No.820652

北郷一刀と新たな英雄が紡ぐ外史9話

あなたまさん

一刀と雪蓮の悪ふざけ

2015-12-24 23:37:17 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4084   閲覧ユーザー数:3232

 

涼州・曹操・孫策軍が集結したとの報はすぐに大陸各地に伝わり、黄巾党の攻撃で劣勢に立たされていた各地の諸侯は一斉に反撃に転じていた。

各地で連戦連勝を収めていた黄巾党ではあったが、荊州方面は孫策軍に根絶やしにされ、河北で暴れていた者達は曹操軍・涼州軍によって完膚なきまで叩き潰された挙句、食料や武具などの物資も根こそぎ鹵獲され、もはや勢力を維持するだけの力を失っていた。

 

しかし、それでも黄巾党の指導者である張角・張宝・張梁の3人はいまだ健在、この3人と捕らえなければ黄巾党は再び勢力を盛り返すだろう。それを理解している連合軍と、勢力が衰え黄巾党に勝った!と喜ぶ諸侯と、その能力の差は歴然としている。

 

そんな連合軍といえど、張角達の人物像などは一切入手出来ていない。各地で捕虜となった黄巾兵から情報を聞き出そうにも、その3人に会ったことすらない者ばかり。河北や荊州で捕らえた者は、黄巾党の名を騙り、自分の欲望を満たす為に行動を興していたのだ。

 

張角・張宝・張梁を崇拝する、真の集団は青州黄巾党、ならば現在大陸最強の連合軍が一気呵成に攻め込み蹴散らすのみ。連合軍と青州黄巾兵との決戦は目前に控えていたのだが、連合軍内の空気は良いとは言えない

 

 

曹操「今日も奴らの尻尾を掴む事は出来なかったわね」

 

孫策「奴らの忠誠心を甘く見たわね、まさかあそこまで痛めつけても情報を吐こうとしないなんて予想外よ」

 

 

青州黄巾兵と大規模衝突こそないが、小競り合いは始まっている。それに伴い、青州黄巾兵の捕虜を捕らえているのだが、奴らは誰一人して張角達の情報を売ろうとはしなかった。

どんなに金品を積もうが、どんなに拷問にかけようが決して口を割ることは無い。

 

もちろん独自に探りを入れようと何度も間者を放ってはいるが、誰一人戻ってこない。捕縛され捕虜になっているのか、それとも殺されたのか定かでは無いが、一切情報が入ってこない為に判断が下せずにいる

 

曹操はこんな忠実な兵士を作り出し、自分達に情報を一切渡さない張角に興味を持つ

孫策は少しは骨がありそうね……と獰猛な笑みを浮かべる

 

 

両雄それぞれ抱く思いは異なっているが、両者に共通する考えが存在する。それは農民上がりの黄巾党如きに手こずる訳にはいかない、後々の為にも、曹操軍、孫策軍よりも武功を挙げ、大陸に”力”を示すことだった

 

連合軍内でも思惑がそれぞれ存在するのはどの勢力も百も承知。それでも涼州軍・孫策軍は親密な関係を築いており、孫策軍・涼州軍を出し抜くのは曹操軍と言えど容易ではない。

 

しかし、目の前の障害・立ち塞がる敵は強大の方が燃えてくる曹操にとって、連合軍内での駆け引きも非常に楽しみになっていた

 

翠「うちで一番身軽な周泰ですら情報を持ち帰る事が出来なかったからな、ただの農民上がりだという認識を改めた方がよさそうだぜ」

 

この場で一番真面目に討伐を考えているのは恐らく翠だろう。曹操も孫策も、違った意味では真面目なんだろうが……

 

諸葛亮「そうですね、ここまで敵の内情が解らないと予想しておりませんでした」

 

龐統「通常の賊相手ならば、こうしている間にも攻め滅ぼすところなんですが……」

 

いくら敵の情報が入手出来ないとは言っても、諸葛亮・龐統ならばこの程度の賊相手ならば、いくらでも攻め滅ぼす策を考える事は出来る。しかし、今は主である曹操の興味が指導者である張三姉妹に向いてしまっている為に強引に事を運べないのだ。

 

 

翠「いつまでも睨みあっててもしょうがないし、私達がひとあてしてくるよ」

 

曹操「そう、なら貴方達に任せようかしら。助けが必要ならば声を掛けて頂戴」

 

翠「おう、その時は頼らせてもらうぜ」

 

 

 

 

 

涼州軍が攻め入る事が決まり軍議は終了した。翠は出席していた一刀を伴い、諸将が待つ幕舎へと足を進める。

留守番を任せられていた及川達は武器の手入れ、壺関からの戦闘続きで蓄積した疲労回復に努める者、兵士と一緒に鍛錬、将同士で談話したりと各々自分が現在出来る事に取り組んでいた。

特に一刀と翠の目を惹いたのは、及川と香風が手合わせを行ってる光景だ

 

いつもおちゃらけている及川だが、この時ばかりは表情を引き締めた精悍な顔つきに変貌を遂げている。そんな及川に対する香風は巨大な斧を構え、いつも通り無表情を貫いているように見えるが、内心闘争心がかなり高まっているのを理解する事が出来た

 

及川が用いる事が出来る手段は主に3つ。

 

・この時代の人達が見慣れていない縮地を用い、一気に香風の懐に潜り込み初手で勝敗を決する方法

 

・星との戦いで見せた自分の間合いまで呼び込み、初撃で相手の攻撃を受け流し、二の太刀で勝敗を決する方法

 

・後の世で魏の五将軍と称される豪傑・徐晃公明(香風)と真正面からの斬り合う方法

 

 

及川が取った手段は……

 

 

 

 

 

 

一刀「速さを売りにする星では無く、力でねじ伏せる香風なら通用するかもと考えたか」

 

及川は利き腕を刀の柄に沿え、反対の手で刀身を収めている鞘を握り、迎撃の態勢をとる

及川が用いた方法は2つ目の居合いだ。星との戦いでは不意を突く事には成功したが、彼女の使う武器・龍牙に阻まれ勝利を逃した。龍牙で止める事が出来たのは、星自身が言っていた通り完全に偶然でありマグレ。しかし、初めて見せる技を使ったにも関わらず、反応されてしまった事は見過ごせない事実。潔く及川は己の力不足を痛感し、その日から抜刀の速さ向上に取り組んでいた。。

 

及川の手合わせでの目的は、特訓の成果を確かめられるチャンスであり、翠や香風と言った力に重きを置いた将が咄嗟に行う対応を見る為だ

 

対する香風は自分が認める武人・星と渡り合い、一瞬でも星の表情を驚愕させた及川と戦ってみたいとずっと思っていた、その為に普段はボ~とした表情が多い彼女だが、そんな普段の姿からは想像出来ないほど闘争心を全面に出していた

 

 

翠「及川の奴、いつの間に実力を上げたんだ?」

 

一刀「星に初見で抜刀を破られたのが悔しかったみたいでね、必ず星を抜刀で負かすって意気込んで鍛錬に励んでたからね」

 

そんな2人の対決を一刀や翠、シャオや明命に星、多くの兵士が邪魔をしないよう音を一切出す事無く観戦している。そんな輪にちゃっかりと加わっている人物が数名存在していた

 

孫策「へぇ……あの及川と言う子……なかなかやるわね」

 

太史慈「雪蓮や私には勝てないだろうけど、実力はかなりのものじゃないかな」

 

周瑜「お前達と比べるな、お前達のような虎に勝てる者などほんの一握りだけだ」

 

郭嘉「冥琳殿の言う通りです。貴方達のような天才がゴロゴロいられては困ります」

 

周瑜「稟の言う通りだ、私達凡人の事も少しは考えて欲しいものだ」

 

 

なぜこの場に居るのかと、周瑜・郭嘉が凡人と言うなと心の中で呟く。

声に出して言ったところで、まともな回答を得られないだろうなと経験則で感じ取ったのだ

 

そうこうしている間も、及川と香風の睨み合いが続いていた。

及川は香風が仕掛けてくるのをジっと堪え、香風は及川の構えが崩れるのを静かに待つ。両者こうして対峙しているだけでも精神力をドンドン減らしていく、この均衡した睨み合いを保つ事が出来ない者が負ける。それを観戦していた武人は感じ取る

 

 

 

 

 

緊迫した模擬戦……勝者は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

及川「わいの勝ちや~!」

 

香風「むぅ、悔しい」

 

 

勝ったのは及川だった。

緊迫した場面はしばらく続くかと思われたが、一瞬何かに気を取られたのか香風の集中力が途切れたのだ。

その最大の隙を見逃さず、迎撃の構えから攻撃の姿勢にシフト。縮地を用いて一気に香風の懐に潜り込む。香風は攻めて来る及川を見て瞬時に防御態勢を取ろうとするが間に合わず勝負有り

 

 

模擬戦が終わり、なぜ香風は気を緩めたのかを聞いてみると……目の前に蝶が飛んで来てそれに気を取られたとか

なぜ蝶に気を取られたのかと言うと、いつかは斧を振り回して空を飛ぶのが夢らしい・・・そんな夢を持つ香風の前に、空を自由に飛ぶ蝶がやって来たのだから間が悪い

 

しかし勝負は勝負、香風は気を取られた自分の負けと素直に引き下がる。その上で次は負けないと意気込みを露にする

 

 

太史慈「あの2人いい勝負だったね」

 

孫策「あの香風って子は勿論だけど、及川の実力も確かね」

 

周瑜「兵達にも慕われているようだし、得難い人材の1人かも知れないな」

 

郭嘉「涼州連合の盟主・馬超殿、徐晃殿、及川殿、更に観戦していた周泰殿と豪傑が揃ってますね」

 

太史慈「あれ、あの趙雲って子は加えないの?」

 

周瑜「あの将は大将軍である公孫讃の将だと言っていただろう、もう忘れたのか?」

 

太史慈「そんな事言ってたっけ?覚えてないや」

 

 

そんなこんなで孫策達は自軍の陣に居るようにまったり寛いでいる

及川と香風の模擬戦の邪魔をしないように黙っていたが、模擬戦が終わったのでようやく気になっていた事を突っ込める

 

一刀「それで……なんでここに居るんですか孫策さん」

 

孫策「こんな美人のお姉さんが会いに来た理由なんて一つしかないでしょう?」

 

一刀「及川を引き取りに来たんでしょ?どうど持って行って下さい」

 

孫策のからかうような言い方に対して、一刀は即答で答える。

その返答に呆気を取られる孫策達と、それに驚いた翠はすぐに発言の声を上げる

 

翠「お、おい北郷!いまの冗談だよな!?仲間を売ろうなんて行為許さないぞ」

 

一刀「冗談じゃないとしたら……どうする?」

 

翠「及川の親友であろうと……仲間を売るなら容赦はしない」

 

冗談と思えない声のトーンで話す一刀の発言を本気だと勘違いし、翠はそんな暴挙は許さないと銀閃を一刀に向けて構える。

仲間思いの性格もあるのだがそれ以外の思惑も感じ取れる。少し離れてた場所に居た兵士達は軍師である一刀が槍を突けつけられている光景を見て騒ぎ出し始めた。

 

そんな周りが騒ごう出そうと一刀の態度は変わらない、今の発言が本気だると証明するように……

 

及川「2人ともそこまでや!」

 

翠「及川、なぜ私の邪魔をする!こいつはお前を孫策軍に売ろうとしている裏切り者だぞ!」

 

 

一触即発の原因を聞きだして渦中の人である及川が2人の間に割って入り一刀を護るように立ちふさがる。翠はそんな及川の行動を理解出来ない、なぜ自分を売ろうとしている相手を護ろうとしているのか……自分は及川を救おうとしているのになぜ邪魔するのか……

そんな翠に向けて及川は優しく語り始める

 

及川「馬超ちゃん……わいの事を心配してくれとるのは嬉しいんやけど、軍師のかずぴーが決めた事や……わいは黙って軍師の決定に従うで」

 

翠「お、おい!なんでそんなあっさり従うんだよ!お前はこの軍に居たくないのか!?」

 

及川「わいやって……わいやってこの軍に居たい……せやけどかずぴーがこうした方が利益があると判断した結果なんや」

 

及川は達観しきった表情・口調で一刀の考えに同調し、孫策軍に移籍を受け入れている。

このままじゃ本当にこの軍を去ってしまう…その考えが翠の頭を過ぎる

 

翠「なんで……なんでそんな簡単に受け入れる事が出来るんだよ!お前に優しくするし、真名を呼ぶことも許すから……そんな簡単に居なくなるなんて言わないでくれよ」

 

及川が考えを改める意思がないことを理解すると、翠はとてつも無い喪失感に襲われる。普段は女の尻を追ってばっかりの軟派野郎としか思ってなかった。でもそんな及川が自分の心に居座っていることに今気が付いたのだ。こんな事ならもっと早くに真名を呼ぶ事を許しておけばよかった、そうすれば違う未来があったかもしれない……そう思った翠は感情の赴くままに”真名”で呼ぶことを許していた。それを聞き逃さなかった一刀と及川はニヤリと悪い笑顔を浮かべる

 

一刀「へぇ……あんなに毛嫌いしてた及川に真名呼びを許すんだ」

 

翠「あぁそうだよ!悪いか!だけどな、いまだからこそ呼んで欲しいんだ!」

 

及川「そんなにわいの事を……どこにもいかへんー!翠ちゃんの下で働くでー!」

 

翠「でも……北郷は及川を留まらせておく気なんてないんだろ……?」

 

 

 

翠は自分で思ってる事を一刀に指摘されヤケクソ気味に答え、及川は念願の真名呼びを出来る喜びをかみ締めている。

そして事の元凶の一刀はというと

 

一刀「留まらせる?裏切る?いったいなんの話しだ?」

 

いったいなんの話をしてるんだ?と言わんばかりに不思議そうな表情を浮かべてとぼけ出す。翠はころっと態度が変わった一刀に対して『え?え?だって今……あれ?』と困惑しきってる。そんな翠に畳み掛けるように一刀が言葉を紡ぐ

 

翠「及川を孫策軍に追い払おうとしてただろ!?孫策とその話をしてたじゃないか!」

 

一刀「なんで俺が親友の及川を孫策さんに売るの。売る理由が無いし、自軍の戦力を削ぐような真似をしても何の利益がないだろ?翠は疲れて幻聴でも聞いてたんだよ。孫策さん、今話してたのはなんでこの場に居るのかだけですよね」

 

孫策「そうね、私達がこの場に遊びに来た理由を教えてただけよ」

 

黒幕2人が共謀してシレっと嘘を吐き続けている為に、自分が間違ってるのか?本当に幻聴だったのかと信じ始めていた。人間どんだけ自分が合ってると思っていても、多数の人数に違うと言われると不安になるものだ。それは翠も例外ではなかった

 

 

翠「そ、そうだったか……すまん北郷、急に疑って武器を向けたりして」

 

一刀「いやいいさ、翠で憂さ晴らしをしたかっただけだから」

 

翠「そうか。そう言ってくれてうれし・・・ちょっと待て、今なんと言った?」

 

一刀「だから、俺が翠で遊んで憂さ晴らしをしただけだって言ったんだよ?」

 

 

その言葉を聞いて翠の中で何かが爆発した

 

翠「ほんごうううう!なんで嘘ついたんだよおおお!」

 

騙された怒りからか、顔をトマトのように真っ赤にさせた翠が銀閃を振り回しながら一刀に突進してくる。暴走している翠を止めたのは一刀でも無く、孫策でも無く、及川だった

 

 

及川「そんなに怒らんといて!かずぴーは悪くないんや、落ちつき翠ちゃん!」

 

翠「お前もなんで私の真名を呼んでるんだよ!」

 

及川「え、さっき翠ちゃんが呼んでもええっていったやん!わいは忘れへんぞ!」

 

翠「そういえば……ま、まさか!北郷はこれを狙ってあんな事を言ったのか!?」

 

 

一刀はさて、それはどうだろうな?といった態度を取るが、もはやそれが答え同様だった。翠は謀られた~~~!北郷まで私をイジり出してきた~~と半泣きで走り去ってしまった。もちろん及川がそれを追っていき、ずっと黙っていたシャオも翠だけに良い思いはさせない!と後を追って行った

 

 

孫策「あんな嘘まで付いて本心を引き出すなんて、あなたも案外趣味が悪いわね」

 

一刀「愉快犯として俺に乗っかってきた孫策さんには負けるよ」

 

周瑜「北郷も北郷だが、それに便乗した雪蓮も同罪だな」

 

太史慈「だね。一刀も演技が迫真だったから、私も一瞬本気かと思っちゃったよ!」

 

郭嘉「褒められた行為ではありませんが、なんであのような事を実行したのですか?」

 

一刀「ん~深い理由はないんだけど、及川だけ真名呼びを許されてなかったのは本当なんだよね。及川は気にしてないと言ってるんだけど、いい加減その壁を取っ払おうと思ってね。この場に孫策さん達が居てやりやすかったってのもあるし」

 

郭嘉「しかし、真名は本人が認めた人物にしか呼ばせない神聖な名ですよ?それを無理やり呼ばせて良いと許可を引き出すのはどうかと思いますが」

 

一刀「それは大丈夫だよ、翠は照れ隠しで呼ばせてなかっただけだから。それが証拠に、及川の居ない時にどうやって真名を呼ばせるか……って1人で考えてたから。それのきっかけを作っただけだよ」

 

孫策「確かにあの子奥手みたいだし、放っておいたらずっとあのままだったかも知れないわね」

 

周瑜「味方の壁を壊し絆を強固にする。その為に私達を利用したか……やはりお主は教え込めば成長するようだ」

 

一刀「周瑜さんと郭嘉さんのお陰でね」

 

 

一刀がこの茶番を行った理由は周瑜が言った通り絆の強化を図りたかったのと、たまにはからかう立場になってみたかったのだ。それをする為だけに周瑜と郭嘉の勉強会で得た知識などを総動員と、才能の無駄使いもいいところである。

 

そうして少しだけストレス解消をした一刀だが、緊急を知らせに門番が駆け込んできた

 

門番「北郷様大変です!北郷様に会わせろという三人組が参りました!」

 

俺に会わせろ?門番の慌てようから察するに、かなりの大物が尋ねて来たんだろうけど、誰か来るとかは聞いてないし……いつの間にか居た孫策さん達は除くけど

 

一刀「その三人の名前を教えてくれるか?」

 

門番「ッハ、お耳を拝借します」

 

一刀「……は?本当にそう名乗っていたのか?」

 

門番「我等も信じられず確認したのですが……嘘を付いてる感じはありませんでした」

 

一刀「解せないが……ここに連れて来てくれ」

 

門番「御意!」

 

 

 

 

なぜ……

 

 

 

なぜ……

 

 

 

一刀「黄巾党総大将であり教祖の張三姉妹がなんで俺に会いに来るんだよ……」

 

 

 

やっぱり一刀に安息の時間など存在しなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は若干文字数少なめになっちゃいました。。。

 

当初は黄巾党とのガチぶつかりを予定していたのですが、一刀を苦労させる方向でやってたらいつの間にかこうなっちゃいました(笑)

 

前半であんだけ思わせぶりしておいてこれか!とツッコミが入りそうな気も……(汗

及川の模擬戦書いてると主人公って及川だっけ?と錯覚してしまいますw

 

 

さて、次は寂しがりアフターで武闘大会を執筆開始しています。対戦相手はまだ全部決まっていませんが、出場する将は下記の12人になります

 

 

 

武闘大会出場選手一覧

 

愛紗 翠  凪 一刀

 

鈴々 春蘭 流琉 霞 

 

華琳 思春(白)明命

 

美羽 雪蓮 秋蘭 恋 

 

 

多すぎると捌けなくなるので厳選してこのメンバーです

2~3話に分けて投稿予定しています、なんとか年内に前編を投稿出来るように頑張ります!

 

 


 
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