わたしのライフワークのひとつ・風の谷のナウシカです。

モチーフはアニメージュ誌１９８４年８月号表紙イラストのナウシカ。

こちらは漫画では描かれなかったイラストのみの背嚢・装備類を装着したナウシカで、土鬼の戦災孤児を抱えています。

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漫画では、ナウシカが２人の土鬼の孤児を両腕に抱きかかえて戻ってくるエピソードがありますが、あのエピソードより後に描かれたイラストなので、サパタ攻城砲台殲滅作戦の前後に、さらにこのような凄惨な地上戦・孤児救出劇が予定されていたのかもしれません。

ちなみにこのナウシカの背面・装備等は一切描かれていないので、想像で造形した部分も多数あります。

細かいディテール、紋章類などは各種イラストから持ってきているものもあり、イラストと完全同一ではありません。特にグローブなどはカラーイラストでは３種類ものカラーバリエーションがあり、色々とセレクトした部分はあります。



フィギュア造形としては２０年近く離れていたのですが、このナウシカがリハビリ作品第一弾・フルスクラッチビルドとなります。

スケールはだいたい1/12、全高13～4cmのフィギュアです。
ナウシカ本人が「１６０センチ前後」の身長であると仮定しています。

ちょうど、かつての海洋堂のフィギュアとほぼ同じサイズです。


材料はタミヤ製・エポキシパテ「速硬化タイプ」が殆どです。
このエポキシパテの発売時は造形から離れていた時期で、この新型エポキシパテの偉大さを知ったのが昨年でした。このパテと出会わなかったら、今回リハビリ作品は無かったというほど、このエポキシパテに助けられました。

塗装はラッカーベースのタミヤエナメル・ハンブロールの塗りこみに、リキテックス、証券用インク等の仕上げです。わたしはこのような小さなスケールだと丸ペンなどを多用します。


実は各部はまだ未完成と言いますか、仕上げも含めてまだまだ手を入れたいと思ってはいるのですが、来年の静岡ホビーショーのクラブ展示に向けて、他のナウシカ作品も造りたくなってしまい、このあたりでとりあえずの暫定完成としました。

サイズが小さいので、このくらいの造形レベルがわたしには限界ですが、存分に造形できる1/6サイズか、それ以上で再度造形してみたいと思っています。