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No.874454
みらくる☆さん
#63 姉妹 俺「お願いします。彼女のこと、知りたいです」 絹枝「ありがとね。じゃ、まずは…マイが君のところに来る
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その根本から話そう そう言うと、視線を逸らすように外を見る ポケットから携帯を取り出して…写真でも見ている感じだった 絹枝「三好 香子 彼女の妹。私はキョウって呼んでたんだけどね 年は離れていたんだけど、すごい可愛がってたんだよ 私も兄貴がいるんだけど、もともと兄弟に憧れていたみたいだったし 喧嘩してるとこなんて見たことが無いくらい仲がよかったんだ 姉と違って外で身体動かすのが好きで。対照的だったよ うちら、水泳習ってたんだけどね、マイも私も続かなくて でもあの子は凄い才能でさ、県大会で結果出すほどで 周りで随分盛り上がったもんだよ 高校も、スポーツに強い所に決まってたんだけどね その前に、倒れて、入院したんだ ところで少年は家族で大病された方はいるかな?」 俺「いえ」 絹枝「そう…私もここからは聞いた話だから齟齬があるかもしれないけど キョウは、厄介な病気で、処方した薬が効かなくてさ 家族はあれこれ必死になって彼女を救おうとしたの ひとつ。国外で精製された薬が、彼女の症状を和らげた 国内での医療や、海外の薬でも、国で認可されているものには、それを国が保険で まかなってくれる」 俺「まさか…」 絹枝「そう、国が無認可のものだったの。莫大な医療費に あっという間にご家族は追い詰められた だから安価の治療に切り替えようとしたんだ 薄情じゃないんだ。キョウの体力ももう、限界だったようだし でも、マイは反対した 本当はもっと上のほうで勉強しようと貯めてたお金も、学者になる夢も 全部捨てて、彼女につぎ込んだんだ それも無くなると、必死で各所でお金を無心して歩いた 親御さんも、自分の肉親のため懸命なあの子に対して 何もいえなかった そんな… 1. 「彼女が殺したって言ってたのは、まさか…」 2. 「それが、借金の理由…」 3. 「そろそろ出前とりましょうよ~」
2016-10-15 21:43:35 投稿 / 1778×1000ピクセル
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#63 姉妹
俺「お願いします。彼女のこと、知りたいです」
絹枝「ありがとね。じゃ、まずは…マイが君のところに来る
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