No.854774

旅団とクトゥルフ!

第9話 奇跡の代償

2016-06-23 09:00:01 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1256   閲覧ユーザー数:1153

げんぶ「オリジナルシナリオ『奇跡の代償』、今回でシナリオクリア目指してレッツクトゥルフ!」

全「「「「「「「「Ia-Ia!」」」」」」」」

 

げんぶ「早速だがちょっとミスってな。前回の『癒しの館』内の出来事の事について何だが、本来はこれ部屋を分けるべきだったんだ。館内メンバーと外で聞き耳を立ててるメンバーで」

竜神丸「おや、ではどうしましょう?」

げんぶ「と言う訳で外のメンバー、《聞き耳》振ってくれ」

 

 

 

 

 

《聞き耳》

 

音羽75→48 成功

澪25→46 失敗

彰人80→82 失敗

冬水25→47 失敗

ランスタン25→20 成功

 

 

 

 

 

 

 

ZERO「なんで俺は80取ってる技能で失敗すんだよ!!」

げんぶ「そうだな…。では成功した音羽とランスタンは部屋の中で何か異常が起きていると分かる。それは非現実的な事であるとも分かり、これから目にするであろう光景に若干覚悟をする事が出来たな」

竜神丸「…ああ、つまり成功者はSANチェックの際に減少度が減ると?」

げんぶ「そう思ってくれてかまわない。失敗者は通常通りの減少度となる。それでは部屋の中へと場面を戻そう。二人の身体からあふれ出た黒いタールのような生物、無形の落とし子との戦闘だ!」

ZERO「俺たちはその戦闘に入り込めるか?」

げんぶ「無理かな、開始時に部屋に突入すると言う感じになるから…2R目から合流になる」

Unknown「行動順はDEX順だから…韮崎と落とし子のDEXが18以上でなければ、一真からだな」

げんぶ「安心しろ、最初の行動は一真だ。どうする?」

ロキ「様子見。ディレイを宣言する」

げんぶ「理由は?」

ロキ「こんな化物が目の前に現れていきなり殴りかかる奴もそうはおらんだろ。それよりは万が一に備えて妹を庇うために様子見をしているって方が納得できる」

げんぶ「なるほど、では次の行動順は…落とし子だ!」

ディア「げっ」

げんぶ「対象は…4、では真一に《鞭》のような触手で攻撃!」

 

 

 

 

 

《鞭》

 

落とし子??→17 成功

 

 

 

 

 

《回避》

 

真一50→10 成功

 

 

 

 

 

げんぶ「それでは真一を狙った触手は空を裂いて真一へと迫ったが、驚いた真一はとっさに退いて避ける事が出来た。次は晴実だ」

ディア「女性を狙われて黙っているわけにはいきませんね、効かないでしょうけど落とし子に《キック+武道》!」

 

 

 

 

 

《キック+武道》

 

晴実72、70→25 両方成功

 

 

 

 

 

げんぶ「では晴実の強烈な回し蹴りが落とし子の胴体を両断するが、すぐさま復元してしまう。ダメージを受けているようには見えないな」

ディア「やはり物理は効きませんか」

kaito「メタになるが落とし子は火や薬品、呪文でしかダメージ受けないしな…」

げんぶ「では次の行動は…韮崎!彼女はビロードと中身を抱えながら、落とし子に気を取られている探索者たちの脇をすり抜け外へと逃げだすぞ」

ガルム「阻止は出来ないのか?」

げんぶ「いった通り探索者たちの注意は落とし子に向けられているからなぁ。逃走阻止は出来ない…が、追跡は出来る。ちなみに次は裕也の番だぞ」

ガルム「ならば韮崎を追いかけ外へと飛び出す!」

ロキ「待ってくれ、俺も行く!流石に首謀者を見逃せんし…ちょっと、気になる事もある」

げんぶ「DEX対抗」

 

 

 

 

 

《DEX対抗》

 

裕也??→13 成功

一真??→36 成功

 

 

 

 

げんぶ「それでは二人は外へと逃げだす韮崎を追いかける事が出来た。しかしお互いに走力が拮抗しているのか、その差は全く縮まらない」

竜神丸「あ、この辺りで我々介入できます?」

支配人「外へと出てきたなら分かりそうなものだが?」

げんぶ「RP頼む」

 

 

 

 

 

裕也『待て!待ってくれ韮崎さん!』

冬水『なっ、貴方たち、中で一体何が!?』

一真『すまんが説明している時間は無い!晴実に聞いてくれ!』

彰人『中に行くぞ!』

 

 

 

 

 

げんぶ「中に入るとそこには無数の触手と杭のような歯を生やしたコールタールを練り固めたような化物が居た。ハイ1/1D10のSANチェック。冒頭の《聞き耳》成功者は1/1D6だ」

 

 

 

 

 

《正気度消失》

音羽88→49 成功 消失度1 現在SAN87

澪83→75 成功 消失度1 現在SAN82

彰人57→71 失敗 消失度5 現在SAN52

冬水77→50 成功 消失度1 現在SAN76

ランスタン90→62 成功 消失度1 現在SAN89

 

 

 

 

ZERO「いい加減にしやがれ!!」

げんぶ「彰人、アイデアロール」

 

 

 

 

 

《アイデア》

 

彰人75→91 失敗 発狂回避

 

 

 

 

 

げんぶ「ちっ、なら彰人は醜悪な見た目に吐きかけるも強靭な精神力で抑え込んだ」

kaito「強靭な精神力(SAN52)」

げんぶ「次の行動は真一だ。彼女は晴実の怪我を手当てしようとする」

 

 

 

 

 

《医学》

 

真一??→15 成功 回復量1D3→3

 

晴実HP9+3=12 完全回復

 

 

 

 

 

げんぶ「それでは真一は落とし子に怯えながらも的確な治療を行えた。ここから第2ラウンドだ。行動は…音羽」

kaito「正直やることが無い…ディレイ」

げんぶ「では次、冬水だ」

竜神丸「私もやる事無いんですよねぇ。とりあえずじゃあ落とし子にナイフを《投擲》します」

げんぶ「お前《投擲》初期値」

 

 

 

 

 

《投擲》

冬水25→57 失敗

 

 

 

 

 

げんぶ「冬水が放ったナイフは落とし子の横を掠め、ソファーに突き刺さった。次の行動は彰人!」

ZERO「やっとか…!落とし子に《日本刀+居合》で斬りかかる!」

 

 

 

 

 

《日本刀+武道《居合》》

 

彰人80、80→15 成功

 

 

 

 

 

げんぶ「彰人の潔い踏み込みから放たれた神速の居合切りは、落とし子の胴体を真っ二つに薙いだ。しかし先ほど晴実の蹴りの時の再現かのように、またも簡単に復元してしまう」

ZERO「チィッ!!」

げんぶ「次は…っと、韮崎たちの方を処理しようか。追跡組、DEX対抗」

 

 

 

 

 

《DEX対抗》

 

裕也??→24 成功

一真??→75 成功

 

 

 

 

げんぶ「二人は韮崎に追いついた。彼女は大分衰弱しているようで、ほんの数分走っただけで肩で息をしている」

裕也『韮崎先生!待ってくれって!』

韮崎『いや…!いや…!これは…渡せない…!私は、ツァトゥグア様に…!』

一真『韮崎さん…あなたの事は調べさせてもらいました。その上で聞きたいことが有るんです』

韮崎『な…に、を…』

一真『―――あなたも、拒食症を患っていたんですね?そして精神科に通うも、思うような成果があらわれなかった』

韮崎『………な、ぜ…それ、を…』

一真『確かに精神の病気は目に見える様な治療は出来ません。出来るのは患者さん自身がそれを克服する後押しだけです。ですが、あなたは治療の意味をはき違え…自身で治ることを放棄してしまった』

韮崎『…!あなたに、一体何が…!』

一真『分かるだなんて軽い口は叩きません。でも、俺はこれでもメンタルセラピストです。あなたのように途中で諦めて…背中を押す事が出来なかった患者さんも多く見てきました』

韮崎『………』

一真『韮崎さん、もういちどだけ俺たち医者を信じて貰えませんか?あなたが道を外してしまったのなら、俺が道に戻します。あなたの足がすくんでしまうのなら、俺が背中を押します。医者の本分は、人を助ける事なんですから』

 

 

 

 

 

《説得》補正+20

 

一真90→32 成功

 

 

 

 

 

韮崎『わたし…わたし、は…。今まで、沢山の人の感情を…!』

一真『一人で背負うことなんて無いです。患者さんの荷物を請け負うことも出来ますよ』

韮崎『一真…さん…!』

 

 

 

 

 

げんぶ「韮崎の手からビロードが滑り落ち、中の何かが割れる音が辺りに響く。次の瞬間、其処にいた一真と裕也の二人は常軌を逸した世界へと飛ばされていた」

ガルロキ「「!?!?!?」」

Unknown「あー…地雷踏んだか?」

竜神丸「SANチェックですかね?(wktk」

ガルム「そこ!ワクテカすんなや!」

げんぶ「―――そこはあらゆる生物の白骨が敷き詰められた暗い洞窟。二人は何処からか聞こえる『ウガァ・クトゥン・ユフ!』と言う祈祷の言葉に包まれて怠惰と、惰眠と、人肉を貪る潰れたヒキガエルに似た醜い怪物の姿を見た。それはどこかで見たような誰かをひとつまみにし、ゆっくりと口へと運ぶ。すると―――その存在は二人に気が付き、こちらを睥睨する。その瞬間二人は思った…『次は自分だ』。」

ガルロキ「「………」」

kaito「SAN値直葬待った無し!」

支配人「あー…その…強く生きろ…」

ディア「支配人さんですらフォローできないとか…」

げんぶ「ツァトゥグアとの一時の邂逅、これによるSANチェックは1D3/1D10だ!今回最後のSANチェック、思う存分削れるが良い!」

ガルロキ「「いやぁぁぁああ!!」」

竜神丸「あ、何気にこれ以降SANチェック無い事が分かりましたね」

ZERO「戦闘も無しか」

 

 

 

 

 

《正気度消失》

 

一真80→43 成功 消失度3 現在SAN77

裕也69→49 成功 消失度2 現在SAN67

 

 

 

 

 

げんぶ「何でお前ら神格と遭遇して発狂してねえの?」

ロキ「女神さまありがとぉおぉおお!」

げんぶ「ま、いいか…(ロキもRP頑張ってくれたしな、ここはエンドをちょっと変えるか)。―――二人は韮崎の凄まじい悲鳴によって白昼夢から目を覚ます。我に返った探索者たちは韮崎が地面に倒れ込んでいることに気が付く。それと同時刻、マンションの一室で暴れていた無形の落とし子に変化が訪れる」

ディア「?」

げんぶ「目の前の探索者たちをまるで品定めするかのように眺めていたが、不意に窓ガラスをぶち破り液状化、ベランダの排水溝へと逃げ込んだ」

kaito「これは…逃げたのか?」

竜神丸「KP、聞き耳を振ってもよろしいですか?排水溝から何かが上がってくる様な音は聞こえますか?」

げんぶ「振らなくていい、排水溝からは何も聞こえない。―――おめでとう、シナリオクリアだ」

ロキ「韮崎はどうなった!?」

支配人「あと裕也と真一ちゃんは大丈夫なのか?」

げんぶ「その辺りは次回の後日談で、だな。それでは―――」

全「「「「「「「「待て次回!」」」」」」」」

 

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択