「あ~、もうやだぁ~」
疲労と文句を混ぜた声を漏らしながら、矢澤にこは机に突っ伏した。
「やだって言うけど、そもそも課題忘れたにこちゃんがいけないんでしょ」
側で譜面を書く西木野真姫は、にこへフラットな態度で苦言をする。
「だって、練習して、その後も復習とかしてたから」
「それはみんな同じ。現に、絵里や希はちゃんとやってきてたんでしょ」
「うぐ……」
にこの言い訳など真姫の真っ当な意見の前では意味がなく、押し黙って残りの課題を進めるしか無かった。
教科書が擦れる音と、シャープペンシルがノートをなぞる音が静かに響く。
「あー、やっと終わった……」
その一声と共に、にこはノート教科書筆記用具をどけると再び机に突っ伏した。
「にこちゃん、お疲れさま」
そんなにこに合わせ、真姫もペンを持つ手を止め、譜面を片付ける。
「これで、やっと練習できる……」
とはいえ、もうみんなとの練習時間はギリギリ。たぶん、自己練習になるだろう。
「ああ、それなんだけどね」
「?どうしたの?」
「えっと、ね……」
いつもハッキリ言うはずの真姫が、珍しく躊躇うような表情になる。
「その、にこちゃんに、お願いが、あるの……」
「!なになにー!?このにこちゃんにお願いなんて!良いわよ、なんだって聞いてあげる!」
さっきまで突っ伏していた身体を即座に起こし、決してボリュームがあるとはいえない身体を反らせ、得意気に言う。
「……わかった。にこちゃん、……その、今すぐ、えっちしたい。私の大事なところ、せめて!」
顔を赤らめながら真姫は、羞恥を滲ませながら言った。
「ちょ!?な、何言ってんの!?いきなりどうしたの!?大丈夫!?頭おかしいんじゃない!?」
「うん、おかしい。そうよ、あの時から……」
「あの時、って……」
あの時。その言葉だけでにこは何を示しているのか分かった。
二人が、初めてお互いの身体を絡めた時。
二人は一度、肉体関係を結んだ。
理由やきっかけはともかく、その時結ばれたことは事実で。お互いに好意を抱いている。
普段は同じメンバーの仲間として振る舞っているが、内心は強い愛情を抱き合っている。
「あの時から、私、にこちゃんを求めてるの。本当に我慢できないときは、一人で済ませてた」
「え!?ちょ!?いきなり、なに……」
突然の自慰行為してます発言に、にこは益々混乱を生じ得なかった。
「偶然だけど、今、二人きりでしょ?譜面書きながら、私、すごく興奮してたの。あそこ、すごく熱くなってるの」
「真姫ちゃん……」
顔が更に赤くなり、その目からは微かに涙が滲み。それを見て、にこは少しずつ思考が働いてきた。
「にこちゃん、私、変態だよね?こんなえっちで、ごめんね。でも、もうがまんできないの。私、今おかしい。だから、助けて……?」
「分かったわよ……」
「にこ、ちゃん……」
にこは静かに真姫の側により、そっとキスをした。
「んっ、は、ぁ」
「真姫ちゃん、口、熱い……」
「だって……」
「舌、挿れていい?」
潤んだ目でにこを見つめながら、小さく頷いた。
「んっ、ん、はぁ、んっちゅ」
「ん、ちゅっ、っは、ぁ」
「にこちゃん、キス以外も、して……」
にこは口を離して小さく頷き、腰を屈めて自分の顔を真姫のスカートの前へとやった。
両手でゆっくりスカートを捲り、真姫の下着を見つめた。
「真姫ちゃん、すごく、濡れてる……」
「うん……。にこちゃんとのキス、気持ちよかったから」
「もしかして、さっきからずっと濡れてたの?」
「ち、違うわよ!けど、二人きりになってから、ずっと、疼いてた……」
「そう……。ねぇ、経ってるの、辛いでしょ?座りなさいよ」
にこに促され、真姫はゆっくり床に腰を下ろした。
ひんやりとした床が心地よく感じられるくらいに、火照っていることが分かった。
にこは両手を真姫の下着の裾にやり、真姫が腰を浮かしたのを確認して、ゆっくりと脱がした。
「真姫ちゃん、すごく濡れてて、ヒクヒクしてる……」
「い、やぁ。そんな、見ないでよ」
「でも、見ないと真姫ちゃんを慰められないわよ?」
「そ、そうだけど、恥ずかしい」
ちょっとだけ意地悪そうに言うにこの声に反応するかのように、真姫の秘部は動き、更に濡れていく。
「ねぇ、一人で、どんなふうにしてたの?」
「えぇ!?」
「真姫ちゃんが厭らしいことしてるところ、見たい」
「そ、できるわけ」
「じゃあ、にこはなにもしなーい」
「そ、そんな……」
「にこ、真姫ちゃんのこと、大好き!」
「に、にこちゃん……!」
「だから、真姫ちゃんのこと、もっと知りたい」
「うぅ……」
潤んだ目でお願いされ、真姫はもう抵抗できなかった。
たどたどしい手つきでブレザーを脱ぎ、Yシャツのボタンを外し、ブラのホックを外した。
「真姫ちゃんのブラのホック、前なんだ」
「い、いいじゃない!」
「なんで?」
小悪魔的な笑顔で真姫を見つめながら言う。
「もしかして、すぐにできるように?」
「そ、そうよ!悪い!?」
「ううん。早く、見せて」
「にこちゃんの、いじわる……」
そうして真姫は左手で自分の胸を弄り、右手の指を秘部の中に挿れていった。
「はぁ、あぁ」
自分の指を動かす度に、自分の口から艶やかな声が漏れる。
この間までは自分の耳にしか入らなかったが、今は大好きなにこに聞かれている。その事が真姫の興奮を高めた。
「真姫ちゃん、真姫ちゃんの中で、にこは何をどんなふうにしてるの?」
「えっ!?そ、それは」
「にこ、知りたーい」
「んんーー!!」
明らかにいじめているのが分かる。けど、もう身体を止めることができない。
「はぁはぁ、に、にこちゃん、私の乳首、すごく強く摘むの」
そう言い、真姫は自分の左指で乳首を強く刺激する。
「そしてて、今度は、口で、吸うの。で、空いた手で、わたしの、ここに、指を挿れるの。たまに、クリトリス摘んで、わたし、あ、あぁぁぁぁっ!こ、こんな感じに、声、がまん、でき、んっ、はぁはぁ」
自分が発する言葉に合わせて指を動かしていく。大好きな人にどんな感じでしているのかを言い、見られながらする自慰に、今までと違う興奮と快感に襲われる。
「ま、き、ちゃん……」
そんな真姫を見ていて、にこは自分の鼓動が高まり、全身に熱が生じているのを感じる。
にこも、もう我慢できなくなっていた。
だから、
「きゃぁ!」
秘部を弄っていた手を強くどかし、真姫の秘部に自分の口を当てる。
「あぁぁぁん!そ、いきな、いやぁ、んんんんっ!」
そして真姫の秘部に舌を挿れ激しく舐める。
「いやぁ!んんっ、んぁぁぁぁぁ!そ、はげ、はぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!!」
真姫の嬌声が聞こえる程にこの舌の動きは激しくなり、真姫の息は更に乱れていく。
「だ、だめぇ!イク、イっちゃうぅぅぅっっっ!!あ、あぁぁぁぁぁぁっっ!!」
真姫の腰が勢い良く浮き、秘部の濡れが激しくなった。
「はぁ、はぁ。もぅ、にこちゃん……」
「なに、よ……。すごく感じて、イったくせに……」
「うん……、気持ちよかった」
「う、うん……」
少し微笑んだ真姫の顔は赤くて艷やかで、厭らしさと美しさを備えた魅力があった。
「にこも、熱い……」
そう言い、にこも上着を脱ぎ、上半身を露わにした。
「にこちゃんのおっぱい、可愛い……」
「なによ……。どうせ、小さいわよ」
「でも、にこちゃんの乳首、すごく勃ってるわよ」
真姫は両手の指でにこの両方の乳首を強めに摘む。
「ひゃぁ!そ、いきな、あぁぁん!」
「にこちゃん、敏感。かわいい……」
「ひゃぁん!んんっ!んぁぁぁぁ!」
にこの嬌声を楽しみながら、真姫は乳首を摘む勢いを増す。
「んはぁ、ゃぁ、んんんっっ!!」
「にこちゃん……。感じるにこちゃん見てたら、また、疼いてきちゃった……」
「ま、きちゃん……」
「にこちゃん、……挿れて」
「い、挿れてって……!えぇ!?」
「うん……。持ってきてる」
「ちょっ!?」
「私のカバンの中……。ねぇ、私、我慢できない……」
「うぅ……」
にこは一旦真姫から離れ、言われたとおりカバンを開ける。
教科書等の奥に隠された、黒い包みを取り出し、その包を外した。
「また、使うの、ね……」
「うん……。今度は、にこちゃんが、私を、犯して……」
「!?」
その言葉に、にこは自分の秘部が疼き、熱がこもったのを感じた。
にこは自分の腰に手をかけ、ゆっくり下着を下ろし、自分の秘部を露わにした。
そして先程真姫のカバンから取り出した、女の子同士で繋がれるソレの両端をお互いの秘部の割れ目に当てる。
「真姫ちゃん、いく、わよ」
「うん……、きて……」
にこはゆっくり腰を下げる。ソレの両端が少しずつお互いの秘部に入っていく。
「ふぁぁ!あぁぁっぁぁぁっぁっ!」
「いやぁ、んんっ!まき、ちゃ……」
にこが腰を下ろす程にソレは徐々にお互いの中へ侵入する。
「はぁ、んんっ!だめ、はぁはぁ、んっ!まき、ちゃん、もう、一気にいく、ね」
「え!?そ、あ、あぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!」
真姫の制止も聞かず、にこは一気に腰を下ろし、ソレをお互いの奥深くへ挿入した。
「はぁ、はぁ、真姫ちゃん、だい、じょうぶ?」
「うん……。前より、痛くない。……いま、にこちゃんと、繋がってる、のよね」
「うん……」
「嬉しい……。ねぇ、キスして?」
潤んだ目と艶やかな声に促されるように、にこは真姫の唇を激しく奪う。
舌を真姫の口の中へ挿れ、お互いの舌と唾液を絡ませ合う。
「はぁ、はぁ……」
「う、動く、わよ」
「……うん」
そしてにこは、腰をゆっくり動かし始めた。
「あぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!ん、はぁ!んんっ!にこちゃん、もっと、もっと!」
「そん、な!に、にこだって、中で擦られて、んんぁはぁぁぁっぁ!!」
にこが腰を動かす度に互いの中にあるソレが二人の膣内を刺激する。
中の愛液と絡み、くちゅくちゅと厭らしい音が二人の中から響く。
「あぁぁぁぁん!す、すごい!にこちゃん、はげ、はげしい、よぉ!んんあぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっ!!」
「いやぁ!はぁぁぁん!んぁぁぁっぁ!感じる!感じちゃうよぉぉ!」
挿れた当初とは違って、今は中で感じる刺激が快感となり、自然ににこの腰の動きが加速して激しいものへとなる。
「んぁぁぁ!ま、きちゃ、ぐちゅぐちゅしてて、えっちぃよぉ!」
「に、にこちゃ、んぁぁぁ!はぁぁぁっ!にこちゃんも、ぐちゅぐちゅ、してる、んぅぅぅぅ!!」
「じんじんするぅ!んあぁぁ!こし、とまんないよぉ!あぁぁぁ!!」
「もっと、もっとぉぉ!あぁぁぁぁ!」
「まきちゃぁん!好き!すきぃぃ!ん、あぁぁぁぁぁ!!」
「あぁぁぁぁぁっぁぁっ!はぁぁぁぁぁぁっ!んぁぁぁぁ!にこちゃん、にこちゃーーん!!」
「だめ!だめぇぇぇ!このままじゃ、イッちゃう!イッちゃうよぉぉ!!」
「にこちゃん!いっしょに、いっしょに!んぁぁっぁぁぁぁぁっ!!」
「はぁ、んぁぁ!だめ、こし、とまんないよぉ!あぁぁぁぁっ!!」
「にこちゃん!わたし、イッちゃう!イッちゃうっっ!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「んぁぁーーーーー!!」
二人は同時に絶頂へ達し、腰が大きく仰け反った。
「はぁ、はぁ……」
「はぁ……、にこ、ちゃん」
「まき、んっ、ちゅ、んっ」
脱力し自分に体重をかけるにこにキスをする。
「これ、抜くね」
「うん。優しく、抜いて」
にこは片手でソレを抑え、ゆっくり腰を上げる。
「んんっ、はぁっ!」
先程イッたばかりのにこの膣内はすごく敏感になっており、抜くためとはいえソレが膣内を刺激する為、全身に痺れるような感覚が襲う。
「はぁ、はぁ、抜け、たぁ」
「にこちゃん、びしょびしょ」
「真姫ちゃんだって、きっとそうよ」
「うん……。にこちゃん、抜いて」
にこはゆっくりと真姫からソレを抜く。
「んあぁぁぁぁぁ!はぁっ!んぁっ!」
「真姫ちゃん、抜けたよ。びっしょびしょ」
「だって、にこちゃん、激しいから」
「しょ、しょうがないでしょ。感じる真姫ちゃん見てたら、その、にこも、気持ちよくなって……」
「知ってる」
重い体を起こし、そしてまたにこの唇を奪った。
「んんっ!っぷ、はぁ。真姫ちゃん、キス、好きよね」
「うん。だって、にこちゃん、大好きだから」
「にこも、真姫ちゃんのこと、好き……」
身体の火照りが冷めるまで、二人はキスをし続けた。
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ラブライブ!から、にこまきのエロSS書きました。
それだけです。