「あなた私。」
雨が降ってきた。
外には行きたくないけど呼ばれた。
私の意志じゃないかもしれない。
「そこに行けばあなたに会えます。」
本当に?嘘みたいな夢の話。
おーい!あなた私いるの?
返事はない。
「きっと来ます。大丈夫、あなた私はいます。」
本当に?嘘みたい。
じゃあ、ここで雨に打たれて待ってみる。
土砂降りの雨。台風が近づいているとニュースで言っていた。
あなた私は本当にくるの?
「きっと来ます。笑ってしまうくらいに…。」
なんで笑うの?あなた私をからかっている?
「もう時間です。あなた私のチャンスを逃しました。
疑ったら終わりです。ゲームオーバーさようなら。」
あなた私?そんなに冷たいこと言うの?
さっきまで笑っていたのに。
私はあなたが来るのを待っていたけど来ませんでした。
あぁ。また、あなた私にからかわれた。
私はバカだ…。
ずぶ濡れで職務質問されたと思う。
「どうしたんですか?こんな遅くに。」
着の身着のまま出てきました。
「あなたの意志で?」
私の意志かもしれない…。
「では、安心です。どうぞお帰りを。」
失礼します。
泣きながらうつむいて帰る。
着の身着のまま足が痛い。
朝が来るのに暗い。
あなた私になれたかしら…。
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あなたは私に会えるかしら。
私はあなたに会えたかしら。