No.817510

寂しがりやな覇王と御使いの兄 アフター2話

あなたまさん

洛陽滞在の将に激震!

一刀と七乃の間に隠し子疑惑!?
アフター2話目でーす
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2015-12-07 00:24:22 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:6520   閲覧ユーザー数:4766

麗羽との天下分け目の戦いが終り太平の世を向かえたが、俺の周りでは桃香と月に結婚を迫ったとして、元魏のみんなから追い掛け回され、一人一人違うシチュエーションで改めて告白しろという無理難題も言い渡され、安らぐ暇が全く無い。

 

 

そして今日も・・・・

 

 

 

華琳を含む元魏の将、俺の親衛隊であるワンコ隊に囲まれ俺の命は風前の灯・・・

 

 

華琳「それで、何か弁解はあるかしら?なければ刑を執行に移させてもらうわ。異論のある者はおるか!」

 

一同「「「「「「「異議なし!」」」」」」」

 

 

 

 

ほんと・・・どうしてこうなったんだ・・・・

 

 

 

 

 

宗教裁判のような原因が起きたのは今から1時間ほど前の事、さきほど言った告白を全員分行い、ある程度満足させたことでなんとかお許しを貰うことができ、久々に一人で街をのんびり散策して戻るはずだった……あの事件さえ無ければ……

 

 

 

 

七乃「一刀さんお久しぶりですね」

 

一刀「七乃か、そういえばこうして会うのは久しぶりだね」

 

七乃「華琳さん達が満足するまでずっと拘束されてましたもんね。いまはお一人なんですか?」

 

一刀「最近部屋に篭ってばかりだったから、一人でのんびり過ごそうと思ってね。護衛も明命と凪が少し離れてるけど控えてくれてるから厳密に言えば一人じゃないんだけどね。七乃こそいま一人なのか?」

 

七乃「私は……この子と一緒です」

 

 

七乃の後ろに隠れてた子がひょこっと顔を出して俺の事をジーと見つめている

 

一刀「七乃……まさか……この子は」

 

七乃「一刀さんの予想通りですよ。ほら、恥ずかしがってないで挨拶しなさい」

 

七海「七海です、その……お久しぶりです、”お父様”」

 

一刀「やっぱり七海か!大きくなったな~元気にしていたか?」

 

七乃「もう元気すぎて、よく美羽様や紫苑さんの娘の璃々ちゃんと遊んでますよ。この間なんて、いじめっ子がいじめを辞めるまで嫌がらせの罠を多数仕掛けてお仕置きしてましたし。あ、ちゃんと誰が仕掛けた罠か悟らせないように教え込んでるので、その辺りは大丈夫ですよ~♪」

 

 

誰もそんなところ心配してないっての!

子供になんて事教えてるの七乃さん……このまま大きくなったら七乃に匹敵する逸材になるんじゃないか?分野は言わないけど

 

 

一刀「そ、そうか……俺としては元気で育ってくれればそれでいいんだけどね。いまいくつになったんだ?」

 

七海「お父様、女性に年齢を聞くのは駄目ですよ~?今年で14になります!」

 

一刀「結局言うんかーい!」

 

思わずツッコミ入れちゃったじゃないか!しかも七乃と七海はしてやったりと言いたげにこっち見てるし、今からでも七乃じゃなくて紫苑に再教育頼もうかな……

 

七乃「ところで一刀さん」

 

一刀「ん、どうした七乃」

 

七乃「そろそろ逃げた方がいいんじゃないですか?」

 

七海「時間的にそろそろ来るかもしれないもんねー!」

 

 

 

時間的に誰か来る?逃げろ?なんの話しだ?

今日は誰かと会う予定は無いし、特のやましいこともしてないから逃げる必要が無いと思うんだが

 

 

七乃・七海「「あ、きました」」

 

一刀「だから誰が来たん」

 

華琳「私よ……一刀」

 

 

ギギギと声が聞こえた方をゆっくり振り返って見て見ると……そこに居たのは華琳率いる元魏の一団・ワンコ隊、更に桃香と月の集団だった

 

一刀「え~と……華琳さんなんでそんなにお怒りなのでしょうか……」

 

華琳「私だけじゃなくて、ここに居るみな全員怒ってるわよ一刀。私たちに内緒で七乃と子供を作るなんて……いい度胸ね」

 

一刀「な……なんの事でしょうか?身に覚えが」

 

華琳「無いとは言わさないわよ?あなたと七乃、それにそこの子供が三人で話していた内容はすべて凪・明命からの報告で聞いていたの、それでなお白を切るつもりかしら?」

 

 

凪……明命……なんでよりにもよってラスボスの華琳に言っちゃったかな……しかも報告してから来るまでの時間が速すぎる!あの二人には今度個人的にお仕置きするとして、いまはこの状況から脱しないと

 

一刀「三十六計逃げるに如かず、ってことでサラバ!」

 

華琳「逃がさないわよ一刀!愛紗・恋・流琉・季衣は逃げる一刀を追尾しなさい!」

 

愛紗・恋・流琉・季衣「ハッ!『わかった』はい!」

 

華琳「凪・沙和・真桜は一刀の逃げるであろう道に先回りし、道を封鎖せよ!」

 

凪・沙和・真桜「「「御意!」」」

 

華琳「明命は屋根に登り空から一刀を監視せよ!」

 

明命「了解しました!」

 

華琳「春蘭・秋蘭・霞は各自自由に動きなさい、一刀の思考は言わずともわかってるでしょ?」

 

霞「まかせとき!」

 

春蘭「一刀を必ず仕留めてみせます!」

 

秋蘭「仕留めるんじゃなくて捕縛するんだぞ姉者」

 

桃香「華琳さん、私たちはどうしますか?」

 

月「私たちも追った方がいいでしょうか」

 

華琳「貴方達の体力では追いかける前に逃げられるわ、だから私たちは追わずに”待つ”事にする」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季衣「逃がさないよー兄ちゃん!」

 

一刀「無理ー!捕まったら絶対死んだほうがましと思うほどの拷問受けるー!」

 

流琉「逃げたら余計に悪化しますよ兄様!大人しく諦めて下さい!」

 

 

 

くそー!愛紗・恋・流琉なら俺の味方してくれると思ってたのに、後ろにぴったり追尾してくるのがワンコ隊三人と元華琳親衛隊の季衣って、狩られる立場から見るとすっごい恐ろしすぎるんだけど!

しかも愛紗なんて前汝南辺りで見せた戦闘狂モードになって小声で俺の名前連呼してるし!恋も俺とずっと手合わせしてたから癖とか把握させれるせいか、さっきから攻撃が急所ばっかりなんだけど!恋絶対捕らえるじゃなくて、命仕留めに来てるよね!?

 

恋「流石にぃに……避けるの上手。恋の攻撃全然当たらない」

 

 

褒められるのは嬉しいけど、この状況で褒められても嬉しくないー!

このまま逃げ続けても華琳の指揮で他の場所にも将が隠れてるはずだし……全方向から包囲完了される前に対処しないと

 

 

一刀「恋!愛紗を止めてくれたら今日寝る時に添い寝してあげる!」

 

恋「ピク……本当?恋と一緒に寝てくれる?」

 

一刀「あぁ、今日は寝るときずっと一緒に居てあげるよ」

 

恋「わかった…恋、にぃにの為に戦う」

 

愛紗「カズトサマ……カズトサマ ノ子ハ ワタシガサズカル」

 

恋味方に出来たのはでかい、これで戦闘狂モードの愛紗を止められる!

正直この状態の愛紗と相対したくない……まじで怖すぎる。

そんな恋も改めて愛紗の禍々しい姿を見て、珍しく恋怯えてるような表情を見せていた

 

 

 

流琉「愛紗さんが恋さんに止められても、まだ私たちが居ます!」

 

季衣「兄ちゃん覚悟ー!」

 

 

ワンコ隊に加入し恋を捕縛する事が出来るようになった流琉と、元々の怪力に加え最近では星や霞の速さに主体に置いた攻撃も習い始めており、

 

攻撃のバリエーションが増えた季衣による息の合った連携攻撃で確実に追い詰められていた。しかし一刀が逃げる道には桂花が掘ったと思われる落とし穴の痕跡が多数確認されている。恐らく明命辺りに背負ってもらい、持ち前の頭脳で先回りして穴を掘ったと推測できる。掘った穴の深さがどれぐらいなのか、わざと痕跡を残しそれを回避した所に本命を掘ってあるのではないかと、一刀を疑心暗鬼にさせるには充分だった。

 

 

一刀「これは桂花に加えて風辺りも入れ知恵してるな、桂花だけなら掘って満足するはずだし」

 

季衣「ふっふっふ~追い詰めたよ兄ちゃん!」

 

流琉「その辺りは満遍なく桂花さんが落とし穴を掘っています、いくら兄様でもこれを飛び越えることなんて出来ません」

 

 

確かにこの状況は不味いな、流琉や季衣はさっき恋に使ったな誘いには乗ってこない。

戦って退けようにもまだ4人目で体力を消費する訳にもいかんし、やっぱり買収するしかないか?

季衣と流琉と言えば食べ物、食べ物で釣れそうな事は…………あれでいってみるか

 

 

一刀「季衣!表の通りで豚の丸焼き売ってるみたいだぞ!」

 

季衣「え、豚の丸焼き!?」

 

 

よし、食いついた!

 

一刀「しかもその丸焼きの大食い大会をやってるみたいだ、今行かないと無くなっちゃうぞ?ついでにお代は俺が全部出してやるよ」

 

季衣「ほんとに!?兄ちゃん教えてくれてありがとう!いこ流琉!」

 

流琉「ちょっと、季衣引っ張らないで!それよりも兄様を捕らえないと」

 

季衣「それは他のみんながしてくれるって!丸焼きは速く行かないと無くなっちゃうもん!」

 

 

 

流琉はそちらに行く気はないらしく抵抗しているが、大食いの欲に眩んだ季衣の馬鹿力に引っ張られて姿を見えなくなった。恋も愛紗を制圧済んだのか、縛られて恋に担がれて城に戻っていく

 

一刀「なんとか乗り切ったか……でも4人しか来てないし、ここに長居してるのは危険か」

 

 

一刀の配下でも要注意のワンコ隊の5人。体力を消耗した状況でワンコ隊5人を相手にした時点で負けが決定してしまう、なので買収などを駆使して体力を温存して3人を退けられたのは一刀にとっては大助かりだった。

 

 

一刀「人通りの少ない路地に逃げ込むか?それとも見通しのいい大通りに行くべきか」

 

 

人通りの少ない路地に逃げ込み隠れればいいかもしれないが、逆に発見された時に逃げる場所が少なく、一網打尽にされる恐れがある。大通りはお互い見つけやすくなるが、人混みに紛れて逃げれるのと桂花らが仕掛けるような罠を警戒する必要も無くなる。民に変装した兵士に囲まれていたら逃げようが無いが……

 

 

そうこう思案している間に、次の刺客が一刀の前に現れた!

 

 

真桜「逃がさんで隊長」

 

沙和「隊長~観念するの~」

 

凪「お覚悟を……そして私にも子供を……ボソボソ」

 

 

立ちふさがったのは、一刀の直属の部下として厚い信頼関係で結ばれている三羽烏だった。一刀が恋達に追われている間に、一刀が逃げ延びて来た時に使うであろう道を予測し、あらかじめ先回りしていたのだ。幾多もある逃走路から来るべき道を予測する……こんな芸当を簡単にやってのける辺り、流石元北郷隊と言えよう

 

 

真桜「凪~心の声駄々漏れしとるで」

 

凪「なんの事だ?」

 

沙和「無自覚って怖いのぉ……でもそんな所も凪ちゃんっぽくて可愛いの!」

 

 

凪は三人の中で一番の恥ずかしがりやだが、それと同時に一番行動的な子でもあり、忠犬のように一刀に尽くす子でもある。それゆえに凪もこちらに引き込められれば、この場もやり過ごすことが出来るかもと一刀は考え付いた。いささか軟派野郎の行いだという思いは頭の片隅において、考えを実行するべく動き出した

 

 

一刀「凪、戦闘が始まる前に聞いて欲しい事があるんだ」

 

凪「私にですか?なんでしょう」

 

 

この状況で一刀が凪に話す事は何か、またそれがなんの目的なのか。それらを3人はなんとか推測しようと頭で考えるが、良くも悪くも一刀の考え方は特殊であり、付き合いの長い3人でも読めない事は多々ある。そして一刀から発せられた言葉はと言うと

 

 

一刀「今夜恋と添い寝の約束してるんだけど、左右どちらかに恋が寝るとして……もう片方空くんだけど、誰か来てくれないかな~」チラ

 

 

……かなりゲス発言だった。そして沙和と真桜は一刀の発言の意味をすぐに理解し、凪が理解する前に一刀に攻撃を開始した

 

 

沙和「凪ちゃんを抱き込もうとするなんて卑怯なの!羽虫は羽虫らしく大人しく狩られればいいの!わかったか、このふにゃちん野郎!」

 

真桜「おー沙和の罵倒も久々に聞おった気がするな」

 

沙和「真桜ちゃん~感心してる場合じゃないの!隊長が凪ちゃんと今夜添い寝してあげるから味方してって直接説得を始めちゃうの!」

 

真桜「いや……沙和自分で隊長の思惑暴露してるやないか」

 

凪が理解する前に攻撃したのに、自ら暴露してしまった沙和。暴露してしまった真桜は溜息をつきつつ沙和に指摘をする。真桜に指摘されて始め

 

て自分から言っちゃった事に気が付いた沙和はチラっと凪の方を見てみると……

 

 

凪「隊長!これからは隊長の味方として護衛させていただきます!」

 

 

目を血走らせつつ、今夜の出来事を邪魔するなら容赦はしないと今の凪の姿が物語っていた。つまりいま一刀に攻撃してたり捕縛したら沙和・真桜とて加減はしないという意味だった

 

 

真桜「汚い……さすが隊長汚すぎるで!凪を甘い言葉と夜の生活に誘い込み、おのれび味方にするのは汚すぎる!」

 

沙和「理解しない凪ちゃんに解らせる為にあえて沙和に攻撃させるなんて卑怯なの!」

 

 

やかましい!時には汚い手も使わないと生き延びるのは不可能なんだよ!特に華琳に狙われたらこれぐらいしないと無理だから!それと、自爆したのは俺関係ないじゃん!話しを誘導したりとか一切してないんだし

 

 

凪「それでどうするお前達、隊長を捕縛すると言うならば……私が相手する」

 

 

(どないする沙和、玉砕覚悟で突っ込むか?)

 

(今の凪ちゃんはあの恋ちゃんとも戦えるの、沙和達2人かかったところでねじ伏せられるのがオチなの)

 

(せやな~あの天下最強と言われとった飛将軍とタメ張れるんやもんな~)

 

(凪ちゃんも完全に化物の仲間入りしてるの)

 

 

真桜と沙和は俺達に聞こえないように小声で話し始める、凪が俺に寝返った事で身の振りをどうするか考えているのかな?

それで結論は……両手を挙げてるから降参か

 

 

凪「なんだ、結局降参か」

 

真桜「うちらが凪に敵うわけへんやろ。大人しく降参するにきまっとるやん」

 

沙和「凪ちゃんはもう少し沙和達との実力差を把握して欲しいの!」

 

 

そこ偉そうに開き直るなよ。

でも真桜は工作、沙和は統率型の将で、個々の武は決して高くないのはわかってるけど……それでも将軍なんだからそこまで開き直るのもどうかと思うんだけど……

 

 

凪「それじゃあ真桜と沙和は隊長の護衛を頼む。私は他の人達の足止めに向かう」

 

真桜「任せとき!」

 

沙和「隊長は沙和達が護るの!」

 

凪「では隊長、私はここで失礼します」

 

 

そう言い残すと明命張りの隠密さを発揮して姿を消す。

ワンコ隊に入ってからどんどん人離れしていく親友の姿を間近で見ていると、彼我の実力差がはっきりと浮き彫りになる。

沙和と真桜はうちらの知ってる凪は居なくなっちゃったと嘆くと同時に、一刀の筆頭護衛5人が敵味方に別れ、互いを牽制しに向かった為に今ここに居るのは誰も居ない、しかもターゲットの一刀は凪が味方になった事で一安心し気を抜いている……つまり捕らえるには絶好のチャンスだ

 

 

一刀「さて、ここに留まってるわけにも行かないし、次に向かう……なんで真桜と沙和は武器を構えてるんだ」

 

真桜「愚問やな隊長……隊長を捕らえればカラクリの資金を増やしてくれると大将が約束してくれたんや!」

 

沙和「沙和もお洋服を買うためにも報酬が欲しいの……だから大人しく沙和達に捕まるの隊長!」

 

 

そう、真桜と沙和は一刀に寝返ったのでは無く、捕らえる好機を伺っていただけ。

そして厄介な凪が居なくなった事で、再び一刀に牙を剥いてるのだ

 

 

一刀「お前達……最初からこれを狙ってたな」

 

真桜「うちらの絆を舐めたらあかんで隊長、うちら程になると会話無しでも通じるもんや」

 

沙和「習得までは面倒だったけど、覚えると便利なの。さぁ隊長!大人しくお縄につけなの!」

 

 

舐めていたわけでは無いが、アイコンタクトで瞬時に意見を交わすとは恐れいったよ。

この作戦も完全に虚を突かれたさ。だけど一つだけ見落としてるぞ?

 

 

真桜と沙和がアイコンタクトで理解し合えるならば……

 

 

 

 

三羽烏でもある凪もそれを理解出来ると言う事を

 

 

 

そして俺が虚を突かれたとしても、二人の企みを理解した凪が俺の窮地に来ないはずがない事を

 

 

 

 

 

凪「お前達……隊長に武器を向けて何をしている」

 

 

真桜「げぇ!凪!」

 

沙和「な、凪ちゃんこれは違うの!これはえーとその……」

 

曹仁軍屈指の忠犬として評価されている凪、主の危険と親友達の企みを察知してこの場に参上。

居なくなったと思っていた2人は凪の登場で冷や汗ダラダラ流し、まさに死刑判決を言い渡された囚人のような気分だった

 

凪「言い訳がないようならこれから私の特訓に付き合ってもらう、もちろん全部終らないと開放しないからな」

 

沙和「ちなみにその訓練って……」

 

凪「ワンコ隊の面々とやってる訓練に決まってるだろ?」

 

真桜「んな!それだけはご勘弁を~~!」

 

沙和「凪ちゃんの鬼~!悪魔~!鬼軍曹~!」

 

凪「そうか、訓練1回分じゃ足りないなら3回分与えてやろう」

 

一刀「あ、向こうの通りで戦ってる愛紗と恋にも声をかけてくれるか?」

 

凪「それは構いませんが、刺激しても大丈夫でしょうか」

 

一刀「俺をだまし討ちしようとした奴が居ると言えばすぐに正気に戻るさはずさ」

 

真桜・沙和「「ぎゃああああああああ~~!」」

 

 

凪だけで無く、一刀を凌ぐ武を持つ恋に加え、戦闘狂・嫉妬神・軍神と言われる愛紗を加えたワンコ隊所属の3名によるありがたい特訓。

武の頂に立つ3人との訓練は学ぶ事が多く、志願者が後を立たないのだがそれは平時での話し。

 

正面から堂々と捕らえれば3人も何も言わないが、だまし討ちなんて卑怯な手段を取ればそれは一変するのだ

引きずられていく真桜と沙和を見て口は災いの元だな~と改めて実感したのと同時に、鬼軍曹は沙和の事だろと心でツッコミを入れた

 

 

 

 

 

 

 

一刀「これであの場にいた半分は退けられたかな?後は……どこかで監視してる明命対策にはこれしかないか」

 

 

懐から取り出したのは桂花の猫帽子とマタタビのエキスが入ったビンだった。マタタビはいざと言うときの為に産地である朝鮮半島まで取りに行

 

かせていたのだ。

 

 

一刀「明命~~出ておいで~桂花が被ってる猫帽子をあげるよー!」

 

 

やはり明命が近くで監視していたのか、猫帽子って単語を発した時に気配の乱れを感じた。すぐさま動揺を押さえ込んだようだが、明命の居る方角はわかった、後はこのマタタビのエキスを餌にして釣れば

 

 

一刀「明命~いま出てきてくれたら、この猫に好かれる秘伝の物を」

 

明命「一刀様!出てきましたので猫帽子と秘伝の物を下さい!」

 

 

速い!全然察知する事が出来なかった……

これが普段から出せるようになったら大陸最強はもしかしたら明命じゃないのかな?いつの間にか俺の手からマタタビと猫帽子奪い取ってるし

 

明命「一刀様一刀様!これはどうやって使うのですか?」

 

一刀「これはちょこっと手に塗って猫に嗅がせるだ、そうすれば猫が体をすりつけくれるはずだよ。ただし……エキスを手に塗りすぎると最悪の場合猫が死ぬから少量を守ってね?」

 

明命「はぅわ!お猫様死んじゃうのですか!?」

 

一刀「人間だって酒を飲みすぎたりしたら害があるだろ?それと同じで与えすぎると猫にとっては害でしかないんだよ。でも猫の反応や体調に合わせて使えば問題ないから、必ず少量で使う事、いいね?」

 

明命「用法・用量を守って正しく使う品物なのですね、わかりました!では早速使ってきますので、これにて失礼いたします!」

 

 

来た時と同じように再び高速で一刀の前から姿を消した。

恐らく街で猫の住みかとなってる

空き地に行ってるはずだから、後で様子見に行くか。あの状態の明命なら喜びの余り気絶しかねないし

 

 

 

 

 

 

一刀「これで残りは……君たちだね。春蘭、秋蘭、そして霞」

 

一刀捕縛作戦の最後の刺客。

 

秋蘭「一刀の相手をするんだ、私達が来ないと話しにならんだろ?」

 

魏の良心として軍事・政治に才を発揮し、華琳の旗揚げ時より付き従う天下屈指の弓使いである秋蘭。その表情は自分が唯一認めた男の成長を褒め称える表情を

 

春蘭「記憶と剣術を思い出したからには貴様には負けぬぞ北郷!」

 

魏武の大剣、魏の大将軍、生ける非常識など様々な評価を受ける春蘭

。軟弱と思っていた相手が自分に匹敵、もしくは凌駕する程の力を身につけ、そんな強者と戦える事に対してのワクワク感を

 

 

 

霞「こうして一刀相手に本気のやり取りが出来るなんて感慨深いもんやな~春蘭の真似と言うわけやないけど、勝つのはうちや」

 

大陸屈指の騎馬隊を率いて神速の張遼、遼来来と恐れられた霞。三羽烏同様に一刀との付き合いは魏の将でも深い方であり、霞も心底一刀に惚れていた。そんな惚れた相手と全力で戦える喜びを滲ませていた。

 

 

秋蘭「今回は私達に対して買収を行わないのか?」

 

一刀「持ちかけるだけ無駄に終るからね。それよりもよくわかったね」

 

秋蘭「ふふ、何年お前と付き合ってると思ってるんだ。お前の癖などはすべてお見通しだよ」

 

春蘭「一刀は馬鹿だからな!行動手段が同じだからばれやすいんだぞ」

 

 

霞「いやいや、惇ちゃんだけには馬鹿って言われたくないやろ」

 

春蘭「なにおう!?秋蘭はそんな事思ってないだろ!?」

 

秋蘭「当たり前だ姉者。姉者に馬鹿なんて言われたら私は数日寝込む自信があるぞ」

 

春蘭「しゅうら~ん~」

 

 

 

春蘭がボケて霞がツッコミ、そして秋蘭がトドメを刺して悦に浸る……かつて魏で頻繁に見られたこの光景はいつになっても健在か。

 

霞は秋蘭の寝込む発言を聞いて笑いだし、言われた春蘭は涙目になって秋蘭に抱きつく。そんな春蘭を見て『あぁ~涙目でそんな事ないよな?って抱きついてくる姉者も可愛いなぁ~』と通常運転の様子

 

 

秋蘭「さて、和むのはこの辺りで終らせ、そろそろやろうか」

 

先程の惚けた顔から一変、餓狼爪を構え俺に標準を合わせる

 

霞「せやな、楽しい会話は……一刀を捕らえてからや!」

 

愛紗の青龍偃月刀をモデルにして作成した飛龍偃月刀を構える霞

 

春蘭「魏武の大剣と呼ばれた腕を今一度見せてやるぞ一刀!」

 

 

春蘭の代名詞とも呼べる七星餓狼を構え闘志を燃やす春蘭

 

 

一刀は3人の闘志を受け取ると、貂蝉から贈られた凍華と双狛をゆっくり引き抜き3人に負けじと闘志の炎を燃やす。

 

一刀「さっきの秋蘭の問いに補足させてもらうけど、俺が買収などを行ってきた最大の理由……体力をすり減らした……3人と全力で戦えないだろ?」

 

 

春蘭・秋蘭・霞は一刀と直接戦う事を望み、一刀も3人と全力で戦う事を最初から望んでいた。一刀の言葉を聞いた春蘭・霞は嬉しさのあまり闘争本心を抑えられず、2人同時い一刀に突っ込む。

 

 

春蘭「最初から全力で行かせてもらうぞ!」

 

春蘭は一刀の下へ疾走している間に、剣に闘気を乗せ一刀に叩き込む。その威力は並の将ならば一撃で屠る事が出来るほどだ。しかも威力が大きいからといって攻撃速度が遅いわけでは無い。春蘭クラスになるとそんなあからさまな弱点など存在しないのだ

 

一刀「いっつ……最初から全力全開だな」

 

春蘭「当たり前だ、手を抜いて勝てる相手じゃないからな」

 

霞「春蘭ばかりに気を取られとる場合やないで一刀!」

 

 

防御したものの、初撃で春蘭の大技を喰らい硬直をした一刀を見逃すはずが無く、続けざまに霞の豪撃が一刀を襲う。霞は一刀に自分の攻撃のリズムを悟らせないように小刻みな攻撃、小技を捨て力任せの連撃などを繰り出す。

 

武器の小回りは一刀の方に圧倒的優位性があるため、霞の攻撃を読ませない攻撃をなんとか防げている。このまま凌げばすべての攻撃パターンを読めるかもしれないが、相手は霞だけは無い。

 

春蘭と霞は互いに生まれる攻撃の隙を補うと同時に、一刀が攻めに転じようとする秋蘭の弓に襲われる。しかも矢を同時に5本放ち、一刀の逃げ道と避ける場所をどんどん無くしていく

 

 

恋と並び天下無双と称される一刀だが、一刀の性格・癖を知り尽くしたこの3人相手では相性が悪すぎる。直撃こそ避けているが、一刀には細かい傷がどんどん増えていき、体力が奪われていった。

 

 

一刀「はぁ……はぁ……やっぱり・・・強いな3人共。こんなに追い詰められたのは恋と最初に戦った時以来だよ」

 

秋蘭「かの飛将軍と同じぐらいには一刀を苦戦させる事が出来るとはな。それは喜ばしいことだ」

 

春蘭「あまり時間をかけすぎて、華琳様を待たせるわけにもいかん。そろそろ決めさせてもらうぞ!」

 

 

春蘭は一刀にとってある事を思い出させる構えを取る。

その構えはかつての外史で一刀を何度も吹き飛ばし、力の差を見せ付けていたあの技……

 

 

一刀「っげ、あれ喰らったらまた吹き飛ぶ……避けないっと……!?」

 

一刀が回避に移ろうとするが、小さなくぼみに躓き態勢を崩す。それを見た春蘭は今までで一番の力を込めて剣を振るう。

 

その一撃を避けれるはずも無く、過去のリプレイを見てるかのように空へと綺麗に打ち上げられる一刀。飛ばされる直前に地面を掘ったであろう猫耳と、猫耳に掘る場所を指示する飴持ちの少女と鼻血少女が姿があった。

 

 

しばらく空の旅を楽しんだ一刀はどこかの屋敷の屋根を突き破り不時着?する。もちろんそれによる外傷は無い。改めて気とは便利な品物だと思い知らされる。それでも痛いものは痛いが……

 

 

一刀「いつつ……民の屋敷に落ちてたりしないよな……なんでここに居るのでしょうか……」

 

その心配はすぐに杞憂だったと気がつく。一刀の周りには……ここに来るのをわかっていたかのように華琳・桃香・月が囲んでいた

 

華琳「愚問ね。春蘭にこの方向に指示したのは私よ?一刀が落下してくる場所がわかっていながら、私がじっとしてるはずないじゃない」

 

一刀「ですよね……ちなみに桃香と月はなんでここに」

 

桃香「もちろん七乃さんとあの子の関係を聞くためです!むしろそれ以外に理由なんてありません!」

 

月「あの・・・私もあの子の事を知りたいです」

 

 

ここは逃げるのが一番なんだけど、華琳が俺の正面に、月が入り口のドアに、桃香が月の反対側に付いている窓に張り付いてるから逃げ場が……

 

一刀「突き破ってきた天井から逃げれば!」

 

七乃「ダメですよ一刀さん~私から逃げられると思っちゃ」

 

七海「そうだよお父様~逃げる者の心理はお母様からしっかり叩き込まれてるもんね♪」

 

天井に向けて跳躍しようとした時、空いた天井からひょっこりと顔を出したのは、この騒動の元凶と呼べる七乃と七海だった。

 

華琳「さて、もう大人しくしてくれるわよね?」

 

一刀「もう好きにしてください……」

 

 

 

 

 

 

完全に逃げ場所を失った一刀は両手を挙げて降参の姿勢を見せた。一刀が降参したことで、一刀を追っていたすべての将が姿を現す。今までどこに潜んでたんだと問いただしたい所だったが、早く事情を話せと言わんばかりの視線に晒された為、内緒にしていた七海の事をみなに語り始める

 

 

一刀「みんなが一番気になってるのは七海との関係だよね。七海は俺と七乃の娘だよ。養子だけどね」

 

 

華琳「養子?そんな話聞いた事がないのだけれど」

 

七乃「この事を知っているのは美羽様、紫苑さんぐらいですからね。華琳さんが知らなくても無理は無いと思いますよ?」

 

華琳「ちょっと待ちなさい、なんで美羽が知ってて私が知らないのよ!」

 

 

養子とはいえ、七乃との間に子が居る事に対しての怒り、美羽が知ってるのに自分には知らせなかった怒りが華琳を支配する、華琳ラブを貫く春蘭が引くレベルだったと記載しておく。

 

 

七乃「だって、華琳さんに知らせたらそれこそ大騒ぎになっちゃいますから。”兄”である一刀さんの事が大好きだった華琳さんがじっとしてられましたか?」

 

それを聞いて華琳は渋々怒りを静める。華琳が落ち着いた事で一刀は七海を引き取った経緯をすべて話し始める。美羽に勉強を教え始めた頃、七乃と南陽を視察している時にその少女は1人で一刀と七乃前に現れた。その少女こそ張勲の親族に当たり、この騒動を引き起こした張本人の七海だ。

 

七海は両親と一緒に荊州の南郡に住んでいたのだが、両親が当時の流行病に感染。まだ幼かった七海は自分が出来る限りの看病・治療を施したが七海の両親はこの世を去った。残された七海は思い出の詰まった家を売り払い、南陽に居る七乃を頼りに一人旅をしてきたのだった。

 

七乃は自分は裏家業に手を染めてるため、引き取るかどうか迷ったが、『俺と七乃でこの子を育てていこう、両親を失い傷ついたこの子を癒せるのは七乃しかいないだろ?俺も全力で七乃を支え、この子を護って行くよ』の一言で決心がつき、ここまで七海を育ててきたのだ。

 

なぜ今の今までこのことを一部の者以外知らなかったのかと言うと、養子とはいえ曹仁子孝に子が居るとは他国に知られれば、七海を人質にする愚か者が現れたり、一刀の庇護下に入りたい為に婚約話を持ち出してくる豪族などが出てくるかもしれない。

勢力争いに巻き込まれないようにする為と、自分の恋愛は自由にして欲しいとの願いを込めて今まで存在をひた隠ししていた。

 

しかし戦乱の世は終わりを告げ平和な世になった事と、一刀の居城としてワンコ隊を含め、一刀の最精鋭が控えているこの洛陽ならば安全だと七乃が南陽から連れてきたのだ

 

風「だいたいのお話は解りましたが、なんでお兄さんはその少女を引き取るように勧めたんですか~?」

 

稟「確かに気になりますね。言い方は悪いですが、七乃さんにとっては親族でも、一刀殿にとっては赤の他人ではありませんか」

 

 

風と稟はみんなの気持ちを代弁したものだった。もちろん一刀の事だからお人好しが発動したからだとここに居る全員思ったが、一刀の口からちゃんとした理由を聞きたかった。七海本人もちゃんと聞いた事が無かったために、この話に一番興味津々だったりしてる

 

一刀「確かに初めてあった時は赤の他人だったかもしれない。でも俺は七乃と家族だ、七乃だけじゃなく華琳や美羽みんな含めてな。そんな七乃の親族で七乃を頼ってきたならば、もうその時点で俺にとっては赤の他人じゃなくて家族だよ。そして家族ならば全力で助けるのが俺だからな」

 

 

色々穴あきな理論だが、一刀は曹家だけで無く、両袁家とも家族だと思っている。麗羽とは色々な要因が重なって戦う事になったが、その気持ちは今でも変わっていない。その家族の輪に桃香、月も入る事になるのだが、それはもう少し後の話しになる

 

桂花「そのお人好しな部分はいつまでたっても変わらないのね」

 

風「おやおや、桂花ちゃんはそんな優しいお兄さんに惹かれたではないですか~」

 

桂花「……うるさいわね、自覚してるんだからイチイチ言わなくていいのよ」

 

七海「お父様……そんなに七海の事を思ってくれていたんですね……お父様、私と夫婦の契りを結んでください!もう父と義娘の関係では満足できません!」

 

 

ピキ!

 

このままいい雰囲気で終れるはずがなく、七海の爆弾発言でこの場の空気が一気に冷え込んでいく。

この面子で特に嫉妬深い華琳・風・桂花が民に見せることが出来ない程怒りに支配されている

 

 

華琳「一刀……桃香や月に関しては、あなたの嫁になる事をとやかく言うつもりは無いわ……でもね、魏の種馬と言えど娘に手を出すのはどうか

 

しらしね」

 

桂花「華琳様!この男のピーがすべての原因です!もいでしまいましょう!」

 

宝譿「でもよ~一刀のピーが無くなったら俺達も困るんじゃねえか?」

 

凪「確かに……隊長のが無くなるのはその……モジモジ」

 

沙和「や~~ん!もう凪ちゃんが可愛すぎるの!」

 

真桜「ここで乙女な部分を出さんでもええと思うんやけどな」

 

稟「では妥協案として、一刀殿のピーには手は出しませんが、一刀殿は誰の者かその体にわかるまで拷問をするというのは」

 

華琳「稟の言うとおり、ここらで一刀は誰の所有物かわからせる必要があるわね」

 

一刀「あの……弁解の余地は」

 

 

華琳「そんなものあると思ってるのかしら?」

 

一刀「ですよね……」

 

華琳「春蘭、秋蘭、凪、霞は一刀が隙を見て逃げ出さないように厳重に捕縛と城まで連れてきなさい」

 

 

 

 

春蘭に吹っ飛ばされた後で体力が回復しておらず、一刀は一切抵抗せずにお縄につき、城まで連行される。

その背には哀愁が帯びており、ドナドナの歌が一刀の脳内で何回も流れていく

 

 

 

 

 

 

 

 

七海「お父様方行っちゃいましたね~」

 

七乃「あれだけ露骨に煽げばそうなっちゃうからね。特に華琳さんは一刀さんに関する煽り態勢低いから……それで、一刀さんを支えるみんなはどうだった?」

 

七海「みんなお父様の事が好きだって全身から伝わってきたよ、一部愛が重すぎる人達もいるみたいだけどね」

 

七乃「一刀さんはそれも含めて好きって言うけどね。実際七海は一刀さんの事どう思ってるの?」

 

七海「どうも何も……身寄りのない私を家族と言ってくれたし、父親としての敬慕の念以上の感情は持ち合わせてないよ。こうしてお父様、お母様と一緒に過ごせるようになっただけで私は充分だもの」

 

七乃「う~ん、いい子なのもいいのだけど、たまにはわがまま言って欲しいものね」

 

 

親として負担が無いのはいいのだが、全く手がかからないのも七乃にとっては若干寂しかったりする。

七海も気を使っている訳では無いのだが、どうしても欲が出てこないのだ。

 

 

七乃「さて、そろそろ一刀さんが本気で折檻されてる頃だと思うし、助けに行くわよ。あ、その場でさっきみたいな冗談はダメよ?本気で止められなくなるから」

 

七海「は~い、今回だけは自重します~」

 

 

 

本当に自重するのか心配になりますね……まぁ、私が自重とか言うなって話しですけど・・・

七海もさっきみたいな嘘言わないで素直に甘えればいいのに……甘え下手なのは誰に似たのかしらね。

 

夫婦の儀……か……

 

 

私もいつか……一刀さんと正式に夫婦になってみたい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんてね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アフター2話目でした!

 

一度データ消えて、一から書き直してたんでめっちゃ遅くなりましたね~申し訳ないです。。。

 

今回の主役は七乃とオリキャラの七海です。最後辺りの七乃の口調は親子の会話で使う喋り方にしてみました、敬語だと不自然なので!

七海に関しましてはアフター専用のオリ設定なので、深く考えずにいていただければ幸いです

 

 

 

これより下記は告知?になります

 

 

 

寂しがりやな覇王と御使いの兄の本編を1話から地の文を加えたりと書き直してます。まだ5話目までしか終ってませんが、よかったら再度覗いて見てください!

 

アフターの次の話しは武闘大会編を2話に分けて投稿予定しております。組み分けは決定したら告知したほうがいいかな?アップするまで組み分け知らせるな!と意見がありましたらそうします

 

新たな英雄の方は後々増えるかもしれませんが、メインヒロイン現段階では2名決定しました。残りもメインヒロインから外れたから脇役というわけではなく、ヒロイン格として扱います。メインヒロインの2人は完全にお気に入り補正入ってますw

 

 

では次回またお会いしましょう!

 

 


 
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