風天中学校3年1組。

「何見てんだミウ、テムナ？」

「あ、ムサシ君」

飯田橋ミウと天満橋テムナに声をかけてきたのは剣道部の主将『ムサシ君』こと宮本久司。

「これ見てんねんで」

「元素周期表か。これ覚えづらいよね」

「あら、元素周期表ね」

と、やってきたのはセリナ・パートリッジ。

「それにしても世の中には118個も元素があるんか。えらいこっちゃな」

「まぁ、作ろうと思えば作れる世の中だから」

「でもこのウンウンオプチニウムとかって変な名前ｗｗｗ」

「まだ名前が決まってないんですって。このあたりは…あれ！？」

「どうしたんだセリナ？」

「ほら、番号117のとこ」

「なになに…元素記号Or…『オレニウム』ーーーー！？」

その近く、北岡光太郎の席。

「…どこ行ってたのおれなちゃん」

「えへへ、化学界に名前残してきちゃったｗ」