No.799432

エブリデイ えーゆー譚! ~恋姫達とのドタバタ生活!~ 二十一話

XXXさん

XXX「そう言えば、真・恋姫英雄譚の呉編のトップページ公開になったよな」
一刀「ああ、そうだな」
XXX「……右側酒豪で構成されてたけど、お前とうとう干からびるんじゃね?」
一刀「い、いやっ…多分、きっと……大丈夫?…と、そんな事より『二十一話:結成イマジンブレイカー』の始まりっ!……なにこの上条的なタイトル…」

2015-08-30 23:35:35 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1157   閲覧ユーザー数:1098

前回から一日たち、結局同じアパートに住んでいる凪とモモタロスから逃げ切れずにムッコロされたリトはモモタロスと侑斗、ミミとコン、それに何故か付いてくる数人と一緒に軽音部室に向かっていた。

今日は昨年卒業して部員が一人もいない軽音部再開の日なのだ。

 

リト「昨日は大変な目にあった…」

コン「きゅぅ?(りと、怪我してない?平気?)」

ミミ「ピチュッ!(後であの三つ編みに仕返ししてやるんだから!)」

音々音「大丈夫なのですか?」

恋「……………大変」

侑斗「まあ、リトの特性上しょうがないな」

モモタロス「ケッ。俺を身代わりにしたんだ。自業地獄だぜ」

詠「それを言うなら自業自得でしょ?あんたバカ?…って元からバカか」

月「へぅ…詠ちゃん、先輩さんにそんな事言っちゃダメだよぅ」

 

そんな風に付いてくるのは音々音、恋、詠、月だ。

そろそろ気になってきたのでリトは彼女達に声をかける。

 

リト「てか何でお前らまでついてきてんだ?こっち軽音部の部室だぞ?」

音々音「えっとー…」

恋「……………ヒミツ」

リト「?まぁいいか」

モモタロス「あ?なんか部室の前に居るぞ?」

 

モモタロスのいう通り部室の方を見ると、そこにはとある電気ネズミを肩に乗せた黒髪の少年と青い髪の少女がいた。

て言うかどっちも見たことある。

 

 

サトシ「あ、リト!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

星「遅いぞ、お前達が一番最後だったぞ」

ミミ「ピッチュ!(あのときの!)」

リト「サトシ!ピカチュウ!それに星先輩も!」

詠「星はともかく、この人知り合い?」

リト「ああ。……まぁ、少し前にな」

サトシ「俺は真白 智。サトシって呼んでくれ!コイツは相棒のピカチュウ」

ピカチュウ「ピッ、ピカチュウ!」

月「わぁ、可愛いですね」

リト「いや、サトシはいつも通りだけど…星先輩はどうしてここに?」

星「真白が道に迷っていたから案内した。それが何の偶然か…目的地が同じだったのだ」

侑斗「それってもしかして…」

 

 

サトシ「ああ!俺、軽音部に入部するぜ!」

星「無論、私もだ」

モモタロス「まさか俺ら以外で入部する奴がいるとは思わなかったな…」

リト「てかサトシ、お前ポケモン科だろ?てっきりポケモン関係の部に入ってると…」

サトシ「一応ポケモンバトル研究会に入ってるんだけど、週二でやってるから暇なんだよ。だから、歌うのとか楽器使うのとか好きだし軽音部と兼部しようと思ってさ!」

リト「なるほど…確かにお前アニメじゃオープニング結構歌ってるしな。軽音部はピッタリだろ」

侑斗「それ中の人だろ!?」

月「そういえば、星先輩はどうして軽音部に?」

星「ふっ、私が目立つ場所がここだと第六感が言っているのだ。紅一点のボーカルなど目立つだろう?」

音々音「本当は?」

星「リトをいじりたい」

リト「おぉい!?」

コン「きゅっ(りとをいじめないでねっ)」

 

部室の前での漫才が終わり、数分したら残りの軽音部の部員も集まった。

ただ、リト達以外はバラバラで来たので寝てたりする者もいる。

ちなみに音々音達は何処かへ行ってしまった。

 

キンタロス「グゴゴゴゴ…」←爆睡中

デネブ「えーっと…君達も入部希望者?」

星「ああ。その通りだ」

ウラタロス「orz」

サトシ「なぁ、サトシ…アイツどうしたんだ?」

リト「たぶん星先輩のナンパに失敗したんだろ。最近上玉逃してばっかだし」

リュウタロス「ネズミくんも部活するのぉ?」

ピカチュウ「ピカァ…(僕は無理だと思うんだけど…)」

ジーク「ふむ…汚れが気になるな」

 

何気に姑のように窓の縁を擦るジーク。

それもそうだなとリト達はまず部活の掃除をすることにした。

それほど汚くは無かったのですぐにすみ、リト達は改めてこれからの事……部長決めとかそんなのをやりはじめる。

 

 

デネブ「えっと…これで十人。部長は…どうしようか?」

モモタロス「オデブでいいだろ」

デネブ「えぇ!?俺!?」

リト「考えて見ろよ。一番上の学年が部長をやるとして、まともなのは誰か」

ジーク「何?私では不満か?」

タロウズ「「「「当たり前だろ」」」」

星「ではポジションを決めよう。私はベースをしよう」

リュウタロス「はいはーい!僕キーボード!」

ジーク「私に相応しいものは…キーボードか」

リト「じゃ、キーボード枠決定な。…キンタロスドラムで」

キンタロス「おう。泣かす演奏したるで!」

デネブ「えぇ!?泣かすなんて、そんなのダメだ!」

侑斗「いや、殴るとかそんなんじゃないからな」

ウラタロス「じゃあ僕はベースで。センパイは…ギター向きじゃない?」

モモタロス「俺はかっこよければ何でもいいぜ」

サトシ「俺はー…ギターかな?あ、でも歌うのもいいし…」

侑斗「どっちもできるからいいんじゃないか?俺はベース」

リト「無難にギターで。…そう言えば音々音達どこ行ったんだろ?」

 

案外迷わずに方針が決まってきた。

副部長も侑斗(次にまとも)に決まり、残るは部活の目標とバンド名だ。

 

星「では次に目標と…一番大事なバンド名だな」←何故か仕切ってる

デネブ「あの、俺一応部長なんだけど…」

リト「諦めろ。星先輩にゃ敵わねぇって」

デネブ「えぇー…?」

モモタロス「かっこよく演奏!」

ウラタロス「女の子のファン増加かな?」

キンタロス「国技館出場や!」

リュウタロス「楽しく演奏する!」

ジーク「優雅」

侑斗「もっと具体的に決めろよ!あと、鳥は自重しろォ!!」

サトシ「まともなのリュウタだけだな…」

ピカチュウ「ピカァ…ピカピ?(なんだか心配だね…本当に大丈夫かな?)」

ミミ「チュピチュ(知らなーい)」

コン「きゅんっ(かおすだねっ)」

 

ポケモン三匹は近くの机の上に乗り、軽音部を見ている。

正直ポケモンに心配されるとかどうなのよ。

そんでまともな意見なんて出るはずもなく、結果的にリュウタロスの目標にきまった。

 

侑斗「ぜぇ…ぜぇ…!」←ツッコミ疲れ

リュウタロス「大丈夫?」

リト「よし、ツッコミバトンタッチ。…それでバンド名は?」

星「華蝶ロッカーズはどうだ?」

リト「パピヨンマスクで演奏しろと?」

モモタロス「クライマックス…」

リト「最初からやってたら体力持たないぞ」

ウラタロス「ハートキャッチ…」

リト「砂漠の使徒と戦えってか!?」

キンタロス「ちゃんこ鍋ブラザースなんてどや?」

リト「相撲から離れろ!あと女もいるからな!」

リュウタロス「じゃあじゃあリトは何かあるの?」

リト「俺?うーん…」

 

そう言えば考えて無かったな…。

放課後ティー…駄目だ、それ俺の元ネタ。

ジャイア…それは色々まずい、ありゃ生物兵器だ。

リトもリトで結構悩んでいた。

こうしている間にも、色々と意見が出ている。

 

 

侑斗「…アンドロメダ…」

デネブ「侑斗、趣味だよね?」

侑斗「うっせー!じゃあお前はどうなんだよ!」

デネブ「え?えー……酢昆布…」

リュウタロス「オデブちゃん、もっと真面目に考えよーよ」

ジーク「ジーク親衛隊はどうだ?」

モモウラキン「「「頭が高い!!」」」

リト(コイツらの性格的にまともじゃないとダメだし、かといってモモタロスは変にかっこよさ求めるし…)

サトシ「おーい、リトー?」

リト「コイツらの元のイマジンどうにかしてくれよ…」

サトシ「え?イマジン?」

全「「「イマジン?」」」

リト「ん?あ、いや…」

モモタロス「イマジンか…なんかしっくりするな、それ」

ウラタロス「そうだね。…でもなんか足りないからつけたそうか?」

星「イマジン…ブラザー…いや、ブレイカーか」

ジーク「幻想を壊す…か?」

リト「いやそれどこのフラグブレイカー…まぁ、好評ならいいけど」

 

とある世界の上条さんに深く頭を下げつつ、一応その名前で決定のようだ。

 

デネブ「じゃあ俺達はイマジンブレイカーって事で」

リト「やっと決まったな」

美花「ええ。でもいい名前ですね」

リト「そうか?…って美花、いつの間…に…」

 

後ろから美花の声がしたので振り返って見て……リトは硬直した。

別に美花の格好がおかしい訳じゃない…いつものメイド服だ。

問題は、その後ろにいる人物達が原因なのだ。

 

恋「……………ご主人様、似合ってる?」←メイド服

音々音「リト兄ィ、ご奉仕するのです!」←上に同じく

月「へぅ…恥ずかしいよぉ…」←上に同(ry

詠「じっ、ジロジロ見ないでよ!」←上に(ry

美花「ご主人様。私達メイド同好会の活動を始めさせていただきますね♪」←言わずもがな

 

メイドさんが五人いた。

しかもメインカラーが順に赤、黄、青、緑、白…どこぞの戦隊のようである。

どんな感じなのかは…読者の皆様方のイマジネーションでどうにかしてください。

で、固まったリトが正気に戻り、

 

 

リト「…なんじゃこりゃぁぁぁああ!?」

 

 

心の底から叫んだ。

 


 
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