No.822716

恋姫でもギリ使える様なギリギリなテンプレ能力だけど如何にかなるよね?

プロローグ的な?

2016-01-03 10:00:03 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2165   閲覧ユーザー数:2070

 

 

 Side:???

 

 

 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ! ある日、緑プレートの大型トラックに轢かれそうだった子供を助けて変わりに轢かれて死んだ筈なんだが、気が付いたら何かアッチもコッチもソッチもドッチも一面白塗りの空間にいて、るろ剣の志々雄真実だか結界師の火黒だかBASARAの大谷吉継だか分からんが全身包帯グルグル巻きに成ってたでござる。な、何を言っているのかわからねーと思うが、ワレにもわからん。

 

 ってか、一人称が変わってる件。アレか? 肉体に引っ張られました的な流れか? なるほど、わからん。あと一人称的に大谷かな?

 

 

『ふむ。大して動揺していない、か。まぁ、そのあたりは流石と言ったところか』

「!? 何者!?」

 

 

 声がした方を見たら、紅蓮の髪色をした長髪の男だか女だかわからん奴が立っていた。あと姿は大谷かと思ったが声は火黒だった件。

 

 

『そう警戒してくれるな。コチラに貴様と敵対する意思はねぇぞ、校倉 龍之介』

「……このやり取り、ネット小説で見たことがあるぞ。アンタは、神か。てか、ワレは死んだのか?」

『そう、その通りだ。あぁ、勘違いするなよ? 別段、俺やその他の神々がミスで殺した訳じゃねぇ。本来、あの事故はトラックの運転手の居眠りが原因で起きたんだが、本来死ぬのは運転手だけだったんだ。ギリギリで意識を覚醒させた運転手がハンドルを面舵いっぱいしてギリギリで子供を躱し、そのまま運転席が歩道橋にボッシュートされて運転手がアボン。って流れだったんだが、その流れを貴様がその現実の流れをぶち壊す(そげぶ)して、運転手だけじゃなく貴様まで死んでしまったんだ』

「…………え、ってことはオレ無駄死に!?」

『だからこんな所に居るんだろうが。いいか? お前さんのした事は確かに人の視点でも神の視点でも褒められた事だ。見ず知らずな幼子(おさなご)を10(トン)トラックから救う事、現代に於いて天界やあの世からすれば拍手喝采で以て讃えられるべき偉業だ。

 だがな、それの所為で地獄を初めとするあの世の各部署が混乱するのは別件だ。ああ、全く以て貴様の様な輩が一番困るんだよ。寿命で死んだのなら間違い無く天国行き判定出来る位善行を積んでるから地獄行きに出来んし、かと言って天国も受け入れ態勢が整っていないから天国にも送れない。それ以前に寿命を使い切ってない者をおいそれとあの世に送る訳にもいかん』

「…………えーっと、つまる所?」

『うみゅ。転生して残ってる寿命+α分生きて来い。心ばかりの特典もやるから。ま、転生先が恋姫な所為で大したモンやれないんだがな』

「……恋姫。…………恋姫かぁ」

『おろ? 何やら複雑そうだな?』

「いやまあ、なんと言うか、真の蜀勢が余り好きくないというか、魏√から見た桃園組と伏竜鳳雛が好きくないというか……」

『あっ…(察し)。ま、まあ如何にか成るだろ。ってな理由(ワケ)で、特典を教える。中身無しの王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)、四季崎 記紀の数倍増増(マシマシ)の鍛冶能力、甦土武(ソドム)作る技能。後は、すぐに死なれても困るからそれなりの運と鍛えればそれなりに強くなる肉体かな』

「……………………こ、恋姫に王の財宝はイカンでねぇかいのぉ?」

『どこの訛りだそりゃ。心配するな、王の財宝とは名ばかりの異空間収納魔術だ。FAIRY TAILの換装魔法と似た様なもんさ。それより、甦土武は分かるか?』

「戦国ARMORSは好きだよ? 単行本に読み切り版が載って無いのがアレだけど」

『なら説明不要だな。ソレらが特典だ。まあ、つい十分前迄命のやり取り何てした事の無い者に恋姫の世界で死ぬ事無く天寿全うしろ何て言うのも酷だ。と言うか、天寿全うしようがしまいが、恋姫以外の世界を2~5個位生きてもらう事になるからな?』

「え、何それ聞いてない」

『今言ったからな。さて、先の特典以外に何か欲しい物はあるか? 無ければ転生させるが』

「……ウ〜ン。Fateのマジカル☆八極拳使える様になりたい」

『マジカル☆八極拳ってぇと、言峰父子(おやこ)の使ってる内蔵破壊も出来る殺人拳法めいた武術か。ならキチンと鍛錬し続ければ何れは『中国武術:A+++』まで到れる可能性を付与しとくよ』

「ありがとうゴザマス」

『うみゅ。んじゃ転生さすぞ。あ、因みにな。一人称が変わってるのが肉体に引っ張られたとか言う描写が二次にゃあ良くあるが、あんなのは勘違いだぞ? それ知ってもコレはコレで良いかもみたいな感じで戻さない奴もたまに居るけど。まあ、兎も角転生させるぞ』

 

 

 炎髪の神様はそう言うと、一つパチンと指を鳴らした。何処ぞの『そんな装備で大丈夫か?』の人並みに良い音だった。

 

 

「そうなのかよ!? なら何でオレ一人称ワレになってたの!? あれ、一人称元に戻った。って転生する奴の足下に穴が開くのは定番なのかァァァァ!?」

 

 

 指が鳴ったと同時くらいにオレの足下に直径1m位の穴が出来て、それの中に吸い込まれた。そして意識が暗転した。

 

 

 Side:END

 

 

 

 

 後書き

 

 

 どうも! あけましておはようございます!(今更感&コラッ)

 ホントは1/1に投稿したかったんですけどね。風邪の余韻でそれどころじゃ無かったですよ。

 

 あ、コッチに投稿しだした理由? 特に無いよ。強いて言えば暁に投稿してる作品中途半端な所でみんなネタ切れしちゃったからコッチで心機一転してみようかなって感じ。

 

 

 まあ兎にも角にも、今年もよろしくお願いします!

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択