まえがき コメントありがとうございます。熊本地震をもろにくらったsyukaです。生きてます。どうにか活力を取り戻せそうです。今回も短編ものをお送りさせていただきます。それでは、ごゆっくりしていってください。
※当物語は本編の時間軸とはずれていますので、ご了承下さいませ。
♪♪♪
張遼文遠、霞の場合
「な、なぁ、一刀。」
「ん?」
「うちも一刀の事兄呼びせなあかん?」
「いや、別に強制じゃないし・・・」
「せやけど、一刀的にはそっちのが嬉しいやろ?」
「う~ん・・・無理して言われてもそれは何だかなぁって思うよ。」
「うーん・・・。 う~~・・・だあああああ!! じゃかしいわ! うじうじ悩む
なんてうちらしゅうない!! 一刀! や、今日だけはうちの兄貴や!」
「霞の兄貴分ってのは荷が重いよ・・・」
「うちより弱っちぃ兄なんてうちは認めんで! その点、一刀はばっちり当てはまっとる! てわけで、今日は一刀の奢りや! 酒飲み行くでーー!!」
「ちょっ!? 今日のうちの隊の演習まだ終わってないんだけどーーー!!?」
「細かいことは気にしたら負けや! うちの兄貴なんやし、どうとでもなるやろ♪」
「ごういんーーーーー!!」
「・・・隊長、連行されちゃった。」
「今日の演習はお休みかしら?」
「隊長と二人っきり・・・羨ましいわ。」
隊の皆に見守られながら、一刀は酒場へと連行されましたとさ。
♪♪♪
芙蓉姫、清羅の場合。
「うふふ♪ ようやくご主人様を私の好きに出来る番が・・・」
「や、清羅? なんか色々と間違ってるよね?」
「ですが、私がご主人様の妹・・・頼もしい兄を補佐しながらも隙を見てあんなことやこんなことを」
「おーーーい。 戻ってこーい。」
「まぁ、私ったら・・・そんなはしたない真似、ご主人様になんて恥ずかしい//」
「(俺、今のうちにこの場を離脱したほうがいいような気がしてきた) そ、そう言えばさ、蒼は今日どうしてるの? 見かけないけど・・・」
「蒼ですか? 蒼には警邏に出てもらってますよ。 卑弥呼さんと。」
「何故卑弥呼と・・・何か蒼には悪いことしちゃった気がしてきたよ。」
「私はご主人様と一緒だから大満足♪ そ・れ・でぇ~。 ご主人様をお兄さま呼びするとの事でしたね。」
「一応はそうなってるね。」
「けれど、私の中で判決が出ました!」
「は、判決?」
「はい♪ ご主人様はどちらかと言えば私の弟なのですよ!」
「まぁ、俺の方が年下だしねぇ。 それで?」
「極端に言えば私のお嫁さんなのですが。」
「清羅もこだわるよね、そこ。 もう突っ込まないことにしたよ。」
「だから、今日は弟であるご主人様はお姉ちゃんである私にね! 可愛がられる義務が発生するの!」
「・・・(ヤバい)ニジリ」
「弟君♪ 今日は逃がさないよ~♪ ガシリ」
「清羅のどこにこんな握力が!? ちょっ!? ダレカタスケテー!!」
清羅によって市中引き回しにされ、彼女の思惑どうりあんなことやこんなことをされましたとさ。めでたしm「めでたくない!」
♪♪♪
賈駆文和、詠・劉弁、百合の場合。
「~~~♪♪ えへへ♪ お兄ちゃ~ん♪」
「百合は随分とご機嫌だね。」
「はい♪ 妹は薔薇ちゃんがいますけど、男の兄弟っていませんから新鮮です♪ それに、一刀さんが今日はお兄ちゃんですから♪」
「そう言ってくれると俺も嬉しいなぁ。 えい、ぎゅーっ。」
「きゃーっ♪」
「・・・あんたら、楽しそうね。 ボク、ついてこなくても良かったんじゃない?」
「今日は詠ちゃんが私とお兄ちゃんの見張り役なんですから、一緒にいないとダメです♪」
「えぇ、それは分かってますとも。 ボクが見てないと弁様がこの野獣野郎に襲われかねない。」
「俺、襲ったりしないけどなぁ。」
「お兄ちゃんは優しいよ~。 ね~、お兄ちゃん♪」
「ね~♪」
「・・・はぁ。 こんな兄のどこがいいんだか、ボクにはさっぱり分かんないわ。 今日は月も一日ご機嫌だったし・・・。 というかあんた! 協様に何したのよ?」
「ん? 何って?」
「城に帰ってきてからずーっと顔を真っ赤にさせたままぶつぶつ唸ってたじゃない。 あんなが何かしでかしたに違いない。」
「ん~? 月と一緒に茶店で薔薇を抱きしめてたくらい?」
「・・・原因、それよね。」
「だって仕方ないよ! 薔薇が可愛いんだもん!! 杏仁豆腐を食べさせてあげたら顔を綻ばせるし、可愛いって言ったらぷいって顔を背けるし、顔を真っ赤にしたままわたわたし始めた時にはもう・・・照れ隠しの馬鹿の一言なんて殺人級だよ!? 途中から俺と月で心ゆくまで堪能したからなぁ・・・薔薇を。」
「お兄ちゃん、いいなぁ。 私もご一緒したかったです。 一緒に薔薇ちゃんをもふもふした~い!」
「今度皆で一緒に行こう! というか、三人で寝るときに一緒に薔薇をもふろう。」
「はい♪」
「協様もお気の毒に・・・そこに弁様がいなかったのは不幸中の幸いね。」
「そうだ! 今度月ちゃんたちのところに遊びに言ったらまたお兄ちゃんの事いっぱい話してあげるね♪」
「え・・・っ。」
「ん? 百合、一体何のこと? 初耳なんだけど・・・。」
「私と月ちゃんで、お兄ちゃんの事についてお茶をしながらお話してるんです♪ 最近は清羅さんや桃香さん、あとは呉の愛璃さん方もたまにご一緒しますね。 その時の話を聞いてる時の薔薇ちゃんと詠ちゃんの反応が初々しくって・・・うふふ♪」
「・・・ね、ねぇ、詠さ。 どんな話か聞いてもいい類なの?これ。」
「・・・少なくとも話の中心のあんたは耳に入れない方が身のためよ。」
「そ、そっか。 聞かないことにするよ。」
「もしあんたが全員の兄なら大変ね。 いつも追われる身になるわ。」
「詠の兄になって仕事の補佐をしてた方が俺の心のゆとりが出来そうだよ。」
「確かに、あの話のときだけはあんたを兄と認めて、二人で仕事していたいわね。」
「うふふ♪」
一刀はなんだか聞いちゃいけない話を聞いてしまった感を味わいつつ、まったりと三人で警邏を続ける三人なのでした。
♪♪♪
黄忠漢升、紫苑・璃々の場合
「ご主人様、璃々の我侭に付き合ってもらってすみません。」
「気にしないでいいのに。 俺もちょうど警邏終わって一服しようかなって思ってたとこだから。」
「ご主人様~!お母さーん! 早く~!!」
「璃々、そんなに走ったら危ないでしょ! ・・・もう、元気すぎるのも困りものです。」
「元気すぎるくらいがちょうどいいよ。 今日は璃々ちゃんの兄貴分なんだし、遊びに付き合ってあげるのもいいかなって。 最近はあまり時間が割けないしさ。」
「・・・ありがとうございます。 璃々のお兄さんということは、今日一日は私の息子ということでいいのですね?」
「そ、そうくるか~。」
「ふふっ、すみません。 悪戯が過ぎましたね。」
「年の差を考えると姉弟になるからさ、どうも違和感が・・・。」
「ご主人様が弟だとしたら溺愛してしまいそうです。」
「その分、桔梗や焔耶・・・主に桔梗か。 飲み仲間に誘われて。」
「今とあまり変わりませんね。」
「そうだね。」
「ねぇ、何のお話してるの~?」
「ご主人様が璃々のお兄ちゃんだったらって話よ。」
「ご主人様がお兄ちゃん?」
「うん。 そうしたらずっと璃々ちゃんと遊んでいられるねって話だよ。」
「そうなの!? ずっと!?」
「うん。 だから、今日はいっぱい遊ぼうか。 璃々ちゃんの要望は何かあるかな?」
「えっとね~。」
それからというもの、昼餉前まで三人でまったり邑を回ったそうな。
あとがき 読んでいただき、ありがとうございます。更新が随分と滞ってしまったこと、申し訳ありません。艦これを始めてからというもの、時間配分がものの見事に狂って・・・というよりも、艦これが生活習慣の一部になってます。最近の優先順位が「ラブライブ<エロゲ<艦これ<仕事」というカオスサイクルに・・・本編の続きはもう少々お待ちください。
次回も折を見て短編を投稿予定です。それでは、また次回、お会いしましょう。(・∀・)/~~ノ
再見!!
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一刀がお兄ちゃん呼びされたらどうなるのか・・・雰囲気的には普段と変わらない!?