No.790155

【サイバ】宇宙レベルの方向音痴【交流】

古淵工機さん

そしてちょっと目を離すと消えている!コワイ!

■出演
ヴィーボ:http://www.tinami.com/view/779638
おれな:http://www.tinami.com/view/763746

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2015-07-17 22:44:54 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:921   閲覧ユーザー数:901

…遠く宇宙の彼方。機械生命体が暮らす星『トイランド星』。

ここは星全体がひとつの王国となっていて、宇宙のあちこちからは商人が訪れて賑やかである。

 

そのトイランド星の王宮に、一人の少女が住んでいる。

名はヴィーボ・エル・トイランド、この星のプリンセスである。

時たま地球の天空市を訪れてこそいるものの、彼女の本籍はあくまでこの星なのだ。

「むにゃ、むにゃ…キュピ…」

そんなある日の朝。いつものようにベッドで寝返りを打つヴィーボ。

やがて彼女は目を覚ます。そんないつもの光景。

 

「ふあぁ~ぁ…今日もいい天気だなあ。このまま何もない平和な一日なら、いいにこしたことないんだけどw」

と、ヴィーボがベッドから身体を起こしたそのとき、彼女の目には衝撃の光景が映った。

…そこに絶対いないであろうはずの人物が、ベッドの中に寝ていたのだ…。

「ビ、ビビ~~~~~っ!?」

「むにゃ…あ、おはよ…ってあれ!?ここどこ!?きららは!?っていうかなんでヴィーボちゃんがここに!?」

「おれなちゃん!?それこっちの台詞だから!なんでここにいるの!?ていうかどうやってこの星まで来たの!?」

「いや、気がついたらここにいて…」

「とにかくこれは一大事!すぐになんとかしてあげるから、ここでじっと待ってるんだよ!いい!?」

「う、うん…」

そう言ってヴィーボは、すぐさま城にいる近衛兵たちのもとへ駆け出していった。

 

…数分後、ヴィーボが近衛兵たちを連れて戻ってきた…のだが!

「おれなちゃ…っていない!いったいどこ行っちゃったのよ!じっとしててって言っといたのにもぅ…」

…その頃のおれなはというと…

「…で、なんでうちの神社の賽銭箱にあんたがいるんだい」

「いや、それがついさっきまでトイランド星にいて…気がついたらこんな狭いところに…」

と、賽銭箱に詰まった状態で天洸に発見されていましたとさ。

 

一方その頃のトイランド星…。

「あ、もしもしナナちゃん?…あ、おれなちゃん見つかったって?うん、それはよかった…でもどうやってトイランド星から地球に戻れたんだろう…?」


 
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