No.821868

2体の魔神皇帝IN艦これ

HIBIKIさん

今年最後の投稿になります。皆様良いお年を

2015-12-31 15:18:10 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1269   閲覧ユーザー数:1246

「アルカディアは最終海域で出撃してもらおうぜ」

 

「でも道中の敵も強いよ?」

 

「そこはシャドちゃんが買って出てくれたよ」

 

義直、雷太、昴が特殊海域への出撃編成を話し合っていた。

 

「シャドちゃん?あぁデスシャドウね。陽炎が驚いていたよ。自分そっくりだったから」

 

「でそのデスシャドウは?」

 

「今大型建造をしてるよ」

 

昴はやっと出来る用になった大型建造を試しに二回行う事にしていた。

 

「そっか。でもデスシャドウがやっているって事はまた異世界の艦が来るんじゃいか?」

 

「運用が難しいけどね。アル君だけは出撃枠二隻分取っちゃうし・・・」

 

「あれ?今までそんな事・・・」

 

「元爺に羅針盤妖精達が忠告してくれたんだって。下手に編成したら深海棲艦達が

 得物に群らがる鮫みたいに寄ってくるって」

 

「吹雪や瑞鶴は?」

 

「アル君やシャドちゃんみたいに規格外の船って言う訳でもないみたいだよ。

 妖精さん達からすれば」

 

「話を戻すぜ。第一、第二海域は俺のビスマルクと雷太の所の金剛を旗艦としてみるか?」

 

「いいよ。シャドちゃんはその下で頑張ってもらおう」

 

その頃、工廠ではアルカディアⅡが建造機の数値を弄って建造を妖精達に依頼していた。

 

「8時間と20時間か・・・高速建造をお願いします」

 

「また異世界艦が出てくるんじゃ・・・」

 

「明石さん、それフラグじゃ・・・」

 

片方の建造が終わり、出てきたのは・・・

 

「ゲッター炉心搭載型試作型駆逐艦、暁型駆逐艦一番艦暁よ」

 

髪の毛と制服が通常の暁では紺色の筈がこの暁は紅い。帽子も被っていない。

髪型も二本角のようなものが加わっているし紅いマフラーもしている。

(以下暁G)

 

「?」

 

其処に吹雪がやって来た。

 

「あれ?暁ちゃん」

 

「吹雪姉さん!」

 

「響達は?」

 

「キチンと居るよ」

 

暁が一瞬光ったかと思うと其処には全身真っ白の響が居た。

右腕にはドリルが装着されているが・・・。

(以下響G)

 

「じゃあ、雷と電は?」

 

「勿論」

 

「居るのです!」

 

「4人で一人見たいね」

 

雷は髪の毛と制服の紺色の部分が黄色になっていて電はピンクだった。

(以下雷G、電G)

もう片方の建造も終了し、其処から出てきたのは・・・

 

「ガイアフリートM-32011式紀伊型コスモドレットノートエクシード級108-オケアノスです」

 

「キリタ副長官の・・・」

 

「貴方は!」

 

オケアノスはアルカディアⅡを見ると警戒心を露にする。

 

「オケアノス、今は私達が戦うべきじゃないわ」

 

「・・・・・・それもそうですね。しかしこの世界は?」

 

「船霊が実体を持ち、怨霊と化した船霊が人間達を襲っているような世界よ」

 

「マゾーンは・・・?」

 

「兄様によると居ないみたいよ」

 

「一番艦さんも居らっしゃるのですか・・・」

 

「一寸特殊な感じなんだけどね・・・」

 

・オケアノス

正式名称:ガイアフリートM-32011式紀伊型コスモドレットノートエクシード級108-オケアノス

アルカディアⅡとは何度かの戦闘経験のある艦。

元の世界の人間達の殆どに絶望しているが艦長であるキリタ・イソラやキャプテンハーロックの仲間達だけ

には希望を見出している。外見(人間体)は大人化した不知火(艦隊これくしょん)。

髪の毛は白で瞳は蒼い。

 

「それじゃあ、提督さんに挨拶に行こうか?」

 

「分かりました。キリタさんの様に芯のある方だと良いのですが・・・」

 

執務室に通された暁とオケアノス。

 

「異世界艦がまた二隻・・・」

 

「オケちゃんは誰の艦隊が良い?」

 

「・・・・・・・・では雷太提督の指揮下に入らせていただきたいのですが」

 

「うん、よろしくね。オケアノス」

 

「はい」

 

オケアノスは雷太の指揮下に入った。

暁Gは・・・

 

「う~ん・・・吹雪姉さんが此処に居るって事は当然一夏艦長も居るの?」

 

「勿論。名目上は昴提督達の指揮下には有るけど実質独立艦隊見たいな所の隊長だよ」

 

「なら其処に所属させてもらえませんか?」

 

(何か俺達の知っている暁とはえらい違いだな)ヒソヒソ

 

(うん、変に大人ぶらないし・・・って言うか色も違う)ヒソヒソ

 

雷太と義直は暁Gが異様に見えていた。

 

「ソコナニカイッタカシラ?」

 

「「いいえ何も!!(滅茶苦茶こぇぇぇぇ!?!?)」」

 

(口は災いの元よAdmiral)

 

(提督も少しは之で懲りてくださるといいのですけど・・・)

 

暁Gも一夏の世界の艦が艦娘化した存在なので例に漏れず威圧感が半端ではない。

 

「でもなんでこっちの暁ちゃんとは違って紅いのかしら?

 それにシャドちゃんの報告じゃ第六駆逐隊の子達が一隻になっているみたいだし・・・」

 

「真ゲットマシンを載せていた影響だと思います」

 

「真ゲットマシン?」

 

暁は自分は光子力研究所と並ぶ日本三大研究所といわれる研究所の一つである

早乙女研究所で製作されたゲッター炉心を搭載し、更に製作途中で会ったとは言えゲッターロボ

の運用も可能にされて居たりした事を話した。

 

「で、私達に搭載されていたのは性能をとことん追及して光子力研究所のマジンカイザーと肩を並べる

 真ゲッターロボのゲットマシンだったって訳」

 

「電だけはゲッタークイーンだったけどね」

 

「クイーン?」

 

「プロトタイプゲッターロボから開発された正式採用型ゲッターロボの簡易生産型よ」

 

「なので私だけは性能的にはお姉ちゃん達には劣るのです」

 

(((一瞬で入れ替わっているからなんだか目がまわるなぁ・・・)))

 

暁Gが一瞬で響G、雷G、電Gに入れかわるので目の回っている提督達。

 

「武蔵や大和さんはまだ着任していないの?」

 

「残念ながらね」

 

「武蔵が搭載していた機体で一夏さんに使って欲しいらしいヤツがあったみたいなのよ」

 

「それって噂で聞いたことしか無かったけど黒いゲッター1?」

 

「うん、ブラックゲッターって皆言っているわ」

 

吹雪はマジンガーZとグレートマジンガーを手放した一夏にやっと手加減様の機体が来そうな事に

安心した。しかし・・・

 

「まぁ、建造されればなんだけどね。この世界に」

 

「だよね~・・・」

 

「でも早乙女博士達ったら真ゲッターに使っているゲッター炉心を更に改良した炉心をブラックゲッターに

 搭載しちゃってね」

 

「・・・ハァ」

 

「話はそれ位にして一寸暁ちゃん達とアル君か吹雪ちゃんで模擬戦をして見てくれない?」

 

「私達の実力を見るのね。分かったわ」

 

昴の提案に暁Gは直ぐに乗り、後からやって来たSKLと模擬戦を行なうことになった。

 

「オケアノスはデスシャドウと何度か戦闘経験があるって言うし実力も結構拮抗してるの?」

 

「戦闘経験と戦法としてはデスシャドウの方が優れている面が多いですね。

 私は総合的な火力で勝っている感じです」

 

「私が高速戦艦でオケアノスは弩級戦艦だと考えてくれればいいわ」

 

「ありがとうデスシャドウ」

 

雷太達をよそに義直だけが書類整理を終らせてビスマルク(義)と昼食に向っていたのに

他のメンバーが気が付いたのは20分後の事だった。

(例によって気が付いていたのはSKLだけだった)

「まさか真ゲッターとは」

 

「甘く見てると怪我するわよ」

 

「初め!」

 

『ゲッターバトルウイング!!」

 

暁Gはバトルウイングを展開してそのままウイングで切りつけてきた。

 

『カイザーバトルウイング!』

 

SKLもウイングで反撃する。その様はまるで二つの竜巻がぶつかり合っている様だ。

 

『ゲッターサイト!!』

 

「体格にあってないだろ・・・」←牙斬刀を構える

 

「小さいからって甘く見ないでよね!!」

 

「体格に合ってないと言っているだけで別に甘く見てねぇよ」

 

至って冷静に攻撃を捌くSKL。

 

「あれ大鎌だよね?」

 

「ある意味死神だよね彼女」

 

「突っ込む所ソコか!?だたの槍からあり得ない変形したのには突っ込まないのか!?」

 

義直だけが物理法則を無視したような変形を見せる武器に突っ込んでいた。

 

「トルネードクラッシャー!」

 

「響!」

 

暁Gが一瞬で響Gに変化。

 

「遅いよ」

 

トルネードクラッシャーを余裕で回避した響G。

 

「「島風よりダントツに速い!?」」

 

「速いね~」

 

昴だけ何故か暢気。

 

「見えてるぜ!」

 

牙斬刀を岸に投げ捨てブレストリガーを構えるSKL。

 

「流石だね。このスピードを見切ったのは私が見えていた隼人さん以来かな。

 清香さん辺りは追いついてきそうだけど」

 

「アイツスピードは段違いに速いからな」

 

雑談を交わしながらもSKLは正確に響Gを捉えていて彼女に少しづつではあるが

銃弾が掠り始めていた。

 

「雷?」

 

「任せなさい」

 

雷Gに変わったと思うと直ぐに彼女は海の中に沈む。SKLもそれを見て上空に退避する。

 

「「「えぇ!?」」」

 

昴達も流石に驚いている。

 

ドドドドドドドドドドドドドド!!!

 

すると海面からミサイルが大量に飛び出してきた。

 

「ミサイルストームか」

 

「いっくん冷静すぎ!!」

 

やっぱり冷静なSKLに昴が突っ込んだ。

 

「やっぱりあれ位じゃ慌てないわよね・・・」

 

雷Gは海面に上がってジト目でSKLを見る。

 

「電?」

 

「遠慮するのです」

 

「「「ですよね~」」」

 

電Gは3人ほどの性能や戦闘意欲が無いので戦うのを拒否した。

 

「戦わないの?」

 

「その代わり炉心の制御とかを担当してくれてるわ」

 

「余所見!」

 

「きゃぁ!?」

 

体当たりで見事に吹っ飛ばされてしまった雷G。

 

「もう大丈夫だよ!それ位にして!!」

 

「了解」

SKLは着地すると一夏に戻って牙斬刀を着ているコートに仕舞った。

 

「何時も思うんですけどそのコートどんな仕掛なんです?」

 

暁Gが純粋な気持ちで質問する。

 

「四次元ポケットみたいな物だってジジィは言ってたな」

 

「何でも出て来ますよね」

 

「入っている物だけが出てくるんだっての。銃や銃弾はほぼ無制限に出てくるけどよ」

 

「ふぅ~ん」

 

暁Gが大して驚いていないのに対し・・・

 

「何で出てくるのよ!物理法則とか色々無視しすぎよ!」

 

暁は付いて行けずにツッコミまくる。

 

「さてアルカディアⅡを旗艦として第一特殊海域に明日の0500に出撃、

 逐次攻略し、最終特殊海域・・・まぁ第3海域特殊海域を地獄艦隊を中心とした部隊で

 奪還、及び可能ならば敵の姫、鬼級を鹵獲。之で問題ないかな?」

 

「大丈夫だろう。ウチからはビスマルクとプリンツを出す」

 

「ボクからは神通と・・・浜風だね」

 

「で私がアルちゃんと加賀ね」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

「了解だ」

 

(大丈夫かな・・・)

 

少々不安なアルカディアⅡだった。


 
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