No.877733

九番目の熾天使・外伝~マーセナリーズクリード~番外編 Secret Mission

okakaさん

大変お待たせしました。第十九話です

2016-11-05 04:16:00 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1081   閲覧ユーザー数:561

番外編~Secret Mission~ TypeFuture 未来の力はどうやって手に入れるのか19

 

 

「このエレベーターで降りた先にグランドフリーザーの本体があるはずだ!」

 

 

晶葉の先導でエレベーターに乗り込み、地下深くへと降りていく霧子とプロトバース、霧子は警察で支給された拳銃S&WM37エアウェイトにりんな謹製の特殊弾丸を装填、プロトバースはセルメダルを一枚ドライバーに再装填し、備える。

 

 

「扉が空いたら私と霧子さんで一気に制圧するから、その後はお願いね」

 

「うむ、任せてくれ」

 

 

晶葉が決意とともにタブレットを握りしめる。その瞬間、エレベーターが停止し、扉が開き始めた。

 

 

「今です!」

 

「いよっしゃぁ!」

 

«ブレストキャノン»

 

霧子の合図でプロトバースがドライバーのダイヤルを回しブレストキャノンを展開、待ち構えているであろう敵に向かって砲撃を繰り出すために飛び出した。

 

 

「まとめて吹き飛べ・・・ってあれ?」

 

「誰もいない・・・」

 

 

続いて飛び出した霧子の言う通り、そこには警備のための戦闘員は研究者も誰もいなかったのだ。そしてフロアに降り立った一行の目の前に、強化ガラスでできた巨大なシリンダーとその中に閉じ込められた【上半身と下半身が入れ替わったような怪人】の姿が見えた。

 

 

「あれは・・・」

 

 

その怪人を知らない霧子が銃を構えながらゆっくりと近づく。プロトバースも周囲を警戒しながらシリンダーに近づいていった。

 

 

「これ、イマジン・・・だよね・・・」

 

 

その怪人をよく知るプロトバースがシリンダーを覗き込みながら更に近寄ろうとした瞬間、体の動きが完全に止まってしまった。

 

 

(っ!・・・体が動かない!なにこれ!?)

 

「こなたさん!」

 

 

それに気付いた霧子がプロトバースに駆け寄り、手を伸ばした瞬間、彼女も動きが停止してしまった。

 

 

(そんな・・・重加速!?でもこれはまるで108の・・・!?)

 

 

自身の身に起こった現象に、霧子はつい最近起きた全地球の静止を思い出した。この装置周辺は既に超絶重加速の領域になっているのだ。警備も研究者もいない理由がよくわかった。これではすべてのものが全く【近づけない】のだ。警備の必要もなく、研究者達ですら立ち入ることができない。確かに安全だ。

 

 

「霧子殿!」

 

ふと自身を呼ぶ声、晶葉が近づいてくる気配を感じた霧子はそれを阻止しようとした。

 

 

(ダメ!ここに来たらあなたまで・・・!)

 

 

しかし、超絶重加速の影響で体を動かすどころか声を発する事もできない。自身のシフトカーホルダーに収まっているジャスティスハンターの力をもってしても身動き一つ取れない。このままでは彼女まで囚われてしまう。そう思った瞬間、彼女の手に暖かい感触が触れるのと同時に、体が動いた。

 

 

「大丈夫か?霧子殿?」

 

「ええ、でもどうして?」

 

 

自身の手を掴んでいた晶葉に疑問を投げかける。この超絶重加速領域で彼女は普通に動いていたのだ。

 

 

「ああ、コイツのおかげだ」

 

 

そう言って晶葉が懐から一台のシフトカーを取り出す。そのシフトテクニックに似たデザインとネクストライドロンの様なサイバーチックな模様に霧子は見覚えがあった。

 

 

「これって・・・未来のシフトカーですよね?」

 

「うむ、これはネクストビルダー。私のお守りさ」

 

 

そう言った晶葉がネクストビルダーを懐に大事そうにしまうと巨大なシリンダーに向き直った。

 

 

「どうやらここで作業できるのは私だけのようだ。ここは私に任せてくれ」

 

 

そう言いながら霧子を超絶重加速の圏内から遠ざけると、晶葉は自身のタブレットをコンソールに繋ぎ、システムを操作し始めた。

 

(おーい!私!私も助けてよぉぉぉっ!)

 

すっかり忘れられたプロトバースが気付いてもらうのに5分程かかったのは完全な余談である。――――――――――

 

 

 

――――――――――「さて、これでもう右腕は使えませんね」

 

 

所変わって実験用アリーナ。ブルースガンナーをプラプラと指で弄びながら魔深フィッシャーが見下ろす視線の先、そこには右腕を千切り落とされたキメラドーパントがうずくまっていた。

 

 

「ウ・・・・・・ウゴォォォォォォォォォォォォォ・・・」

 

「傷口の部分をまるごと吹き飛ばしましたからねぇ、これで解錠はおろか、再生すら不可能でしょう」

 

 

そう言いながらマズルに付いた体液を指で拭い落とすフィッシャー、おそらくガンナーを密着させて接射したのだろう。超至近距離から何度もビームを打ち込み腕を引き千切ったことは想像に難くない。

 

 

「これで心置きなくロックシードが使えますね♪」

 

 

そう言ったフィッシャーが竜神丸の姿に戻ると、先ほどとは違うクリアレッドのロックシードを取り出した。ロックシードのナンバーは【ELS-PROTO】プロトタイプのエナジーロックシードだろう。

 

 

「うーん・・・ですがこれまだ使いたくないんですよねぇ・・・せっかくなんで今調整しておきたいんですが」

 

 

取り出したロックシードを見ながら竜神丸が迷っているその時だった。

 

 

「ウガァァァァァ!」

 

 

渾身の力を振り絞りキメラドーパントが飛びかかってきたのだ。考え事をしていた竜神丸は反応がワンテンポ遅れて動けない。

これは一発もらうか?そう思った竜神丸が懐のデザートイーグルを抜こうとしたその時、横合いから赤い閃光がキメラドーパントに襲いかかり弾き飛ばした。

 

 

「ウグェェェェェェ!」

 

 

着弾した胴体が僅かに灰化している。これはフォトンブラッドによる攻撃だ。そして赤いフォトンブラッドを使うライダーを竜神丸はよく知っていた。

 

 

「おや、ロキさん。助かりましたよ」

 

 

そう言って光線の飛んできた方に声をかける。そこにはフォンブラスターを構えたファイズが立っていた。

 

 

「咄嗟に撃ったけど、なんでお前ここにいるんだよ。残るとか言ってなかったか?」

 

「色々ありましてねぇ、検体を確保するために降りてきたんですよ」

 

 

竜神丸の返答に仮面の裏でうんざりしつつ、ファイズはフォンブラスターを構えたままゆっくりとキメラドーパントとの距離を詰めていく。

 

 

「そういうロキさんこそ、他の方たちはどうしたんです?もしかして迷子ですか?」

 

「・・・隔壁で分断されたんだよ」

 

 

竜神丸もロックシードを構えたままキメラドーパントとの距離を調節するために後退、ファイズに並んだ。

 

 

「ああ、そうそう実は今試作品のテストしようと思ったんですがこのロックシードエネルギー量が多すぎるんですよ、何かいい案ありません?」

 

「今聞くか!?・・・余分なエネルギーをどっか逃してやりゃあいいんじゃねーの?」

 

 

あまりにフリーダムすぎる竜神丸の問いに呆れながら答えたファイズ、その答えに竜神丸は閃いた。

 

 

「ああ!その手がありましたね!」

 

 

そう言った竜神丸はゲネシスドライバーの中央、ゲネシスコアを取り外し始めた。

 

 

「え、ちょっと待てアイツ起き上がろうとしてるんだけど!?「足止めしてくださいよ、ほら早く」勝手すぎんだろおいぃ!?」

 

 

既に自身の仮設の証明以外眼中にない竜神丸の答えにキッチリとツッコミ返すとファイズはフォンブラスターをキメラドーパントの足元に撃ち込み、体制を崩させた。撃たれたキメラドーパントも必死に起き上がろうとするが、片腕ではうまく起き上がれないのだろう。

 

 

「・・・よし、もういいですよ。フォトンブラッドで倒しちゃうと検体が汚染されちゃうんですっこんでてください」

 

 

竜神丸はそう言いながら腰に戦極ドライバーを装着、インジケーターのフェイスプレートを外し、そこにゲネシスコアを差し込んだ。

 

 

「言い方!他にもっとマシな言い方あんだろ!?例えば「変身」聞けよぉ!」

 

 

ファイズの悲痛な叫びも何のその、竜神丸は【両手】に持ったロックシードを解錠した。

 

«マスカット!»

 

«ドラゴンフルーツエナジー!»

 

右手のマスカットロックシードの解錠に合わせて頭上のクラックからマスカットアームズが出現、そして左手の【ドラゴンフルーツエナジーロックシード】に反応して赤いドラゴンフルーツを模したアームズが出現した。

 

 

«ロックオン!»

 

 

両方のロックシードをドライバーに装填、待機音声が鳴り響く。それは普段の龍刃と違い、まるで法螺貝の様な音声を発した。

 

 

«ソイヤ!»

 

 

竜神丸が勢い良くカッティングブレードを倒す。同時に頭上の二つのアームズがぶつかり融合、紅い戦極鎧の様な形状になると竜神丸に突き刺さった。

 

«ミックス!»

 

その鎧の中でマスクが形成される。その瞳はまるでドラゴンフルーツの果肉の様な薄青色に輝く。

 

«マスカットアームズ!龍!刃!セイヤットウ!»

 

鎧がゆっくりと展開、まるで真紅の陣羽織のような装甲の羽織の様な部分にドラゴンフルーツの様な文様が浮かび、龍の角と髭を模した様な角飾りがついた兜を纏わせる。

 

«ジンバードラゴンフルーツ!ハハーッ!»

 

そして腰の両側に見たことのないくし切りのドラゴンフルーツの用な文様が浮かんだ曲刀型の双剣【狂龍双刃】が出現、手の中にソニックアローが出現した。

 

 

「ほう、これは想定外。余剰エネルギーが武器となって顕現するとは!」

 

 

一旦ドライバーの中にエネルギーを溜め込むゲネシスドライバーと違い、戦極ドライバーはエネルギーを開放するだけだ。ならばその余分なエネルギーは排出されてしまうだろうと考えていた竜神丸は想定外の出来事に歓喜した。

 

 

「では、早速実験といきましょう」

 

 

そう言い放つと【狂気の双龍、アーマードライダー龍刃ジンバードラゴンフルーツアームズ】は左手で右腰の狂龍双刃の雄剣を抜刀、柄尻のリングを左腰の雌剣のリングと接続しナギナタモードにして抜き放った。

 

 

「ウグルァァァァァ!」

 

 

キメラドーパントが龍刃の接近を察し屈んだまま突進、みぞおちに強烈な頭突きをかまそうとした。

 

 

「よっと」

 

 

しかし、その全体重を乗せた一撃は狂龍双刃の一振りであっけなく失敗に終わった。

 

ズバァァァァァァァン!

 

凄まじい斬撃音と共に腹部が中ほどまで断ち切られ、刃を叩きつけられた衝撃でふっとばされる。その【軽い一撃】に龍刃は驚愕した。

 

 

「これは・・・こんな力が・・・」

 

 

あまりに凄まじい一撃に武器を握る手に力が入る。興奮で心臓が激しく脈打ち、脳内をアドレナリンが駆け巡る。

 

 

「お、おい竜神丸?「フ・・・フフ・・・フフフ・・・」うわぁ、スイッチ入っちゃったよ」

 

 

もはやファイズの声も聞いていない。そんなものはどうだっていい。なぜこんな凄まじい威力が出たのか、それを突き止めなくてはならない。目の前の実験材料と共に新たな研究材料が手に入る。その喜びに龍刃は打ち震えた。

 

 

「フハハハハハハハハハ!!素晴らしい!これほどとは!戦闘能力ならデュークを上回りそうですよ!これぞ私の求めた力!いいぞぉ、実にいい!」

 

 

完全に自身の世界に入り込んでしまった龍刃はナギナタの刃の向きを変え、揃えて弓状に変形させるとソニックアローに接続。同時に剣先からエネルギーの弦が伸び、ソニックアローの弦と十字状に結びついた。

 

 

「ウグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥオォォォォァァァァァァァ!!」

 

 

その時、キメラドーパントが立ち上がった。腹部の傷を回復させながら龍刃へと飛びかかる。

 

 

「いい的ですねぇ!」

 

 

空中に飛んだことで完全に無防備になったキメラドーパントに合体させた複合弓を向け一射、その一撃で決着が付いた。

 

ズダァァァァァァァァァン!!

 

放たれたエネルギーの矢がキメラドーパントの胴体に突き刺さり、それだけに飽き足らず、キメラドーパントを壁へと突き飛ばし、縫い付けてしまったのだ。

 

 

「発射する矢の威力も比べ物になりませんねぇ!ハハハハハハハ!!」

 

«ロック・オン!»

 

あまりの威力に完全にハイになった龍刃がドラゴンフルーツエナジーをソニックアローに装填、必殺の一撃を放とうと弓を引いた。キメラドーパントがどうにか離れようと必死にもがく。しかし、壁に食い込んだ矢はキメラドーパントを縫い止めて離さない。確実に仕留められる。そう思った瞬間、キメラドーパントの腹部が【開いた】。

 

 

「グゥゥガァァァァァァァァァァァァァ!」

 

「っ!?これは・・・」

 

「おおおおおお!?吸い込まれる!?」

 

 

おそらく何本ものキーメモリを一気に使った副作用だろう。あらゆるものの開閉を行う能力が次元に干渉し、【別時空への扉】を開けてしまったのだ。

 

 

「っ!・・・これは流石にマズイですねぇ・・・」

 

 

一瞬で冷静さを取り戻した龍刃がソニックアローを射とうと構えるもあまりに吸い込む力が強く、安定しない。

 

 

「っこの!」

 

 

ファイズがフォンブラスターを打ち込み扉を閉じようとするも、その攻撃すら扉に吸い込まれてしまう有様だ。

 

 

「くそ!何かいい案は・・・!」

 

 

このままではジリ貧だ。そう思ったファイズが何か使えそうなものは無いかと周囲を見渡すと、その目にあるものが飛び込んできた。

 

 

「こうなりゃ一か八かだ!」

 

 

ファイズが地面に転がるそれを拾い上げ、キメラドーパントに投げつけた。

 

 

「うぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁっ!」

 

 

ファイズが投げつけたそれはさっき魔探フィッシャーが引き千切ったキメラドーパントの右腕だった。あらゆる鍵を開閉するその力ならあの時空の扉も閉じられるかもしれない。そう思ったファイズが渾身の力を込めて投げつけたのだ。しかし、その行動がファイズの運命を大きく揺り動かした。

 

 

「っ!しまっ・・・!」

 

 

全身の力を込めたせいで踏ん張りが効かず、足が地面を離れてしまった。そのままキメラドーパントの時空の扉へと吸い込まれていく。

 

 

「くそぉぉぉぉぉぉっ!」

 

 

しかし、先に投げたキメラドーパントの右腕の方が早く到達した。その右腕が胴体に突き刺さった途端、時空の扉が閉じていく。

 

 

(よし!間に合った!)

 

 

ファイズは、ロキはそう確信した。しかし――――――――――――――――

 

 

「っ!」

 

 

――――――――感じたのは自身の右目のうずき――――――――

 

 

「なっ!?」

 

 

――――――――わずか一瞬、ほんの一瞬だった。

 

 

「扉が・・・止まって!?」

 

 

――――――――【歴史の修正力】が彼を排除するために扉が閉まるのを【一瞬だけ止めた】のだ。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

――――――――そしてその時空の穴に、ファイズが、キリヤ・タカナシが吸い込まれてしまった。

 

 

「っ!今です!」

 

«ドラゴンフルーツエナジー!»

 

ファイズを吸い込み扉を閉じた瞬間、龍刃は必殺の一撃【ドラゴンボレー】を放った。

 

『『グォォォォォォォォン!!』』

 

唸りを上げながら放たれた二頭の龍を模したエネルギーがキメラドーパントへと食らいつき、大爆発を上げた。

 

 

「・・・ふぅ、やはり凄まじい威力ですねぇ」

 

 

変身を解いた竜神丸がメモリブレイクされたであろう柏谷に近付くと、そこにはドーパントの右腕を突き立て、頭部を金属細胞に覆われた柏谷が転がっていた。

 

 

「ふむ、流石にメモリのチャンポンとコネクタ無しは耐えられなかったみたいですね。完全に戻りきってない。まぁ、好都合ですが。今はこのジンバーの研究を優先しましょう」

 

 

そう言うと竜神丸は柏谷を自身のラボに転送。自身もテレポートで帰ってしまった。彼にとって仲間の損失など瑣末なことに過ぎなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――「ってぇ・・・ここは一体どこだ?」

 

 

その頃、吸い込まれたロキはとある船の上と思われる場所で目を覚ました。

 

 

「あれ?変身が解けてる?」

 

 

ロキが自身の姿に驚き、ベルトを見るとファイズフォンが抜き取られていた。

 

 

「やっべぇ・・・これokakaに殺されかねんぞ」

 

 

焦ったロキが近くにファイズフォンが落ちてないか探そうと起き上がるとその目にまるで空の様な蒼い髪の少女とそれに連れられた鎧をまとった少年と少女、そして女騎士がこちらに向かってくるのが飛び込んできた。

 

 

「あ、目を覚ましたみたいですよ!カタリナ!」

 

「君、大丈夫か!?突然グランサイファーの上に落ちてくるなんて一体何があったんだ?」

 

 

状況が飲み込めず、カタリナと呼ばれた騎士の問いにどう答えたものかとロキが考えようとしたその時だった。

 

 

「キメラドーパントにすっ飛ばされてきたんだろ?」

 

「あー本当だったんですね。未来に行ったって。僕眉唾ものだと思ってました」

 

 

聞き慣れた声に振り向いたロキの眼前に見慣れた顔が二つ飛び込んできた。

 

 

「okaka!ディアも!?」

 

「おっ懐かしいなぁその呼び方」

 

「20年以上聞いてなかったですもんねぇ」

 

「は?20年?何言って・・・?」

 

 

二人の反応がどこかおかしい、今は管理局との戦争状態、コードネームで呼びあうのがルールだったはずだ。それに20年?何かがおかしい。そう思ったロキの疑問はokakaが答えてくれた。okakaはおそらくベルトから抜き取ったのであろうファイズフォンをロキに投げ渡すと、自身の後ろを指し示した。

 

 

「25年後の【未来】にようこそ、キリヤ・タカナシ。ここは空島の世界【ファータグランデ空域】俺達はちょっと野暮用でな、こっちの世界に飛んできてたんだ」

 

 

そう言ってokaka【岡島一城】が指し示した先には無限に広がる青空、そしてそこに浮かぶ無数の島々が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――後にキリヤは語る「あの時俺が未来に飛ばされたのは結果的に救いだった」としかしそれはまた別のお話――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来編ExtendMission【Case:グランブルー】に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

まぁもうしばらくSecretMissionが続くんですけどね!空に飛ばされたキリヤはそこで救いとなる何かを手に入れる事ができるのか。それは気が向いたら書きます。次回は遂にカンナギとバトル開始(予定)です。

 

 

 

 

 

 


 
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