スティレットさんが新型装備を纏った姿。
スティレットさんが本来持つ高い機動性をそのままに腰部拡張ユニットから伸びるFA共通規格のサブアームにより高い状況対応能力を持つ。
しかし当機の本来の役割は電子支援機。戦場にいる仲間同士をデータリンクで繋げ保持し、連携して敵を殲滅する。そして仲間を一人も失わずに全員で帰還すること。それが当装備の目的である。

-世界観-

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・FA(フレームアシストモジュール)
平均全高2mの自律重機。その特徴は、作業重機でありながら中枢命令系統に生体部品を用いたことで従来の重機よりコンパクト且つより柔軟の状況に対応できることにある。運用開始と同時にその高い状況対応能力からFAは世界中で運用され世界統一文明の発展を支えた―――
ある時期を境にFAは暴走。動くものを見境なく捕食し始めた。何故消化器官を持たない、それ以前に食料摂取の必要がないFAが捕食行為を行うのか未だに分かっていない。そして、暴走したFAは徐々に標的を人間に限定し始めた。
人類はFAが出す有害物質による汚染とFAによる捕食から身を守るためにシェルターの中で閉じこもりながら暮らた。しかし、FAの捕食行為、環境汚染は止まることなかった・・・

・FAGユニット
「anti-Frame arms Assult Guncareer 」　――通称FAG
ナノマシン浄化フィールドにより汚染領域での行動が可能且つFAと同一規格の火器が運用可能な強化歩兵――つまり、FAの中枢を担っていた生体部品を意思を持った人間に置き換えた兵器。その人間とは、10代の少女たちであった。彼女たちがFAを駆除し、シェルターを守り、人類を生きながらえさせる最後の希望としてその身を捧げた――
しかしFAの勢いは以前衰えることはなかった。強靭な体と火器を扱い、ついには個体間で連携を取る群れまで現れたFAを前に人類は劣勢であり、全人類がFAに捕食されるのは時間の問題とされた。

・スティレットさん
スティレット(機動戦特化)型FAGユニットの少女。個体名『ヒビキ』
低いFAG適正を努力で補い、人望もある俊才と評価されたが、長い戦いの中で多くの仲間を失い、自分だけ生き残ったことで自己否定を抱くようになった。
しかし、信頼できる男性指揮官との出会いと新たな仲間との出会いで徐々に本来の人間らしさを取り戻していった。
戦闘でも連勝が続き、FAによる被害も減り始めた矢先に新たな強敵が出現。スティレットさんは負傷してしまい、仲間たちは全滅の危機を迎える。
スティレットさんはもう二度と、仲間を失わないために自ら危険な強化プランの被検体になることを決意。スティレットさんは常人ならば精神崩壊を起こしかねない新装備との神経接続に挑むことになるのだった・・・