チェコのメーカー、RSmodelsの飛燕Ⅱ型改になります。
飛燕で問題視されていた箇所の修正を多数加え、速度と上昇性を向上させた改良型になります。生産開始すぐ打ち切りになり全99機と配備数は少なかったようですが、高い能力はP-51にもひけをとらないと称されたほど。

さて、意外にも海外、特にチェコ、ウクライナのメーカーは日本軍機を精力的にリリースしていて、ICMやスペシャルホビー等がありますが、この飛燕Ⅱ型改も少数生産された機体ながらRSモデルが情緒豊かに立体化してくれたもの。
特徴的な機首、コクピットは緻密なディティールでレバーや計器類、ペダルまで再現されていて、リベットの打ち込みやパネルラインも繊細で非常に美しい…のですが、

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いかんせん主翼と胴体のかみ合わせが劣悪な他、カウル、キャノピーは合わず、主翼灯は穴が開いているのにクリアパーツはなし（自作してね♪ってことか）
トドメに黄線NO STEPラインデカールは長すぎてもうめんどくさくて手描き――とまぁ、肝心な部分が非常に東欧キットらしい？内容でありました。キット開けた瞬間時めく繊細さとは裏腹にこの一筋縄でいかなさ、逆に厄介です。
模型雑誌だとかなり好評だったんで完全に警戒せず、まことにウカツ。

とはいえ、いざ完成してみるとスタイルがよく、洗練された飛燕Ⅱ型改のビジュアル、雰囲気をとてもよく掴んだ好キット。
初めての日本軍機制作としては荷が重すぎましたが、作っていて楽しかったです。
「もうハ○ガワじゃ満足できねぇんだよ！」という帝国軍機フリークの皆様是非ともこの夏いかがでしょうか。今猛烈に母の味ハセ○ワが恋しくてなりませんが…