No.819895

英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~ 戦争回避成功ルート

soranoさん

第133話

2015-12-21 00:08:28 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:992   閲覧ユーザー数:919

 

~ジュライロッジ・最奥~

 

「星芒よ、戦場の勇者達に加護を――――戦女神の神域!!」

「七耀よ、戦に向かう我が冷厳なる勇者達に加護を――――セプトフォース!!」

敵―――”緋の偽神”ヨアヒムとの決戦を開始したアイドスとエイドスはそれぞれ全能力を大幅に上昇させる魔術にして神々のみにしか扱えない魔術―――”神術”で仲間達の全ての能力を大幅に上昇させ

「紅き炎よ………俺に力を!オォォォォ……ハアッ!!」

「スゥゥゥゥ……ハアッ!!」

「コォォォォ……ハアッ!!」

「雷よ……あたしに力を!!」

リィン、エリゼ、ラウラ、サラ教官はそれぞれ気功技で自身の身体能力を更に上昇させた。

 

「絶対に逃がさない……!―――メルトストーム!!」

「くふっ♪逃げられるのなら逃げてみればぁ!?三連制圧射撃!!」

「美しき我が矢、受けるがいい!三連制圧射撃!!」

「降り注げ――――三連制圧射撃!!」

「雷光よ、私の矢に力を貸して!雷光の制圧射撃!!」

アリサとエヴリーヌ、アムドシアスとルイーズ、そしてミルモは先制攻撃代わりに空を埋め尽くす程の矢の雨を敵目掛けて降り注がせ

「これでも喰らえ―――ヒュージバレット!!」

「ぶっ飛ばせ~、ガーちゃん!」

「――――」

「ブリューナク、照射。」

「――――」

マキアスとアガートラム、クラウ=ソラスはアリサ達に続くように近代兵器による銃撃やレーザーを敵に叩き込んでダメージを与えた。

 

「エエイ、鬱陶シイ!纏メテ滅ビヨ!ヌゥゥゥゥン!!」

その時敵は反撃代わりに片腕を巨大な刃と化して敵に振り下ろすクラフト―――超攻刃魔道剣を放ち

「―――――!」

敵の攻撃を見たパラスケヴァスは自らの巨体を生かすかのように敵の攻撃を自身が持つ巨大な槌で受け止めた!

「チッ、獣風情ガ!ソノママ潰レルガイイ!」

「―――――!!」

敵の攻撃を受け止めたパラスケヴァスは僅かに押されながらも敵の攻撃を必死に防ぎ続けた。

「パラスケヴァス!すぐに助けるね~!すごい―――ねこパンチ!!」

「うふふ、それなら私はこっちね。すごい―――ねこアッパー!!」

「我が雷光の槍、受けるがいい―――闘雷の薙ぎ払い!!」

「ヒヒーン!!」

「グッ!?」

その時ペルル、ベルフェゴール、バルディエル、アルバレア号がそれぞれ空から強襲して敵にダメージを与え

「「秘技―――裏疾風!斬!!」

「行くよ―――シュッ!!」

「走れ、雷よ―――瞬雷!!」

「疾風突!!」

「セイッ!これはオマケよ!!」

「行きますわよ―――シャドウステッチ!!」

「参ります―――虎口一閃!!」

「狙いは外さない―――瞬殺の極み!!」

「オノレ!?」

地上からはそれぞれスピードのある攻撃ができるリィンとエリゼ、フィーとプリネにレーヴェ、サラ教官とシャロン、そしてメサイアとヴァレフォルがそれぞれ電光石火の攻撃を叩き込んで追撃をした。

「続きます!トライスラッシュ!!」

「うふふ、行くわよ♪ヤァァァァァ~~~!!」

「光よ――――斬!!」

「竜巻よ―――薙ぎ払え!!」

「行くわよ……!ハァァァァァ……!浄化しなさい―――ホーリーパニッシャー!!」

「ガッ!?」

リィン達が攻撃を叩き込んだ後続くようにエリスとレン、ユーシスとガイウス、ルフィナがそれぞれ更なる追撃を叩き込んだ。

 

「セレーネ、準備はいい?」

「はい、お姉様!」

「「ハァァァァァ…………グオオオオオオ―――――ッ!!」」

仲間達の攻撃によって敵が気を取られている間に敵を挟み撃ちにして互いに視線を交わして頷いたツーヤとセレーネはそれぞれ同時に竜化し

「「双竜絶対零破撃(ダブルドラゴンアブソリュートゼロバースト)――――――ッ!!」」

「グアアアアアアアア―――――ッ!?」

同時に猛吹雪の竜の息吹(ドラゴンブレス)を放って敵を怯ませた!

「―――――!!」

「ガアッ!?」

敵が怯んだ事により、敵とのつばぜり合いをする必要がなくなったパラスケヴァスは巨大な槌を振り下ろして敵に叩き込んで追撃し

「氷結の音色よ!――――アブソリュートロンド!!アークス駆動―――空の裁きよ、今ここに来たれ!アルテアカノン!!」

「聖なる光よ、邪を貫け―――ホーリーランス!!アークス駆動――――古より伝わりし太陽の焔よ、今ここに来たりて邪悪なる者達を焼き尽くせ!ソル・イラプション!!」

「舞うは灼炎!焔舞煉撃波!!アークス駆動―――降り注げ、古より伝わりし七耀の裁きの光よ!!ロストオブエデン!!」

「冥界の魔槍よ、貫いて!スンラスーア!!アークス駆動―――出でよ、琥曜の鉄槌!エイシェントグリフ!!」

「超越せし純粋よ、今ここに集い、我が仇名す愚か者達に滅びの鐘を奏でよっ!ルン=アウエラ!!アークス駆動―――闇を照らす空の力よ……今こそ全てを 呑みこめ!リーンカルナシオン!!

「炎の精霊達よ、邪悪なる者達を焼き尽くしなさい!メル=ステリナル!!アークス駆動―――古の箱舟よ、大地を汚す邪悪なる者達に裁きを!アルジェントアーク!!」

「風と雷の精霊達よ、今こそその力を大地に仇名す愚か者達に示しなさい!リーフ=ファセト!!アークス駆動―――荒ぶる神の神槍よ、今ここに!ラグナドリオン!!」

「グアアアアアアアア――――ッ!?」

仲間達が攻撃している間に長い詠唱や駆動時間を終えたエリオット、エマ、クロチルダ、エーデル、パント、リザイラ、フィニリィが最高位の魔法攻撃を次々と解き放って敵に大ダメージを与えた。

 

「オ、オノレ、愚カ者共ガ……!塵トナルガイイ――――!」

怒涛の攻撃から立ち直った敵は両手から全てを塵と化して薙ぎ払う光線―――超破壊光線を解き放ったが

「星芒よ、全てを貫け!星光―――地烈斬!!」 

「七耀よ、其の力を解き放て!セプトブレイカー―――――ッ!!」

アイドスとエイドスがそれぞれ神々の力を付与して解き放ったクラフトによって相殺された為リィン達にダメージを与えられなかった。”真のグノーシス”によって”神”になったヨアヒムは手強かったが、リィン達に危機が訪れるたびにエイドス達がそれぞれサポートし、リィン達は徐々にヨアヒムを疲労させ続けていた。

 

「何故ダ!?”真ナル神”ニ到ッタコノ僕ガ何故、至ッテイナイ愚カ者共ニ圧サレテイルノダ!?」

「愚か者は貴方の方です!生きとし生けるものは決して一人では生きていけません!それは”神”も同じ事!」

「生きとし生けるものは互いに支え合ってこそ生きていける存在。―――それは”人”も”神”も同じ!」

「例えあんたに”神”の”力”があってもそれは己の野望の為に多くの人々を犠牲にして、手に入れた”偽物の力”だ!そんな”偽物の力”を持つあんたがお互いに信じ、支え合っている俺達に勝てる道理は存在しない!」

自身がリィン達に敗北しかけている事に信じられない思いでいるヨアヒムにエイドスとアイドス、そしてリィンはそれぞれヨアヒムを睨んで答えた。

「黙レェェェェッ!!コノ”力”コソガ絶対ニシテ真実!コノ”力”デ、人々カラマヤカシノ存在タル”空の女神”ノ呪縛カラ解キ放チ、真ナル救済ヲスル事コソガ我ラノ大望ナノダ!ソレヲ阻ム愚カ者共ニ生キル権利等ナイ!コノ”力”デ全テ消シ去ッテクレル――――ッ!」

エイドス達の主張に対してヨアヒムは怒りの咆哮を上げた後両手から”D∴G教団”が紋章としていた”目”の魔法陣を現して全身に膨大な神気を溜め始めた!

 

「!何て霊圧……!今までの攻撃とは比べものにならない尋常ではない攻撃が来るわよ!?」

ヨアヒムの行動を見て目を見開いたセリーヌはリィン達に警告した。

「―――結界を展開します!」

「ようやく手に入れた私の大切な”絆”は絶対に守ってみせる……!」

そしてヨアヒムの大技を防ぐ為にエイドスとアイドスがそれぞれ大結界を展開し始め、それを見たエマやクロチルダを始めとした結界術を修めているいる仲間達もエイドス達を手伝う為にそれぞれ結界を展開した結果アイドスが展開した事がある大結界とは比べものにならないくらいのいくつもの結界が重ねられた大結界が展開された!

 

「滅ビヨ――――――ッ!!」

力を溜め終えたヨアヒムは両腕を掲げて巨大な闇の球体を現した後、両腕に球体を纏わせて莫大なエネルギーを溜め込み、両腕の部分を砲口へと変形させ、砲口から莫大なエネルギーを解き放った!

「……ッ……!何て霊圧……!」

「これが”真のグノーシス”の”力”……!」

「だけどあれ程の霊圧の出力はそんなに長くは持たないはずよ……!」

「あの膨大な霊力を放ち終えた時が最大のチャンスよ!その時に決めなさい!」

「おおっ!!」

結界越しに伝わる凄まじい霊圧にエマとルフィナは唇を噛みしめながらも結界の維持をし続け、クロチルダとセリーヌの助言に頷いた仲間達はそれぞれ大技を放つ準備をし始めた。そしてヨアヒムがエネルギーを放ち終えるとそこには全員無事な様子のリィン達が姿を現した!

 

「馬鹿ナ!?何故”真ナル神”ノ”力”ガ通ジナイ………!?」

Sクラフト―――超時空鎖異誇撃を防ぎ切り、無事な様子のリィン達を見たヨアヒムが動揺したその時、大技の準備を終えたアリサ達が次々と大技を放ち始めた!

 

 

 


 
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