アナハイム社試作MSジムカスタムⅡ
0085.07.31
サイド1付近暗礁地帯
??「さすがは後継機、動かしやすいな。」
暗礁地帯に隠れる様に起動テストをしているMSが一機。
OP「CPよりアルビオン1、これにて今回のテストは終了です。これより機体の収容を行いますので暫くお待ち下さい。」
??「アルビオン1よりCP、了解!待機する。」
パイロットはテスト終了の報告を受けMSをスタンバイ状態に移行させる。
OP「ふぅ、それでは大尉!新婚生活はどうですか?」
OPの女性は年配のパイロットに元気に問い掛ける。
それに対してパイロットの男性は、
??「貴様もか……あいつと結婚してからそんな事しか聞かれなくなった気がするがな………」
OP「だってだってぇー大尉とセレスじゃかなりの年の差婚じゃ無いですかぁ?やっぱ同い年の女の子としてはどんな結婚生活か気になるんですよね。」
??「まぁ普通だと思うが……ん?おい、サイド1でMS反応多数!何か聞いてるか?」
OP「へ?大尉ぃ〜そんな事言って誤魔化さないでもー……ってホントだ!中隊規模ですが特に報告は受けていません、何でしょう?サイド1の暴徒鎮圧にMSでも使うんですかね?」
??「おい、サイド1の民間用放送傍受出来るか?」
OP「はいっ!可能です、今モニターに出します。」
ーザザ……ザザー…ー
??「な!…何だこれは!」
OP「酷い…酷いですよ!何ですかこれは!……人のやることじゃ無いですよ!」
モニターには薄紫の煙が漂う中、無数の人が倒れている光景が広がっていた。
大尉と呼ばれていた男性パイロットは、即座にMSのセンサーをサイド1の外壁に居るMSに向ける。
??「やはり奴らか!おい!俺は今から戦闘試験の前倒しを行なう!DETA取りを開始しろ。」
OP「へっ?大尉?バニング大尉?」
サイド1外壁
ティターンズ兵「けっ、我らティターンズに逆らうからこんな事になるんだ。」
ティターンズ兵2「ラクな任務だよなぁ〜ガス注入して終わりだろ?でも少し勿体無いよな、中には綺麗な姉ちゃんとかも居ただろうし。」
ティターンズ兵3「さぁ!じゃあ俺らも後詰めと合流して撤収するか。」
ティターンズ兵「………!?何だ?凄い速さで接近する反応が?」
少し先、後詰めの部隊が待機して居る辺りで爆発が起こる。
ティターンズ兵3「何だ?花火でも上げてんのか?」
ティターンズ兵「違う!敵だ!ヤバイ後詰め部隊壊滅!コッチに来るぞ!」
急接近して来たMSから全体通信で音声が聴こえる。
バニング大尉「貴様等!こんな事をして無事に帰れると思うな!」
その時嵐が駆け抜けた。
0085.08.01サイド1付近
ティターンズ将校「まだ見つからんのか!これ以上時間をかけてはバスク大佐の御不満が溜まる一方だ!早く見つけろ!」
サラミス改級の艦長席に座るティターンズ将校が乗組員に向かって怒鳴り散らす。
ティターンズ将校「全く、どうせ火事場泥棒でもして居るのだろう、なんで私がワザワザこんなところまで……」
レーダー観測手「か、艦長?」
ティターンズ将校「何だ!見つかったのか!」
レーダー観測手が艦長に報告したのは中隊分にはだいぶ足りないが明らかにティターンズ側MSの残骸を発見した。との報告であった。
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私が作ったプラモデルのSSです。
時代背景も少し考えてみました。