Side: 時雨 樹夜
んー、俺は何をしたらええんやろか
神楽は旅立つ為に色々と準備を兵や文官に指示しとるしなぁ……はっ、そうや!
休憩のおやつに、お菓子を作ってあげよう!
まずは、神楽から厨房と材料の使用許可を貰わなあかんなぁ。
よし、お願いしてしみよう。
「神楽~、厨房と材料使ってもええかな?」
「んっ、樹夜か。あぁ、かまわんぞ」
「ありがとうー」
「それにしても、厨房で何を作るんだ?」
「ちょっとね、これは内緒やわ。後のお楽しみやで♪」
「んっ、わかった。誰かある!樹夜を、厨房まで案内してくれ」
「はっ!」
給仕さんがおるんやなぁ、この給仕さんもメイドの格好したら似合うんやろなぁ
あかん、あかん、一刀の影響を受けまくりやなぁ
おっ、あれが厨房やろか?
「こちらが厨房です。材料庫は、厨房の奥にあります。
何か用があれば、こちらの鈴を鳴らしてくださいませ。
では、失礼いたします」
「はい、案内してくれてありがとー」
はゎぁ~、やっぱりメイドさんみたいやなぁ。鈴(ハンドベル)まであるなんて……
さてと、お菓子を作ると言ってもなぁ……
まずは、何を作るかやなぁ。甘い物って言っても、こっちの世界じゃ作れるものが限られるしなぁ。
そうやなぁ、旅立ちを祝う為に甘酒と甘酒プリンでも作ろか。
甘酒プリンの材料くらいやったら、何とかできそうやわ。
それと、何か軽い食事でも作ったらええな……
ふぅ、何とか間に合ったわ。神楽が来る前に準備を整えとかなあかんな。
そやなぁ、給仕さんに手伝ってもらったらええな。
それにしても、あの給仕さんは気になるとこが多すぎるわ。
どこか雰囲気が、会ったことがあるような感じやったしなぁ。
まっ、呼んでみよか。
チリィン チリィン
「時雨様、お呼びでしょうか?」
「あぁ~、樹夜でええよ。俺は、気軽に接してくれた方が嬉しいんよ?」
「むむっ、分かりました。樹夜様」
「それと、呼んだのは少し食台と配膳の準備を手伝って欲しいんよ」
「それでは、準備に取り掛かります」
ほへぇ、給仕さん。貴女は、すごいお人やわぁ。
こんなにも完璧にこなすなんて。
しかも、何故なんやろう……西洋式に並べている食台と配膳方法が立食パーティー風になっとる。
さっきから、おかしいと思ってたんや。普通の給仕さんがプロのメイドさんの様に動けるはずはないんや。
それに、雰囲気もただの人やなかったし。ここまで気付かなかったよ!!
「干吉さん、なにやってるのぉぉーーーーー」
「あれ、ばれちゃいましたか。あはっ♪」
今は、神楽や皆を迎える事が大事やな。
「干吉さん。神楽と皆を呼んで来てな。俺は、もう少し準備するから」
「はっ!」
これから、乱世に入る三国時代。せめて、今宵だけは皆で騒いで楽しまなあかんな。
乱世を駆ける活力を吹き込む為にも……
あとがき
今回から、干吉さんがメイドとして登場!
何故、ここで干吉を登場させたかというと参謀と呼べる人がいない!
そして、干吉。君に決めたとなった次第です。
黄巾党アンケートの途中経過
波才 1番:1票 2番:3票 3番:1票 4番:0票 5番:0票
黄邵 1番:1票 2番:1票 3番:1票 4番:1票 5番:0票
何儀 1番:1票 2番:0票 3番:1票 4番:1票 5番:1票
張曼成1番:1票 2番:0票 3番:1票 4番:1票 5番:1票
劉辟 1番:1票 2番:0票 3番:0票 4番:1票 5番:2票
今の所、未確定なお母さん的存在の波才様が優位に立っております。
逆に、ツンデレでS娘な劉辟嬢は不利な位置に立っております。
途中報告はこれで以上です。
今回も引き続いて投票を続行します。
なお、最後の投票になります。
1回目・2回目の合計の票で順番を最終決定します。
もし、よければ投票ください。(未確定なキャラにも投票いただいてもOKです)
(前回と同じ武将に投票してもOKですよ)
1・姓:劉 名:辟 真名=竜華 S娘 ツンデレ 黒化
2・姓:何 名:儀 真名=柊 忠犬 クーデレ
3・姓:黄 名:邵 真名=雛菊 無邪気 狼と共に行動
登場が未確定なキャラ
4・姓:波 名:才 真名=菖蒲 母親的 未亡人 黒化
5・姓:張 名:曼成 真名=椿 姉御肌 ブラコン
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今回のお話は、樹夜と神楽(太史慈)が旅立つまでのお話です。
3章は、前編と後編に分かれています。
注意:この作品の干吉は女性です。