No.809852

【サイバ】ステルス・ガール【交流】

古淵工機さん

2015-10-24 23:12:16 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:778   閲覧ユーザー数:745

風天中学校3年1組。

 

「おはようミウ!テムナ!」

「あ、おはようドラゴ郎くん!」

「よっ!元気かドラゴ郎!」

いつものように生徒が集まり、いつものように挨拶を交わす、HR前のちょっとしたひと時。

飯田橋ミウ、天満橋テムナが、ドラゴ郎こと龍野吾郎に声をかける。

 

「おはようドラゴ郎!ミウ!テムナ!」

「今日もいい天気だね~」

「よ、ドラゴ郎にミウ、テムナ、おはようさん」

さらに、コウセイとリーオ、それにムサシ君こと宮本久司が入ってきてにぎやかになる教室。

「しかしまぁ、こうして仲間が集まってくるともうアレやなw」

「うん、ちょっと騒がしいけどこうしてみんなに毎日会えるんだなって実感あるよねw」

と、ミウとテムナが話しているとさらに生徒が入ってくる。

 

「おはよう!」

「おはよー!」

「おはよーっす!」

入ってきた生徒は3人。北岡光太郎、砥部おれな、そしてアード・来迎寺だ。

「おはよう光太郎くん!」

「おはようおれなちゃん!」

「いやぁ大変だったよ。おれなちゃんってば登校途中に消えたかと思ったらまた僕のスマホの中に入り込んでてさw」

「でもすぐにスワイプされて外に出されちゃったのw」

と、和気あいあいとしたムードで話が進んでいく。

「えーと、テムナ…?あたしのこと忘れt」

「あぁ、せやせや!今日の家庭科は調理実習やった!」

「班ごとに違ったメニュー作るんだよね。ドラゴ郎くんは材料とか持ってきた?」

 

「あの、ミウ?あたしのこと忘r」

「まぁ、大体のものは持ってきてるよ」

「大変!ボク昨日配達帰りに疲れてそのまま寝ちゃったんだ!」

「しょうがないなあ。っていっても同じ班だから一緒に作るんだけどねw」

「うん、ありがとコウセイ君」

 

にぎやかな会話の中、ただ一人忘れ去られているアード。

「ちょ、ちょっと!みんなあたしのこと忘れてるってばー!!」

「あ…なんやアード、居てたんか?」

「ごめん、あまりに存在感薄すぎて気づかなかった」

「僕も」

「あたしもー」

「ドイヒーーーー!!!」

 

泣くなアード!君の未来は明るい…ハズ?

 


 
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