桂花よ よろしくね」
季衣「季衣です よろしくお願いします!」
流琉「流琉です よろしくお願いします」
凪「凪です よろしくお願いします 霞様」
真桜「真桜です~ よろしくお願いします」
沙和「沙和なの~ よろしくなの~」
霞「よっしゃ みんなの真名もろたで ……そういえば一刀は?」
華琳「一刀は呂布との一騎打ちきり戻ってきてないわね まぁ結果は見えてるけど」
霞「なんや 華琳 一刀のこと相当買ってる感じやな」
華琳「私が唯一認めた男よ? 負けるとは思ってないわ」
霞「まぁ春蘭と戦ってる時の虎牢関からの殺気は恋のものやなかったからなぁ あれが一刀か…」
華琳「そういえば霞 あなた一刀とは親しいみたいね どうしてなの?」
霞「あ~ 一刀が洛陽に来た時に会ったんよ まぁ少し言葉を交わしてそのあと少しだけ戦おうとしたんやけど あれは怪物やで 華雄もおったけど二人やったらすぐにやられてたやろうな」
華琳「そんなことがあったのね 分かったわ ひとまず一刀は洛陽に向かったと思うから私たちも洛陽へ向かいましょう」
全員「御意」
そうして華琳たちは軍をまとめて洛陽へと向かっていった。
一方一刀のほうでは
一刀「やっぱり氣を使っての戦闘はあとあと疲れがたまるな 体がガタガタだわ」
恋「……一刀 だいじょうぶ?」
一刀「恋こそ 足ひねっただろ? 痛みとかはもうないのか?」
恋「…うん 平気 一刀が助けてくれたから」
一刀「そっか それにしても詠 なんで俺のことを信じるって決めたんだ?」
詠「月よ 月があの人なら信じれるって聞かなくて… 私も虎牢関での戦いをみて信じれるって思ったの そういえばなんで月を助けるって決めたの?」
一刀「あぁ それは一応斥候を洛陽へ派遣しておいて洛陽の状態を確認してもらっていたんだ それで洛陽は檄文とは真逆の本当にいい街だと聞いたんだ」
詠「なるほど」
そういって一刀たちが話していると、背後から
桃香「すいませ~ん ちょっと待ってくださ~い」
一刀「ん? あれは劉備軍か 詠 恋の後ろに隠れてな」
詠「え、えぇ 分かったわ」
桃香「はぁ…はぁ… やっと追いついた すいません」
一刀「いえ ところで劉備殿は何用でしょうか?」
桃香「いえ あなたと一緒で洛陽へ向かっているんですが ご一緒させてもらってもいいですか?」
一刀「……いいでしょう その代わりこの子たちも一緒ですからね」
桃香「もちろんです! ところでその人たちは誰なんですか?」
一刀「董卓軍の軍師の賈駆と飛将軍呂布です」
愛紗「!? 桃香様 お下がりください!」
桃香「でもどうして呂布ちゃんと賈駆ちゃんが一緒にいたらいけないのですか?」
一刀「……くっ ははは あなたは何も理解していないと思っていたのですが 案外器が大きいのですね」
桃香「??」
愛紗「桃香様 よくお聞きください 呂布も賈駆も董卓軍なのです ですがこの男はその者とともに歩いていた つまりこやつは敵と通じていたということなのです!」
桃香「……えぇ!? でもだったらどうして私たちを倒さないの?」
一刀「だから器が大きいといったんですよ あの戦は俺が袁紹を倒した時点で終わっている にもかかわらずあなたは洛陽へ向かっている つまり連合は負けたがあなた自身の目的はおわってないってことですよ」
桃香「……?? まぁなんにしても一緒していいですか? 董卓軍の人がいても一緒することには同じなんですから」
一刀「もちろんかまいませんよ あと後ろにいる孫呉の人たちもね」
雪蓮「あら 気づかれてた 冥琳もいいでしょ?」
冥琳「あぁ ご同道させていただく」
一刀「では行きましょうか」
といって大所帯になった一刀たちは洛陽へと向かっていった。
桃香「へぇ~ ここが洛陽かぁ~ なんだかすごいね」
一刀「えぇ 当然ですよ 董卓殿は檄文とは真逆のことをしていたのですから」
桃香「え… どうゆうことですか?」
一刀「董卓殿は悪政なんてしていなかった むしろ街の人を大切にしていたってことです つまり今回の戦はただの袁紹の八つ当たり どうせ自分の自己顕示でしょう」
桃香「てことは私たちもその八つ当たりに手を貸して董卓さんを苦しめていたってことですか?」
一刀「えぇ そうですよ」
桃香「そんな…… でもどうして北郷さんはそれを知っていてこの連合へ?」
一刀「簡単なこと 董卓殿を救い出すため それだけです」
朱里「なるほど… だから虎牢関で董卓軍に力を貸していたのですね?」
一刀「さすが諸葛亮だ よく頭が回るね」
愛紗「ですがそれだと曹操殿に対して迷惑をかけてしまうのでは? それこそ北郷殿の自己満足としか」
一刀「あぁ これは自己満足でやったことだ だがそれがなかったら月たちを助けることはできなかったし正直言って華琳には申し訳ないと思っているよ」
愛紗「つまりあなたの自己満足に曹操軍全員がつきあったってことですか?」
一刀「あぁ そうなるな さてひとまず俺は二人の無事を月に言わないといけないからこの辺でな」
桃香「はい ありがとうございました 北郷さん」
一刀「では 行こうか 詠 恋」
詠「分かった」
恋「…ん」
そういって二人は宮中のほうへと歩いて行った。
桃香「それにしてもすごい人だったね 北郷さんって 助けるためだけにあんなことするなんて」
朱里「それ以上に董卓さんがすごいと思います 見ず知らずの人に命を預けたってことなんですから」
愛紗「そうだな ですが桃香様 北郷といった人物危険すぎます あの戦でみせたのははっきりいって人をはるかに超えている」
朱里「そうですね ひとまず桃香様の目的は果たしたので領土の戻りましょうか」
桃香「そうだね」
といって劉備軍の各員は兵をまとめてそのまま自分の領土へと戻っていった。
雪蓮「さて冥琳 今回の戦で当初の名声を得るはできなかったけど北郷が袁術の軍を減らしてはくれたわ これからどうする?」
冥琳「そうだな…… 袁術の側近の張勲はそこそこきれるときく 今しばしの猶予をもって行動に移そうか」
雪蓮「そうね ひとまず北郷には感謝しかないわね 今回は」
冥琳「あぁ ひとまず感謝しておこう」
そういって孫呉の軍も兵をまとめて自分の国へと戻っていったのであった
月「一刀さん!」
一刀「月 迎えに来たよ ってあれ? 後ろの女の子は?」
…「あなたが天の御遣いといわれているものですね?」
一刀「はい そうです 失礼ですがあなたはどちら様なのですか?」
月「か、一刀さん こちらの方は現皇帝の劉恊様ですよ!」
一刀「なんと… 失礼しました 皇帝陛下 知らなかったとはいえ先ほどの無礼」
劉恊「大丈夫ですよ 私もあなたに救われたのですから」
一刀「といいますと」
劉恊「あなたのおかげで月を守ることができた この子のおかげで都であったこの洛陽の活気が戻り以前とは比べ物にならないほど栄えるようになったのですから」
月「久遠様……」
久遠「それで月があの馬鹿袁紹に月を処断されてしまっては月に対して私がどう責任をとったらいいのか… とにかくありがとう 月を救ってくれて」
一刀「劉恊様 御顔をお上げください 月はこれから私が命に代えてもお守りいたします」
久遠「おぉ では私の真名である久遠をあなたに預けます いいですか?」
一刀「劉恊様の真名 確かにお預かりしました 私のことも北郷か一刀とお呼びください」
久遠「では一刀今回はほんとに大儀であった」
一刀「もったいないお言葉です これからも精一杯努めていこうと思います」
と一刀と久遠が話していると
霞「月~帰ったで~ あれ なんや一刀もおるやん」
一刀「霞!? どうしてここへ?」
霞「いや~ うち春蘭との一騎打ちに負けてな 今はもう曹操軍なんやけど洛陽へ一刀が向かっているって華琳に聞いてな みんなできたんや」
一刀「へぇ… って華琳が来てるって!?」
華琳「何よ 居たらいけないわけ?」
一刀「あぁ~ いや 華琳 今回の戦本当にすまなかった 俺のせいで華琳の風評を落とすことになる」
華琳「構わないわよ 今回の戦 董卓達の方が正当なんだから」
久遠「おぬしが曹操だな 一刀の主人であると聞いたが」
華琳「あ、あなた様は劉恊様 どうしてこちらへ!?」
久遠「よいよい おぬしのことは一刀から聞いている 私は曹操おぬしにも感謝をしなければならないな」
華琳「劉恊様… 私はただ一刀が見て聞いてきた洛陽をただ利用したものです そのようなお言葉恐れ多いです」
久遠「だがそれを利用してでもおぬしたちは月を救いに来た それだけでも感謝できるのだ」
華琳「劉恊様 御顔をお上げください 今劉恊様はこの国の頂点に立たれているお方 私はその配下にすぎません なにとぞこの曹操をこれからもお使いください」
久遠「曹操 感謝する では感謝の意もこめてこれからは私を真名 久遠と呼んでくれるか?」
華琳「久遠様 分かりました 私のことも華琳とお呼びください」
久遠「分かりました 華琳 さて一刀私はこの辺で失礼しますね 月のこと頼みましたよ」
一刀「承知いたしました」
そういって久遠は側近にいたものとともに宮中へと戻っていったのであった
華琳「いきなりだったわ まさか久遠様がいらっしゃるとは」
一刀「俺もだ いきなりだったから驚いた」
華琳「えぇ じゃあなたが董卓ね 私は曹操よ」
月「はい ですが今回の件は本当にありがとうございます 今から私たちは曹操軍に合流するということでもいいんでしょうか?」
華琳「えぇ 構わないわ じゃ董卓 あなたに私の真名華琳を預けたいんだけど」
月「ありがとうございます 私のことも月とお呼びください」
華琳「ありがとう しかし洛陽につくまで霞の言葉がどれほどのものなのかと思ってたけど本当にすごいいい街になったのね 昔とは比べ物にならないわ」
月「それはすべて詠ちゃんやみなさんがやってくれたこと 私はなんとも…」
華琳「いえ それもすべて月が優しく民たちのことを案じてやったはず そうでもしなくちゃここまでいい政治はできないもの」
月「ありがとうございます」
華琳「さて私たちも陳留へ帰りましょうか 戻ってからが忙しいからね」
全員「御意」
そうして華琳たち曹操軍は董卓軍の将軍たちを仲間にいれて帰っていった
はづきです ようやく反董卓連合をおわらせることができました。
次回から新たに物語は本格的に乱世へと突入していきます
執筆頑張っていきますので応援などなにとぞよろしくお願いします
では次回作までお楽しみください
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連投4個目です 今日はこれで精いっぱい…