日が沈み、月が上がった真夜中……アパートの大人組-1は食堂にて酒を飲んでいた。
炎蓮「昨日から気配がねぇと思ってたんだが…まさか牢獄から出てたとはな」
海蓮「それよりアタシはリトがボンゴレ九代目の孫ってのが驚きだったねぇ」
粋怜「噂の十代目の兄貴分ってのも中々…」
紫苑「まぁ、いいじゃないですか。そんな牢獄から出られましたし」
桔梗「終わりよければ全てよし、じゃ」
祭「うぇ…ひぐっ……海蓮殿、出られだぁ~…」←嬉し泣き
蓬「おー、よしよし。大丈夫だぞ~…」
楼杏「ま、マフィアのお孫さんだったんですか、彼!?」
燈「雰囲気はそんなに怖くなかったわよね?」
傾「女を飽くまで抱く…なんてやってないな、きっと」
風鈴「り…リトちゃんはそんな子じゃないよ!」
色々と突っ込みたい所だが一応ここで前回の補足をさせてもらうと…
リトは休日に九代目ボンゴレと共に復讐者の牢獄へ行き、学校の『入学祝』として海蓮を牢獄から出してもらったのだ。
その事は誰にも言わず、サプライズで登場させるつもりだったのだが、本人が勝手に出てきてしまった訳なのだ。
それで現在海蓮の出所パーティのようなものをしているのだ。
…何でかリトも一緒に。
リト「スミマセン。帰っていいですか」
全「「「ダメ」」」
リト「何でだよ!?何で俺あんたらの相手しなくちゃなんないんだよ!?男女比1:11ってなんだよ!?」
紫苑「嫌なの…?」←上目使い
リト「ぐ…酒を飲ませようとする事がダメだっての!」
桔梗「別にいいじゃろう。他の連中は寝とるんじゃし」
粋怜「雷火は煩そうだけど、お酒飲めないのよね」
リト「何で雷火さん良くて俺は来てんの!?てか寝てるところを起こすな!」
蓬「年上に向かって生意気だ……ぞっと♪」←リトの頭を胸に埋めた
リト「ぶっ!?」
炎蓮「初だな、本当。何なら手取り足取り女を教えてやろうか?ん?」
海蓮「アタシも付き合おうかねぇ」
傾「その時はわらわも混ぜてもらおうか」
リト「 」
風鈴「リトちゃぁぁぁん!?」
祭「いや、それより平沢が息してないんじゃが?」
燈「大きい胸がトラウマになっちゃうじゃないかしら?」
楼杏「いや、皆さん助けてあげましょうよ!?」
…なんか前回に引き続き窒息する事が多くなったな、おい。
本人はたまったもんじゃないと言っているが、男がそれを聞いたら血涙ものだろう。
そんなリトは再び自力で息を吹き返し、ぐったりしていた。
リト「うぇぁー…」
風鈴「大丈夫?リトちゃん?」←膝枕してる
蓬「おー、役得だなリト」
祭「諸悪の根源が何を言うとるんじゃ…」
燈「それにしても、さっきまでやってた引っ越しの手伝いの疲れがないのかしら?」
桔梗「鍛えてるからのぉ、リトは」
傾「ほー?鍛えてばかりだから未だに童貞なのだろうな」
リト「うっさい…好きな奴ができてないからやらないんだよ…」
粋怜「あ、起きた」
海蓮「そしてお休み♪」←寝てるリトの顔面に胸を押し付ける
リト「むごぉ!?」
炎蓮「あ、抜け駆けだぞ?」
楼杏「抜け駆けじゃないですよ!?何してるんですか!?」
大人組の常識人と言うかツッコミは恐らく楼杏と雷火なのだろう……片方居ないわけだが。
だが決して影響があるわけでも無さそうだ…今だって海蓮はリトを窒息死させかけてるし。
そして、数分後…窒息はしなかったが酸欠になっていた。
リト「ぜぇ…ぜぇ…!」←息切れてる
風鈴「大丈夫?」←背中さすってる
紫苑「あら大変。…はい、お水よ」
リト「あ、あざっす…んっ…ん……」
楼杏「て、紫苑先輩それって!」
祭「…酒じゃの」
リト「……」←テーブルに顔面ガチャン
風鈴「リトちゃん!?」
蓬「うおっ!?どうしたリト!?」
燈「寝ちゃったのかしら?」
炎蓮「案外酒に弱ぇんだな」
紫苑「うふふ♪違いますよ」
粋怜「へ?何が?」
桔梗「いいから見とれい」
桔梗の言う通りにリトを放っておく。
少しすると、リトはムクッと起き上がった。
ただ、先程とは違い、落ち着きを取り戻したような雰囲気を出している。
て言うか目が若干虚ろになっている所からして酔っているんだろう。
リト「…騙して酒飲ませるとは、悪戯好きな女だな」
紫苑「あら♪ごめんなさいね♪」
風鈴「り…リト…ちゃん…?」
傾「………」←面食らってる
海蓮「ど、どうなってんだい?雰囲気が…」
桔梗「ま…簡単に言えば大人モードかの?」
炎蓮「笑い上戸みたいなもんか…?」
この事を知らない紫苑と桔梗以外の者はやっぱり動揺している。
リト「まったく…人をこんな場所に連れてきて遊んで…少し反撃と行こうか」
楼杏「は…反撃…?」
リト「ああ。…例えば」
海蓮「…っ…!?」←引き寄せられた
リト「海蓮、アンタ…意識飛ぶくらいの快感ってのは味わった事はあるか?」
海蓮「な、何…?」
リト「言ったろう?反撃だってな」
五分後…
リト「ふぅ…案外呆気なかったな」
海蓮「ぅ…ぁっ…ぁぁ……」←全身痙攣中
炎蓮「海れぇぇぇぇん!?」
粋怜「う…嘘…!?あの海蓮が手だけであそこまで…!?」
祭「しかも五分で…じゃと…?」
紫苑「はぁ…、やっぱり凄い…♪」←ウットリ
桔梗「弱点責めてたようだからのぉ…」
風鈴「リトちゃん…こんなに大人に…」
楼杏「て…テクニシャン…」←顔真っ赤
燈「…凄い」
…お分かりいただけただろうか?
とうとうリトが女性に手を出しました…いや、正確には少し違うが。
具体的には、超直感で海蓮の敏感ポイントを探し当てて耳に息を吹き掛けたり、どっかの突起を指で弄ったり、耳を甘噛みしたり囁いたりしただけだ。
ちなみに何故いまだ童貞なリトがこんな事ができるのかと言うと、彼の中国拳法の師匠のエロオヤジが半強制的に覚えさせられたからである。
そんな無駄に技術力が高いリトの反撃――と言う名の復讐――はまだ続く。
リト「さて、次は…」
蓬「お、オレ!?」
リト「当然だろう?さっきまで遊んでたんだからな」
蓬「や…オレは遠慮して…ムグッ!?」←指突っ込まれた
リト「遠慮するな。すぐに海蓮と同じになる」
さらに五分後…
蓬「ふぁ…ぁ…っ」←顔が色々と崩れてる
傾「なんとも、まぁ…」
はい、今回もヤっちゃいました。
何をしたかと言うと、某物語シリーズの兄妹がしていた歯みがきプレイの指版だ。
過程がどんな風だったかは本家を見て脳内変換すればなんとか行けそう…かな?
紫苑「口の中だけで…こんなに…」←なんかゾクゾクしてる
風鈴「え…え…!?」←思考が追い付いてない
リト「さて、もう寝るか」
燈「…他にはしないのかしら?」
リト「他の連中には特に何かやられた訳じゃ無いからな。……ああ、そうだ。二人が正気に戻ったら言っておいてくれ」
炎蓮「な…何を…?」
リト「…これより先がやりたかったら、俺を本気にさせろ…ってな」
そして翌日の朝…
リト「…おかしいな、昨日の記憶があんまりない」
お約束なのかなんなのか…リトは昨日の事をあまり覚えてないようだ。
うっすらと生命の危機を感じたくらいは覚えているのだが、それ以外はまったく。
そんなこんなで食堂に行くと…昨日の被害者兼加害者がいた。
海蓮「あ」
蓬「…っ!」
リト「あ、海蓮さん。蓬さんもおは…」
海蓮「……」←目を合わせられない
蓬「……」←上に同じく
リト「うぇ?」
その後、海蓮と蓬は数日間リトと目を合わせられなかったそうな…。
ちなみに部屋割りは
・雪蓮、冥琳、梨晏、七乃、美羽
・蓬、翠、蒲公英、鶸、蒼
・傾、美以、ミケ、トラ、シャム
・桃香、愛紗、鈴々、恋、音々音
・祭、炎蓮、粋怜、雷火、海蓮
・月、詠、霞、華雄
・紫苑、璃々、桔梗、楼杏
・蓮華、思春、小蓮、穏
・白蓮、黄、白湯、空丹
・凪、真桜、沙和、焔耶
・燈、喜雨、風鈴、美花
・流琉、季衣、香風
・モモ、ウラ、キン、侑斗
・ジーク、デネブ、リュウタ
・リト、ミミ、コン、リオウ、ライライ、メッタン、ミュウツー
コン「きゅん!ΟωΟ」←ご満悦
ミミ「ピチュ(ドヤァ」
大体の女性陣「「「なんだか負けた気がする…」」」
ライライ「フォォォォォウ!!(部屋変えさせろぉぉぉぉぉぉ!!)」←いつもの寝相で潰されてる
メッタン「メタ?(どしたの?)」←潰してる原因
ミュウツー『…食うか?』←レモンの蜂蜜漬け
リオウ「ガウ…(お前普通のもの作れんじゃねぇか…)」
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一刀「そういえば作者」
XXX「どったの?」
一刀「…一人足りなくないか?新キャラ的な意味で」
XXX「はい、『十五話:ドタバタ引っ越し! おっぱいイレブン編』です!今週のキーワードは『おのれ、馬師父』だ!」
一刀「無視すんな!!あとキーワードってなんだよ!?」