No.78788

魏の龍外伝~鬼畏様のお・仕・置・き♡~華琳ちゃん編

タンデムさん

皆様、ご機嫌麗しゅう。
でもって今回は、華琳様ファンの皆様、真に御免なさい!
華琳様のお仕置き、見たいと言う猛者が居たので書かせていただきました。
・・・感想待ってます・・・。

2009-06-13 15:38:44 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:14850   閲覧ユーザー数:11491

注意!

是は、タンデムの書いている魏の龍の番外編です。

ですので、本編をある程度読んでから、

読んで頂く事を強くお勧めいたします。

 

設定

龍翠、華琳が初めて龍翠のお仕置きを受けた時のお話です。

ですので、本編の時間軸と合っていません。

「兄さん勝負よっ!」

「はぁ?」

突然龍翠は華琳に勝負と言われて何のことやら分からない。

「何の勝負です?」

「決まってるじゃない。『お仕置き』の勝負よ!」

「『お仕置き』?」

 

「「ビクッ!」」

 

龍翠の口から『お仕置き』なる言葉を聞いて夏侯姉妹がビクビクしだす。

 

「そうよ。春蘭、秋蘭を此処まで怯えさせる兄さんのお仕置き。どれほどの物か、そして私のお仕置きに兄さんがどれぐらい耐えることが出来るかね。(さぁ、兄さん? 私に屈服させてあげるわ。)」

「はぁ、構いませんよ。被験者は僕と華琳と言う事なら。(最近華琳をおちょくってませんしね。……華琳は、最近何でも自分の思い通りになると思ってきだしてますから、此処で鼻っ柱を折るのも良いのかもしれません。……クスクス……。)」

 

兄妹そろって、可笑しなことを考えているが本人達は、いたって大真面目。

華琳は、龍翠の出した条件に同意し、先攻は華琳、後攻は龍翠と言う事になった。

決まりごととしては、

 

1.相手のお仕置きから逃げるのあり。

 

2.怪我を負わせてはならない。

 

3.お仕置きは、1回ずつのみしか行ってはいけない。

 

4.それ以外なら何でもあり。

~華琳→龍翠の場合~

 

「私は、2種類用意したわ。さぁ、兄さんどっちが良い?」

 

そう言って華琳は二本の竹簡を僕の前にだす。

 

「では此方を。」

 

そう言って龍翠は、竹間を1本とる。

その内容は、

『壱』と書いてあった。

 

「・・・壱です。」

「ちっ……面白くない。では、『お仕置き』楽しみにしていなさい、兄さん。」

 

ふふっと笑い、華琳は部屋を後にした。

その夜、皆が寝静まった後、華琳と春蘭は龍翠の部屋に居た。

秋蘭にも頼もうとしたのだが、今日は龍翠が何時もそばに居たため断念した。

大方、春蘭、秋蘭にも手伝わせるであろうと片方だけでもと思って秋蘭に張り付いていたのだろうと思った。

 

(兄さんが部屋の中に寝ていたのは確認済み。では、兄さん覚悟は良いわね……ふふ♪)

(華琳様に手伝えと言われたが龍翠様にそんな事……で、でもこの前の仕返しが出来ると思えばいいことなのだろうか?)

 

そう思って華琳と春蘭は持ってきた麻袋に龍翠の頭から入れ、春蘭が担いだ。

運ぶ途中、暴れ出すかともおもったがコレと言って問題なかった。なぜなら、麻袋の内側には、龍翠特製の痺れ薬を塗っている布が縫いつけてある。

コレは、肌に触れるだけで全身に効果が回るため静かだった。

 

(自分の薬で、大人しくされるなんて……ふふっ、皮肉な話よね♪)

 

そして付いた場所にあるのは、釜があるのだがその釜の中にはいっぱいになるほどの水の中に蛞蝓、蛙、海鼠などヌルヌルするものがいっぱい入っていた。

 

(秋蘭に聞いたものを参考にしたけど、兄さん? 蛙だけと言うのは甘いわ。 私のようにしなくてはね。)

 

「春蘭。」

 

そう言って、華琳は春蘭に指示を出し袋の口をあけ、そのまま釜の中にひっくり返す。

頭から釜の中に突っ込んでいった袋の中身の人。勿論、口の中にも入っているだろう。

そして、少したって浮いてきた人物を見て華琳と春蘭は驚いた。なぜならその人物は―――。

「「人形っ!?!?!?!?」」

 

そう、浮いてきたのは、巧妙に作ってある龍翠の人形だった。

人形の口には蛙が、顔を出していた。

華琳と春蘭はそんな人形を呆然と見つめていた。

 

「ん? コレは……。」

 

人形をよく見ると懐に竹簡が入っていた。

華琳は人形からそれを取り出し見る。

 

『はずれ♪ もっと良く見ま賞♪』

 

と書かれていた。

 

「っく! やられたわ……。まさか変わり身を使われるなんて!!」

「(龍翠様は何処で寝ているのだろう?)」

 

ご丁寧に龍翠は人形に、自分の寝巻きを着せていた。

暗闇では全くと言って良いほど分からなかった。唯月明かりが龍翠の髪の色を見せたと言うだけで龍翠と判断してしまった。

後には、悔しそうに人形を眺める華琳とそれを心配そうに見る春蘭が、残されただけであった。

 

もう、お分かりだろうが龍翠は秋蘭を手伝わせないためにずっと張り付いていたわけではない。

吾等が龍翠お兄様は、秋蘭の寝室で、頬を赤く染め、至福の表情の秋蘭に抱き付いて、ゆっくりと睡眠を取っていましたとさ。

後日、華琳と春蘭が秋蘭を羨ましそうな視線で見ていたのは割愛。

~龍翠→華琳の場合~

翌日、龍翠は華琳を温泉に行かないかと誘った。

 

「華琳、今から僕の知っている場所で美人の湯と呼ばれる名所の温泉があるんだけどいかない? 此処なんだけど。」

 

そう言って龍翠は、其処までの道のりを簡略化した地図を取り出して華琳に説明した。

 

「温泉?」

 

其処は華琳自身も知っているが、まだ言ったことの無い場所だった。

 

「(此処なら、私も知っているから別段おかしなことは無いわよね……はっ! まさか兄さんお仕置きって若しかして!)」

 

 

 

―華琳ちゃん桃色煩悩妄想―(規制に引っかかるので詳しい描写はいたしません。)

 

『兄さん何も一緒に入る事は無いでしょう……///』

 

『お仕置きですよ? 一緒に入るに決まってるじゃないですか。』

 

『あぁ……そ、そんな……だ、ダメ……私達は……兄妹なのよ……。///』

 

『ふふ、そんなの関係ありません。 コレはお仕置きなんですから。』

 

『にいさん……、あ……いや……だめぇ。』

 

『とか言いながら、此処はもうこんなになってますよ? さぁて、覚悟は良いですか? か・り・ん♡』

 

『あぁん♡、らめぇ♡ ……にいさぁん♡』

 

―華琳ちゃん桃色煩悩妄想終了―

 

 

 

「(イイ!! すごくイイ! 迷うはずが無いわ!!)い、いいわよ、すぐにじゅんびしてくるからまってて。///」

 

華琳は頬を赤く染めて、クネクネしながら自分の部屋に戻った。

龍翠は、その要素を可笑しそうに見ながら呟く。

 

「……クスクス……さぁて、覚悟は良いですか。か・り・ん★」

華琳を龍翠が温泉に誘うより一日前。

ある茶家で、龍翠はある二人と茶を楽しんでいた。

 

「でぅぇ? あたし達に頼みって何か知らん?」

 

「うん、僕の知っているところで言い感じの温泉があるんだけど行かない? 其処は、美人の湯と言われていて肌にとても良いらしいんだ。此処だよ。」

 

そう言って龍翠は、懐から地図を取り出す。

 

「うん? 今回はどんなものを入手して欲しいと言う物ではないのか? ほう、此処なら儂は、いった事あるぞ。中々良い所であった。」

 

「日ごろの感謝をと思って。 それと、僕の妹も一緒に入浴させてください。 『オトメ』のあなた方なら肌の手入れや、髪の手入れの仕方は良くご存知でしょう? 僕ではそこらはあなた方から教えてもらっているとは言え、まだ疎いので。」

 

「でゅふふ……そういうことなら任せてぇん♡」

 

「うむ。乙女にとって肌と髪は命に等しき物。 此処は妹思いのうぬの頼み引き受け温泉を楽しませてもらうぞ。」

 

「では、明日また此処で。」

 

話が終わると、龍翠と共に酒を飲んでいた二人は、酒家から出でていった。

 

「さて、後は華琳を誘うだけ……クスクス。」

 

そう呟いて、龍翠は杯の茶を飲み干した。

龍翠は華琳をつれて、例の茶屋へと赴いた。

 

「温泉に行くのではなかったの?」

「詳しい道のりを知っている人物を待ってるんですよ。おっと、お茶が来たようです。」

 

龍翠は、来たお茶を華琳の前に置いた。

 

「それまで一服していましょう。ズズズ……。」

「(ずっと二人っきりって訳でないのが癪だけど)それもそうね。」

 

そう言って華琳はお茶を楽しむ。

隣で龍翠が微笑んでいる事も知らずに……。

 

「来たわよぅ! 龍翠ちゃ~ん♪」

「すまぬ待たせてしまったようだ。」

「ブーーーっ!!!!!!」

 

声がした方を見て華琳は口に含んでいたお茶を吹いてしまった。

見ると其処には、

一人は揉み上げをおさげに後はツルッパゲで紐パン一丁の筋骨隆々の化け物と、

もう一人は白い髪を両耳横に束ね、白い髭はピンッと上を向き、筋骨隆々にピチピチの白いビキニに襟の立った上着を着ている化け物。

 

「やっときましたか、先についていたので一服していましたよ。」

「ん~!!……ん~!!……(何ナノよ! この化け物は!! あれ声が出ない!? っていうより、体が動かない!?)」

 

まさかと思い恐る恐る、龍翠のほうを見ると、口を動かしていた。

 

『お・し・お・き・で・す・よ。』

 

口がそう動いたように見えた。

 

「(如何いうこと? 別に私の身動き封じても逃げない……!……まさか……。)」

 

最悪であろう華琳の予想どうか間違っていてくれと思う。

 

「その女子が、うぬの妹君か?」

「そう見たいよん。確か曹操ちゃんだったわねぇん」

「ええ。僕の自慢の妹です。ですが先ほど『間違って』、僕の開発した痺れ薬【天点】を服用してしまって……ですから華琳を連れて行ってくれませんか?」

 

兄は非常にも、死刑を華琳に言い渡した。

 

「じゃ、貂蝉さん、卑弥呼さん。お願いします。体が動かないと思うので、体の隅々まで洗ってあげて、おぼれないように一緒にお風呂に入ってあげてくださいね★」

 

そして華琳の方を向いて、口を開き言い放つ。

 

「では華琳? 逝ってらっしゃい★♪」

 

そう言って、龍翠は華琳を残して、茶屋を後にした。

 

「では逝きましょうか、卑弥呼、曹操ちゃん。」

「うむ。」

「(い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!!!!)」

 

その夜、華琳は自分の寝床で目を覚ました。

汗でじっとりと引っ付く髪と、服が気持ち悪い。

ふと机を見ると、竹簡が置いてあった。

それには……『華琳、お仕置きは僕の勝ちですね♪』

 

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~」

 

其処に書いてある『お仕置き』と言う単語を見ただけで、華琳は恐慌状態に陥ってしまった。

だが次に目を覚ましたときには、お仕置きの記憶は綺麗さっぱり消えていたが、龍翠の口からクスクス笑う声と、『お仕置き』の単語を聞くだけで恐慌状態に陥ってしまうようになってしまった。

5P期待した人御免なさい。

ヤッパリお仕置きだし、オチはそろそろあの二人に持って来たいな~なんて思っていたので。

華琳のお仕置きは実は早々に出来上がっていたんですが、今まで出すの忘れてました^^;

 

次は誰にしようかな~?

 

1三羽烏

 

2張三姉妹

 

3雪蓮御姉様

 

4小蓮ちゃん

 

5美蓮お母様&祭様

 

6タンデム(作者)

 

皆さんはどの方が良いですか?

クスクス……


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
97
16

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択