情けないって思った。
みんな頑張ってるのに、なんで自分は。そう責めずにはいられなかった。
「千歌ちゃんは、優しいから……」
千歌ちゃんだけじゃない。みんな優しかった。私の事を気遣ってくれた。
嬉しかった。でも、だからこそ自分が情けなくて、悔しくて。
「ごめんね」
練習中に無理な動きをしたせいで、足首を捻って。一週間安静にしていれば大丈夫って言われた。でもそれって、一週間何もできないってこと。
みんながすごく頑張ってるのに、私が足を引っ張ってしまう。
「やっぱり、私なんかがアイドルなんて……」
だめ。こういうときネガティブなこと考えたら、どんどん悪く思っちゃう。
分かってるのに、どうしても……。
「梨子」
「お母さん?どうしたの?」
「お友達が来てるんだけど、入れていい?」
「う、うん」
誰だろう?みんなはまだ練習中のはずだと思うけど……
「その、えっと……」
「よ、善子ちゃん!?」
どういうこと!?なんで善子ちゃんがここに!?
今の状況が理解できない。なんで?今の時間ならまだ練習しているはずなのに。
「ちょ、ちょっと心配になって。違うわよ!?みんな心配してるんだから!でもみんなで行くと迷惑だから、まぁ、私が代表で、ね」
「う、うん……」
そっか、みんな気にかけてくれてるんだ。やっぱり、すごく申し訳ないな。
善子ちゃんにもすごく心配かけて。ほんと、ごめん。
でも、どうしよう。ちょっとだけ、嬉しい、かな。
「あのー。お母さんね、ちょっと出なきゃなんだけど、大丈夫かな?」
「え?」
「ごめん梨子!ドタバタして忘れてたんだけど、郵便局行って、それからお買い物しなきゃなの!だから、ごめんね!」
「えっと、ええっと……」
「あ、大丈夫です!梨子ちゃんは私がちゃんと見てますから!お母様は気にせずお出かけください!」
「そう!ありがとう!お客さんなのにおもてなしできなくてごめんなさい」
「いえ、そんなことないです!」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
そう言うなり、お母さんは急ぎ目に部屋を出て、程なく玄関の音が響いた。
「……なによ?」
「いや、善子ちゃん、あんなふうに言えるんだ、って思って……」
「ちょっと!それ失礼じゃない!」
「あ、ご、ごめんなさい」
そうだよね。今のは失礼だった。
「でも善子ちゃん、厨二病設定が強いから、あんな社交的に言えるなんて意外だし」
「声に出てる!」
「ああ!」
どうしよう。
「はぁ。まぁ、梨子がそう思うのは、しょうがないとは思ってる」
「う、うん」
自覚はあるんだ。
なんだろう、複雑な気持ち。
「でも、ね」
「?」
「……好きな女の子のお母さんに、ヨハネが、どうしても出来なくて……」
「!?」
そんな。ずるいよ。こんな時にそんなこと言うなんて。
どうしよう。私、ドキドキしてる。すごく嬉しい。
……でも。
「……ごめんね」
「どういうこと!?」
「私、迷惑かけちゃったから」
「違う!怪我は、あんたが悪いわけじゃない!」
「そんなことないよ!私が、無理しなければ……」
そうだよ。私が無理しなければ良かった。みんなに心配かけることなんてなかった。みんなの邪魔にもならなかった。
でも何より、善子ちゃんに、大好きな娘に無理させることなんて、無かった。
だから、今は、善子ちゃんの顔、見れないよ……
なんで梨子が自分を責めるのか、納得できない。
無理しなければ?それって誰よりも頑張ろうとしてたからじゃないの?今日はそれが行き過ぎて、たまたま怪我になっただけで。
それに、一週間でいいんでしょ?だったら充分補えるじゃない。誰も梨子のこと責めてないのに。なんでそんなに自分を責めるの?
わかんない。本当に、意味わかんないよ。
「ごめんね、善子ちゃん。ほんとに、ごめん」
ごめん?私に、何を謝ってるの?
「練習の邪魔して、ごめんなさい。心配かけて、ごめんなさい」
違うわよ!私が行きたかったから来たの。心配してるのも、私の勝手!
「みんなにも、本当に申し訳ないの。なんで、なんで私なんかがメンバーなのかな」
何言ってるの!?どういうつもり?
「私、いない方がいいのかな」
「バカ!」
「!?」
気がつくと、私は叫んでいた。
「梨子がいないなんて、ありえないんだから!」
「え……?」
「いい!Aquasはね、9人なの!あんたもいないと、だめなんだから!」
「よ、善子、ちゃん?」
気持ちが止まらない。けど、気持ちが制御できない。
「あんたがいたから、みんな頑張れた。あんたが悩んでるとき、みんな支えたじゃない。頑張ったじゃない。みんな、あんたのこと、大好きなの」
「善子、ちゃん……」
「なのに、なんで、なんでそんなこと言うの?嫌よ。嫌!そんな風に自分を責めるんじゃないわよ!」
すごく大きい声で叫んでる。それに、涙が出てる。
恥ずかしい。みっともない。でも、止まらない。
「あんたが、いないと、みんな、寂しいんだから。それに、私だって……」
あれ?言葉が、出ない。
涙が強くなって、声が、出ない。
「ごめん。ごめんね。ごめん、なさい」
「あ、いや、ちが」
梨子が、泣いてる。
違う。梨子を泣かせたくないの。やめて。
でも私の想いに反して、梨子の涙が止まらない。
私は梨子の涙は見たくない。梨子の笑顔が、大好きなの!
どうすればいいのか、分かんなくて。考えつかなくて。
でも。
気付くと、私は自分の口を、梨子の口に重ねてた。
「!?」
梨子が驚いたような目をしてる。
でも、私は梨子の頭を離さない。
息が苦しくてもいい。今、梨子の口を離したくない。
「っ、んっ!」
梨子が苦しそう。でも、嫌。話さない。
「ん、っぷは」
でも私も苦しくなって、離してしまって。
「……善子、ちゃん?」
潤んだ目。少し開いた唇。普段じゃ見れない、ちょっと垂れた唾液。
その全てが、私を刺激して。
「!?っ、んっ!」
また、梨子の唇を奪った。
「んんっ!」
梨子が少し抵抗してる。でも、弱い。
考えるより先に、舌を動かしていた。
「んんんっ!!!!」
舌を梨子の口へ挿れ、閉じた歯をこじ開ける。
強く閉められた歯は簡単に開かない。でも、私は舌でのノックを止めない。
叩くように、舐めるように歯を刺激する。
ふと、梨子の歯の力が弱まるのを感じた。
私はその瞬間を逃さなかった。
できた隙間に舌を挿れて、梨子の歯をこじ開けた。
そのまま私は梨子の舌に、自分の舌を絡ませる。
梨子の舌は動こうとしないけど、でも抵抗があまりないことが分かって。私は梨子の舌を舐めて。口の中へ舌を這わせ。
「っっ、んっ」
梨子が苦しそうな声をあげる。私も苦しくなって、一旦口を離した。
「善子、ちゃん……」
「あ、あんたが悪いんだから!」
違う!私は、何言ってんの!?なんで梨子を責めてるの!?
「うん、分かってる」
「え?」
「だから、もっと、いじめて……」
「え?それって……?」
「……」
横を向いた梨子は、顔を赤くしながら、たどたどしい手で、自分のパジャマのボタンを外そうとしていた。
私は、我慢なんてできるはずなくて。
気付くと、私がボタンを外していた。
「善子、ちゃん……」
聞こえてる。でも、もうそれどころじゃない。
ボタンを全部外して、梨子のパジャマを脱がす。真っ白なインナー。梨子にすごく似合ってる。でも、今はそんなの、邪魔。
「梨子、腕、上げなさい」
「……」
未だ顔を赤らめて、横を向いたまま。でも梨子は、そっと腕を上げてくれて。
上げきったのを見計らって、私はインナーに手を付けて、強引に脱がした。
インナー以外に、下着は付けてなかった。
今、私の目の前に、梨子の素肌がある。
「……可愛い」
「そん、いや……」
恥ずかしいの?梨子が手で口を覆う。
でも梨子?あんたの可愛い胸、隠せてないよ。
白い肌。張りのある胸。それに、淡い色の乳首。
我慢、できない。
思うなり、私は梨子の乳首に向け自分の口を向かわせた。
「ひゃぁ!」
梨子が可愛い声を上げる。でもその声が、私を刺激する。
「あぁ、んんっ……」
唇で挟んで吸って、舌で先端を舐めて。
片方だけじゃやだ。今度は口をもう片方へ移して。さっきまで吸ってたほうは自分の手を這わせ指で弄る。
「そ、よしこちゃん、はげ、しいよ」
梨子が言う。でも、止まらない。止めたくない。
また私は口を移して、さっきまでの方にまた手をあてて。
(梨子、感じてる)
口の中で、梨子の乳首が固くなってるのが分かる。
(私の口で、気持ちよくなってる)
すごく嬉しい。
梨子の固くなってる乳首をもっと刺激したくて。
そっと、歯を合わせて。
「あーーーーっっっっっっ!!!!」
「!?」
すごく大きな声が出ると同時に、梨子が激しく仰け反った。
(梨子、もしかして、イッたの?)
一旦胸から顔をどかして、梨子の見つめる。
さっきよりも更に赤くなった顔。荒れる息。目尻には微かに涙が流れてる。
「善子ちゃん、ひどいよ……」
掠れるような声で言う梨子は、なんだか精一杯な感じがした。
でも私は、そんな梨子を見て、もっと梨子が欲しくなった。
「!?善子ちゃん!」
少し強引に、私は手を梨子の大事なところへ向けた。
パジャマと下着が邪魔だけど、脱がすのさえ面倒な気がして、そのまま手を入れて、大事なところへ触れる。
「や、ん。だめ……」
「梨子、やっぱり、さっきイッたんだね」
「!?」
梨子が再び両手で口元を抑えた。
(自覚はあったんだ)
実際、梨子のアソコはすごく濡れてる。ちょっと手を動かしただけで、厭らしい音がすごく響く。
「いや、善子ちゃん、そこ、だめ……、あ、っん」
私が手を動かす度に、梨子が喘ぐ。その声が可愛くて、愛おしくて、私を更に興奮させる。
もっと聴きたい。梨子を、もっとイかせたい。
私も息を荒げながら、指を梨子の中に挿れて、激しく動かすことにした。
「ああぁぁぁ!!だめ、だめー!いや、あぁぁぁぁ!!」
梨子、もっと感じて。
もっと感じてほしくて、私は夢中で梨子の中の指を激しく動かした。
動かすほどに、厭らしくて滑りのある音と、梨子の喘ぐ声が響く。
私は指の動きを止めて、ゆっくり出した。
「はぁ、善子、ちゃん……」
さっきまで梨子の大事なところを刺激していた私の指は、梨子の愛液ですごく濡れてた。
愛液で濡れた手を見てると、私の中で何かが疼くようで、そっと手を自分の鼻に近づけた。
「善子ちゃん!何してるの!_」
「ふふ、ちょっと、匂う」
「いや!はずかしいよ……」
あまりにも恥ずかしいのか、梨子は顔全体を手で隠してしまった。
そんな態度が、仕草が可愛くて。
それと、匂いですごく刺激されてしまった。匂いだけじゃ足りない。その手を、ぺろっ、と一口舐めた。
「梨子、あんたの汁、甘い……」
「舐めたの!?」
言うなり、梨子が驚愕と羞恥が入り混じった表情で叫んだ。
ああ、やっぱり可愛い。もっと、見たい。聞きたい。
「梨子、腰、上げなさい」
「え……、そんな……」
「いいじゃない。初めてじゃないんだし。それに、ほんとはもっとしてほしいんじゃないの?」
梨子は何も言わない。言わない代わりに、捻挫した足をかばうように、両手で身体を支えながら、腰を浮かした。
ほんとは勢い良く脱がしたかったけど、足に負担かけたらいけないと思って、パジャマと下着をゆっくりと、同時に下ろした。
生まれたままの姿になった梨子は、本当に綺麗。
このまま見惚れていたい。でも、私の性欲は、梨子のアソコを求めていた。
捻挫した方をかばうため、もう片方の脚を動かして、梨子のアソコを開く。
「……」
梨子は、抵抗しない。それが私達の中の、合図だって思えた。
指先で梨子のを開く。すごぐ赤くなっていて、潤んでいて、微かな動きを感じる。
「よし、こ、ちゃん……」
もう我慢できない。私は口を梨子のアソコへと向かわせた。
「あぁ!あぁん!あぁ!すご、激しいよぉ!」
無我夢中で梨子のを舐める。梨子の中は温かくて、舌に絡む愛液が更に私を欲情させた。
「ああ!だめ、だめだめー!だめ、いく、イク!!」
梨子の嬌声が、限界を告げていた。でも、止めない。止められない。もっと激しく舌を動かす。
「あ、ああ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!」
「ん、っん、はぁ、はぁ」
梨子がイッたことが、アソコから口を通して私に伝わった。
口を離して梨子の顔を見る。
全身が真っ赤で、目には涙を浮かべて、少し開いた口は唾液で潤んでいて。
イッた後も、可愛くて。梨子が、愛おしい。
「梨子、大好き」
「うん」
言うなり、私たちはキスをした。
「善子ちゃん、今日も激しいんだから」
「そ、それは!その、梨子が。そう、梨子が可愛いからよ!」
「うん、嬉しい。……じゃあ、今度は」
「ひぇ!?」
あれ?どういうこと?
いつの間にか、梨子の手が、私のアソコへ向かっていた。
「ふふ、善子ちゃんも、感じてたんだね」
「あ、いやぁ」
「そんなことないでしょ?ほら、下着越しでも、こんなに濡れてる」
「あ、あぁ」
私の下着越しに、梨子が手を動かしてくる。その度に私のところから、さっきまで梨子が出していたのと全く同じ音が響く。
「善子ちゃんだって、我慢したくないでしょ」
「そ、そうだけど、でも、今日は」
「だーめ。善子ちゃん、私に寄せて」
「う、うぅ……」
どうして?なんか、身体が勝手に動くような。
考えるより先に私は身体を動かしていて、自分のアソコを梨子の顔の上へ近づけていた。
なにこれ?すごく、恥ずかしい。
「善子ちゃんだけ見るなんて、ずるいよ」
「ひゃぁ!」
言うなり、梨子が私の下着をずらして、私のアソコを露わにした。
「すごい、善子ちゃんも、濡れてる。ほら、聞える?こんなに厭らしい音出してるよ」
「ひゃ、あぁ、んんっ」
だめ。梨子の指が触れるたびに、すごく、気持ちいい。
「だーめ、上げちゃ。もっと、近づけて」
梨子の手が私の腰を抑えて、その勢いで私の腰を下げてくる。
私は逆らうことができず、腰を下ろしてしまった。
「ふふ、んんっ」
「あぁん!ああぁっ!!」
そして梨子が、私のを舐めだした。
「あぁん!いや、り、こぉ……」
「んんっ、んっ、ん」
梨子、聞いてるの?だめ。激しい。
さっきの私と同じくらい。それともそれ以上?わかんない。もうわかんない。すごく激しく舐めてくる。だめ、気持ちいい。
「いや、梨子、だめ!イク、イッちゃう―!!」
もう、だめ……。
「あ、あーーーーっっっっっっ!!!!」
「ん、っぷはぁ、はぁ、はぁ……」
腰を抑えていた梨子の手が緩んで、やっと私は動くことができて。
でも、梨子の顔を見ようにも、腰に力が入らなくて、動けない。
「善子ちゃん、大好き」
梨子の愛おしい声が聞こえて、私は全身が熱くなるのを感じた。
「ただいまー。梨子ごめんね遅くなって―。……て、あら?寝てるの?あらあら、お友達も一緒に。ふふ、仲良いのね。起こしちゃ悪いわね」
「……」
「……」
「行った?」
「うん」
運が良かったのか悪かったのか。とりあえず私がベッドから動くくらいにまで落ち着いた時に、梨子のお母さんが帰ってきた。
焦った。ものすごく焦った。だって、
「うう、さすがに、裸は見せられないよ……」
「正確には、えっちなことした後の裸でしょ」
「それは善子ちゃんが」
「何よ?あんただって私のこと攻めたくせに」
そう、梨子がまだ裸だった。帰ってきたら、娘が裸で、しかも火照った状態なんて……。
そんな状態を見られたのを想像したら、もう恐ろしくて。
とりあえず、梨子に布団を掛けて、お互い寝たふりでやり過ごしたわけだった。
「一先ず、パジャマ着なさい。手伝ってあげるから」
「うん、ありがと」
梨子のお母さんに気付かれないように、静かに手伝う。
「……」
「……」
パジャマを着て、これでもバレないだろうと思う状態にまでなって。そしたら、なんだかお互い声がでなくて。
「……あの、さぁ」
「なに?」
「私は、あんたが大好き」
「……うん
「だからさ、無理してもいい。いなくならないで
「善子ちゃん……」
照れくさい。でも、これは私の本音。
梨子のことが好き。ずっとそばに居て欲しい。だから、これからも一緒のチームでいたい。
「善子ちゃん、ありがと。私も大好き」
梨子が目を閉じて、そっと顔を近づけてきた。
合図に答えるように、そっと唇を重ねた。
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