No.823289 英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~ 戦争回避成功ルートsoranoさん 2016-01-06 00:21:13 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1093 閲覧ユーザー数:1024 |
~トールズ士官学院・グラウンド~
「機を逃すな!一斉にかかれ!!」
「コォォォォ……ハアッ!!」
「オォォォォ……ハアッ!!」
「十六夜―――”舞”!!」
戦闘開始早々ユーシスは号令をかけて仲間達の闘志を高め、ラウラとアンゼリカ、ツーヤはそれぞれの自身を強化させるクラフトで自分自身を強化した。
「まずは小手調べです!」
するとその時リアンヌが一瞬でリィン達の目の前に現れ
「!プリネさん、クロウ!手伝ってくれ!」
「はい!」
「おう!」
「ハァァァァァァァァ………!!」
「月よ、災厄を退けよ――――クレシェントシェル!!」
「みんな、頑張って―――エコーズビート!!」
リアンヌが放った目にも止まらぬ速さの怒涛の連続突きをリィンとプリネ、クロウはそれぞれ協力して傷つきながらも防いでいた。連続突きの内の一撃でも凄まじい威力を秘められてあるリアンヌのクラフト―――アルティウムラッシュを防ぎきれなかった攻撃を受けたリィン達だったが、エマとエリオットが発動したクラフトによって防御能力が高められると共に自己回復能力も付与されていた為、傷つきながらもリアンヌの一軍も退かざるをえない怒涛の攻撃に耐えられていた。
「防ぎ切りましたか……!」
「みんな、今助けるね!―――エナジーレイン!!」
クラフトを放ち終え、無事な様子のリィン達を見たリアンヌが口元に笑みを浮かべるとトワがクラフトでリィン達の傷を回復し
「アン・セルヴォ!!」
「吹き飛べぇ~~っ!!」
「――――!」
「!!」
左右側面から同時に放たれたエヴリーヌとアガートラムの強烈な一撃とレーザーに気付くと後ろに跳躍して回避した。
「ハアッ!喰らえッ!!」
「砕け散れっ!!」
そこにガイウスとラウラが上空から強襲し
「フフ、狙いは悪くありません。ですが――――」
その事に気付いたリアンヌは上空から強襲して来る二人に迎撃しようとした。
「秘技―――裏疾風!斬!!」
「行くよ―――シュッ!!」
「!!ッ!?」
しかし同時に襲い掛かって来たリィンとフィーの電光石火の攻撃に対処した為、上空からの強襲は防ぎきれず、ダメージを受けてしまった。
「光よ―――斬!!」
「オォォォ……クリミナルエッジ!!」
「ガーちゃん、ハンマー!!」
「―――――
そこにユーシスとクロウ、ミリアムがそれぞれ強烈な一撃をリアンヌに放ち
「甘い!」
「「グッ!?」」
「うわっ!?」
リアンヌは槍を一振りして三人の攻撃を防ぐと同時に三人を吹っ飛ばした。
「フフ、甘いのはそちらじゃないのかい?破ッ!!」
「十六夜―――”破”!!」
「今助けるわ!セントアライブ!!」
その時アンゼリカが攻撃を終えた事で僅かな隙を見せたリアンヌの背後からクラフト―――ゼロ・インパクトで奇襲し、ツーヤは正面から突撃して抜刀技を放ち、アリサはダメージを受けたユーシスとクロウに治癒クラフトを放ち
「!!グッ!?」
正面からのツーヤの攻撃を槍でガードしたリアンヌだったが背後からのアンゼリカの零距離攻撃は防げず呻いた。そしてツーヤとアンゼリカはすぐに後ろに跳躍してリアンヌから距離を取った。
「蒼き龍よ―――蒼龍炎波!!」
「オォォォ……地裂斬!!」
「風よ、貫け!!」
「これはとっておきだ―――爆ぜろ!!」
「雷光よ、我が右手に宿れ―――サンダーストライク!!」
するとリィンとラウラ、ガイウスとマキアス、そしてセレーネがそれぞれ正面と左右斜めでリアンヌを包囲する形でそれぞれの遠距離攻撃クラフトを解き放ち
「ハァァァァァ……セイッ!!」
襲い掛かって来る5種類の攻撃をリアンヌはクラフト―――アルティウムセイバーで薙ぎ払って相殺した!
「アークス駆動―――アルテアカノン!!」
「アークス駆動―――クラウ・ソラリオン!!」
「大いなる闇よ、我が呼びかけに応えよ!――――ティルワンの死磔!!」
「キャハッ、漆黒の霧に包まれて苦しめばぁ!破滅のヴィクティム!!」
その時仲間達がリアンヌに攻撃している間にオーブメントの駆動や魔術の詠唱を終えたエリオットとエマ、プリネとエヴリーヌがそれぞれ高火力のアーツや魔術を放ち
「荒ぶる雷よ………戦場に来たれっ!!」
四種類の高火力の魔法攻撃に対し、リアンヌはクラフト―――アングリアハンマーによる雷で相殺して自分へのダメージを最小限にした。
「「アークス駆動―――ダークマター!!」」
「!しま―――グッ……!?」
しかしその時アリサとトワのアーツによってリアンヌは動きを封じ込められ
「燃え盛れ……龍炎撃!!」
「吼えよ!獅吼滅龍閃!!」
「見切れるか!?ハァァァァァッ!ソウルスライサー!!」
「オォォォ……ダブルトラセクトスラスト!!」
「ガーちゃん、ぶっ飛ばせ~!バスターアーム!!」
「――――」
「行きます!神速!鳳凰剣舞!!」
「ハァァァァァ……アークスラッシュ!!」
「フッ、行くよ――――ライトニングキック!!」
「クッ……!?」
その瞬間リィン達は次々とリアンヌに攻撃を叩き込んでリアンヌにダメージを与えた。
「零距離貰ったよ。ハァァァァァ……!」
「アアァッ!?」
そこにクラフト―――エリアルハイドで気配を断っていたフィーがリアンヌの背後から零距離で怒涛の銃撃を叩き込んでリアンヌを怯ませた。
「逃がさない―――メルトストーム!!」
「キャハッ♪逃げられるなら逃げてみればぁ!?三連制圧射撃!!」
そこにアリサとエヴリーヌが逃げ場のない矢の雨を降り注がせ
「「「「「アークス駆動―――」」」」」
「時の結界よ、砕け散れ!!」
「クリスタルフラッド!!」
「サウザントノヴァ!!」
「シャドーアポクリフ!!」
「エクスクルセイド!!」
「ユグドラシエル!!
マキアスはクラフト―――バーストドライブで攻撃アーツの駆動を始めたエリオットとエマ、プリネとセレーネ、そしてトワの駆動時間を一気に早めさせ、アーツの駆動を終えたエリオット達は逃げ場のない全方向からの高火力アーツでの総攻撃を放った!
「貫け――――シュトルムランツァー!!」
逃げ場のない攻撃に対し、リアンヌは全身に闘気を纏った突撃攻撃で脱出と共に相殺をした。
「ええっ!?よ、避けられた!?」
「いえ、完全に回避が成功した訳ではありません。ですが……」
「ほ、ほとんどダメージを受けている様子はないよね……?」
「全身に膨大な闘気のオーラを纏う事でダメージを最小限に済ませたのでしょうね……!」
「ひ、非常識な……」
「つーか、奴の場合は存在自体が非常識過ぎだろ……しかも強さもドチート過ぎるしよ……」
アーツによる総攻撃を回避された事にエリオットは驚き、エマの言葉に続くように不安そうな表情で呟いたトワの疑問にプリネは真剣な表情で自身の推測を口にし、それを聞いたマキアスとクロウはそれぞれ疲れた表情を溜息を吐いた。
「フン、何を弱気な事を。攻撃が効いていないという訳ではないだろうが。」
「ああ……!今の俺達なら決して勝てない相手じゃない……!決して攻撃の手を休めずこのまま数の利を利用して、一気に圧して行くぞ……!」
「おおっ!!」
鼻を鳴らしたユーシスの言葉に頷いたリィンは仲間達に号令をかけた。
「フフ、さすがはデュバリィ達を破った者達……今の彼らは”特務支援課”と同等―――いえ、彼らをも越えているかもしれませんね。」
一方リィン達の様子をリアンヌは微笑ましく見守った後戦闘を再開した。その後リィン達は傷つき、倒れながらもそれぞれ連携してリアンヌと互角に戦った!
「フフ、彼らはこの聖技をどう対処するのですかね?ハァァァァァァァァ………!!」
戦闘の最中、リィン達と距離を取ったリアンヌは槍を天へと掲げて膨大な闘気の竜巻を自分の周囲に発生させた!
「!あれは……!」
「サンドロッド卿の聖技……!」
「ど、どどど、どうするの~!?あの技ってガーちゃんのバリアとかも貫くし……!」
それを見たガイウスとラウラは目を見開き、ミリアムは混乱した。
「―――ツーヤさん!クロノバーストの後にアルテミスティアを頼む!」
するとその時リィンはツーヤに指示をし
「はい!―――クロノバースト!!アークス駆動―――アルテミスフィア!!」
リィンの指示に頷いたツーヤは駆動時間の必要がないアーツであり、自身を一時的に加速させるアーツを発動し、続けてロストアーツを発動した!
「アリサはセラフィムリングを頼む!」
「わかったわ!アークス駆動―――」
更にアリサもリィンの指示によってアーツの駆動を始めた。
「我は槍………全てを貫くものなり!」
その時リアンヌは膨大な聖気と闘気を纏った竜巻をリィン達に叩き込み
「聖技!グランドクロス!!」
瞬時に突撃してリィン達に十字架を刻み込んだ!絶対防壁すらをも貫くリアンヌの聖技を受けたリィン達は全員戦闘不能になっているか、瀕死状態になっているかと思われたが――――
「!!今のを耐えたというのですか……!一体どうやって……―――――!!」
何と全員ダメージを負っていながらもまだまだ戦闘が続行な様子であり、それを見て驚いたリアンヌだったがツーヤが発動したロストアーツの効果を思い出した。
「なるほど……体力を底上げする事で耐えましたか……!」
「セラフィムリング!!」
自身の聖技を耐えた理由をリアンヌが察したその時アリサが全員の体力や傷を全回復させるアーツを発動して仲間達や自分の傷を全回復させた!
「今だ!それぞれの全身全霊の攻撃を叩き込んで決めるぞ!」
「おおっ!!」
そしてリィンの号令に力強く頷いた仲間達はそれぞれの最大威力を持つSクラフトやコンビクラフトをリアンヌに叩き込み、リアンヌを瀕死状態にまで追い込んだ!
「クロウ、頼む!」
「任せとけっての!」
仲間達全員がSクラフトやコンビクラフトを放ち終えるとまだ総攻撃に参加していなかったリィンとクロウは互いに視線を交わして頷いた後それぞれ攻撃の体勢に入ると同時にそれぞれが所有しているARCUSで”戦術リンク”を結んだ。すると二人が所有するARCUSから強烈な光が放ち始めた!そして二人は電光石火の速さで闘気による光の軌跡を地面に残しながら斜め十字(クロス)に斬撃を叩き込んだ後更に追撃を同時に叩き込み、一端リアンヌから距離を取り
「おぉぉぉぉぉ……!」
「ハァァァァァ……!」
二人は同時にそれぞれのSクラフト―――『無想覇斬』と『デッドリークロス』を同時に叩き込んだ!
「「双覇――――十文字斬!!」」
それぞれの大技を同時に叩き込んだ二人が駆け抜けると無数の闘気の刃が発生すると共に二人が地面に残した光の軌跡が大爆発を起こした!
「見事……です……」
リィンとクロウが放った協力技(コンビクラフト)――――相ノ太刀・双覇十文字斬を受けてついに耐えきれなくなったリアンヌは満足げな笑みを浮かべて戦闘不能になり、地面に膝をついた!
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第154話