ある日、ガレージKOU。相模コウに呼ばれたドラゴ郎こと龍野吾郎。
「…で、何するつもりなんですかコウさん」
「いやなに、この間レイニーディで魔法ガンが開発されたろ?」
「えぇ、まぁ」
「あれのサンプルをレインさんから貰ってな。今解析が終わったのでちょっと片手間でこしらえたんだ」
コウが取り出したのは、ライフルのような形をした武器。
「紹介しようドラゴ郎くん…これが魔導ビームガン、略してMBガンだ」
「おぉーっ!?」
「早速テストしてみよう!」
…河川敷。
「で、これをこう構えて撃つと」
「そうだが」
「ひとつ質問なんですけど、本来の魔法ガンって特殊スーツが必要なんですよね」
「その点は問題ない。こいつはグリップのシグナル回路を通じで魔力を集める方式だ。ま、要は魔力さえ持ってりゃ誰でも撃てるって事w」
「ふーん」
…川の向こう岸にはテーブルと空き缶がセットしてある。
「準備できたよコウちゃん!」
セットしていたのはコウの妻・高原仁子。
「ご苦労ニコ。こっちもOKだ!…さ、やってごらんドラゴ郎くん」
「よしっ…狙いを定めて…」
ドラゴ郎が、ライフルを構えトリガーを引いた…その時。
魔力を集めて作られたビームが放たれた…まではよかったのだが!!
その頃、川から離れた学園通り。
「がべべべべべべべべ…」
「What!?だ、大丈夫ブラザー!?」
帰宅途中だった太刀浦兄妹のほうにビームが飛んでいき、なんと力に命中してしまったのだった。
河川敷。
「…あ、あの…」
(しまった…
本日の実験…大失敗。
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ドラゴ郎くんは射撃が下手。
■出演
ドラゴ郎:http://www.tinami.com/view/740498
コウ:http://www.tinami.com/view/767697
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