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No.872439
みらくる☆さん
俺「聞かせて。先生はなんでこんなことするの?」 何が何でも理由を聞かないといけない こんな身勝手が許されるわけがないから
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先生「怒ってるよね?」 俺「いや、心配しているからなんだよ。もし逆の立場だったら 先生だって…そうしてくれたんじゃないかな」 先生「私は死ななきゃいけない。死にたくないよ。でも…」 その後を言おうとして、彼女は言い辛そうに目を瞑る 「先生はいなくなったら…俺は… 過去に誰かを傷付けて、それを気に病んでるのかは分からないけど 今度は俺まで不幸にするつもり!?」 それを聞くと、彼女は首を横に振る そしてか細い声で、力を振り絞るように声を出した 先生「多重債務者」 俺「?」 先生「わ、私は…ね つまり、借金まみれってこと。首が回らないの 手紙、最後まで読んでないんだね。私は生命保険もかけてるから 自分の命をそれに充てなきゃならないの。」 俺「え?…」 先生「お話とか、映画みたいでしょう?でも、こういうことはできるし 実際にやる人もいるんだ。 ちょうどこの間で二年経ったから、ちゃんとお金は下りる 気づかなかったよね?これは絶対知られたくなかったから あぁ!駄目だ、もう、知られた。嫌われる…うぅ ごめんなさい、ごめんなさい、これを言うとみんな軽蔑して…離れていって キミもきっと、そうだと思って、言えなくて。騙してしまって 嫌われたくなくて」 そういううと崩れ落ちて泣き始める 突然の彼女の告白、ただ、おかしいとは思っていた。 なぜなら、彼女は極端にお金を使わなかったから 生活用品や化粧品以外の物を買っているのは目にしたことがなかったし なにより、社会人なのに学生の俺に生活のすべてを依存しているのは どう考えても不自然だった 倹約にうるさい人なのかとも考えたことがあったけど、一緒に居て そんな人ではないと分かっていた。今では軟化したけど、何をするにも 彼女はいつも申し分けなさそうに、すまなそうに振舞った 彼女は続ける 先生「ここに来るきっかけも、前のアパートで家賃を滞納してて なんとか支払ったんだけど もう、出て行ってほしいって言われて、おキヌに泣きついて… わかった?日頃生徒に偉そうに説教するけど 中身はそんな価値もない人間 私の人生は、もう、行き止まりなんだよ」 そんな… 1. 「決め付けないで!」 2. 「債務者は出て行ってくれよ」 3. 「どうしようもないの?」
2016-10-01 21:21:40 投稿 / 1778×1000ピクセル
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俺「聞かせて。先生はなんでこんなことするの?」
何が何でも理由を聞かないといけない
こんな身勝手が許されるわけがないから
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