No.784566

艦隊 真・恋姫無双 62話目

いたさん

今回、急いで仕上げたので粗が多いかも。

2015-06-19 19:38:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1236   閲覧ユーザー数:1110

 

【 二大巨頭の理由 の件 】

 

〖 司隷 洛陽 都城内 謁見の間 にて 〗

 

何進「一刀の州牧任命は、陛下からの要請である! 幾ら何皇后の命令でも、その儀はなりませんぞ!?」

 

何皇后「そやかて、地方の寂れた州牧の地位と……それに比べ、華やかな漢王朝皇族の地位! どちらはんが……幸せか、洛陽の民さえ分かりどすえ!?」

 

何進と何皇后の間に───火花が散る!

 

どちらも、一刀のためと言っているが……それなりに思惑がある。

 

★☆☆

 

何進の場合……いや、本来の空母水鬼の立場に戻ろう。

 

空母水鬼の狙いは、一刀の独占! 

 

そして、艦娘、恋姫、姫、鬼系深海棲艦たちの抹殺。 

 

勿論……この世界を掌握するのも……忘れてはいない!

 

では、益州州牧の任命と……何が関係するのか?

 

提督諸兄は、よく御存知かと思われるが──提督、司令官は戦場の前線に出てこない。 普通は、戦場内の立体的空間の把握、敵の攻勢の確認、一番大事な進退の決定! それらを司るため、後方に位置している!

 

『もし、空母水鬼が本気になり、全面戦争に入ればどうなるか?』

 

恋姫、艦娘たちが『連合艦隊』を編成し、貂蝉たちが救援に入るだろう。 勿論、空母水鬼を中心とした深海棲艦の連合艦隊が、この連合艦隊を迎撃する事になるのは間違いない。 

 

そうなると、この戦いにおける近代兵器の破壊力で、周辺の地形がかなり変える事になる。 普通の山が崩れ、川が埋もれ……人が消し飛ぶ!!

 

まさに……マッポーである! 

 

だが、もし一刀が……本拠地で采配を取っていたら? 

 

益州の州牧として任命され、山々に囲まれた地に居れば? 

 

────助かる可能性は、かなり高くなるだろう! 

 

しかも、一刀は高所恐怖症、自由に逃げるのも難しい……と考えていた。

 

ーーー

 

そして、空母水鬼の力を現在……超える者は居ない。

 

他に『水鬼系』の深海棲艦が居ないため、自分の力を誇示できている。 お陰で、他の深海棲艦も指揮下に入って活躍しているのは、御存知かと思う。

 

だが……空母水鬼でさえ、把握していない事象があった。

 

余りに大陸掌握に関する遅延な行動、敵である北郷一刀を好む姿に、嫌気や疑問を持っている者たちが居たのである。

 

★★☆

 

何皇后の場合……史実の通り劉辯を溺愛しているところもある。

 

しかし、ここの外史の何皇后は、己の美に貪欲であり……様々な美容療法を試していた。 勿論……この時代に美容などは、とても高価な贅沢。

 

つまり……『金』が無いと始まらない。

 

空母水鬼からの要請を受け付けたのも、その『金』が欲しかったばかりに承諾した。 後に……こういう事になったのを後悔しながら。

 

されど……何皇后の智恵も馬鹿に出来ない所がある。

 

例えば、先の十常侍の暗躍。

 

大量の黄金を十常侍たちが授かり、喜んでいた事を覚えている方は、いらっしゃるだろうか? 何進と一刀を嵌める事を相談中に、張譲から黄金を分ける場面があるのだが。

 

この黄金の出所は、何皇后の財布から。 元は何進……空母水鬼からの献金であるが………人を介して十常侍に授けたのだ。

 

『……ならば、彼女の策は失敗した。 大したこと無いのでは?』

 

もし、そう思われる方もいるだろう! 実際……一刀の活躍等で最小限の被害で済んでいるのだから。 

 

でも、一つ忘れていないだろうか?

 

十常侍たちは……誰に処刑された?

 

具体的に言えば……『十常侍たちの財産』は、どこにいったのか?

 

賄賂政治や数々の私服を肥やした……十常侍の資産。 

 

実は、十常侍たちの死後、執金吾の手により、その殆どを……何皇后の懐に移した! 渡した黄金の数十倍の価値に替えて、回収してしまったのだ! 自分の権力を利用して!!

 

一刀を迎えたいと発言したのは、自分の娘と結婚させて、権威を磐石にする為である! 益州の乱で、アレほど活躍した御遣いに、弓を引くような馬鹿なやつは居ない筈。 それに、天の血も独占できる。

 

勿論、劉辯の幸せも考えていたが、物理的幸せしか知らない何皇后ゆえ、このようなやり方しかできなかった。

 

 

◆◇◆

 

【 冥琳の機転 の件 】

 

〖 都城内 謁見の間 にて 〗

 

春蘭「そ、そんな事──『止めなさいッ!』───しかしッ!!」

 

華琳「夏侯元譲! 摂政の御前よ! ………慎みなさい!!」

 

春蘭「─────!!」

 

華琳「………春蘭……お願いだから控えて……! でないと……私が貴女を罰しないといけなくなるわ!!」

 

春蘭「………うぅぅぅぐぅぅぅッ!!」

 

桂花「……………………」

 

何皇后「ホホホ…ッ! 下賤な者よ……わらわに何ぞ言いたげじゃな?」

 

春蘭「───!?」

 

何皇后「発言は許可しよう。 申してみよ!」

 

春蘭「北郷は……政略の道具なんかじゃない!! アイツは、アイツは───ッ!!」

 

桂花「春蘭! 駄目ぇ───!!」

 

『───────!?』

 

何皇后「よう言った……。 じゃが、その根拠はなんぞ?」

 

春蘭「こ、根拠………?」

 

何皇后「そちの反対する根拠を示してみんかぇ! この陛下に次ぐ位のわらわに対し、そのような暴言を吐いたからの! どうじゃ!? 申してみぃ!?」

 

春蘭「~~~~~ッ!!」

 

何皇后「何とも先を見ぬ猪よ! 理由も無き不定意見を発せば……どうなるかわ分かる筈じゃが! これ──衛兵よッ! この者の主、曹孟徳を捕らえよ!! 然るべき罰を与えねばなるまい!!!」

 

衛兵「───ハッ!」

 

華琳「──────!」ガシィ!

 

春蘭「か、華琳様!! ま、待ってくれ! 悪いのは私だぁ! 私だけを罰してくれ───ッ!!!」

 

何皇后「この……わらわに無礼を働くのじゃからの。 覚悟の定まった者をいたぶっても面白うないわ! その者の敬愛する主を罰するのが、当然の報い! それに、苦悶する顔が二倍に増える……得な方法よ………」

 

??「────お待ち下さい! 何皇后陛下!」

 

何皇后「誰じゃ……ヌシは?」

 

冥琳「……しからば……発言の許可を受け賜りたく。 私は……袁公路の配下、孫伯符に仕えし臣『周公瑾』と申します。 何皇后陛下に、是非お尋ねしたい儀が御座いますれば……」

 

何皇后「……許可しようぞ」

 

冥琳「……はっ! では、僭越ながら申し上げます。 天の御遣いさまとの婚儀、真に結構な事かと存じあげます!」

 

「「「「 ────! 」」」」

 

何皇后「ふむふむ……そなたは賛成かや?」

 

冥琳「考えには賛同致しますが……この儀、次期早々かと!」 

 

何皇后「………何やと?」

 

冥琳「天の御遣いさまの力は、益州近辺で知らぬ者は居ないほど、知れ渡っている事実で御座います。 しかしながら、幽州、青州、徐州等の東北部に置いては噂程度しか認知されておりません!」

 

何皇后「………ほう?」

 

冥琳「それに、噂と言えど……『天の御遣い 北郷一刀』の名は大陸に流布しており……大陸を平和に導く者と崇拝され、その名を慕う者も多いと聞いております! ですので……先の発言は、その為ではないかと……」

 

何皇后「すると……この者の言葉は、『天の御遣い』を崇拝するゆえに起きた世迷い事と……申すのか?」

 

冥琳「───はっ! 恐れながら!!」

 

春蘭「……………!」

 

何皇后「ならば問う! そちは、婚儀……いつ頃が良いと思うのじゃ!?」

 

冥琳「恐れながら……申し上げます! 今、大陸中に『黄巾賊』と言われる集団が、無垢の民を襲い苦しめている始末! 誠に嘆かわしい次第! しかも、黄巾賊の動きは、并州、豫州、徐州等で活発化しております!」

 

月「……あっ!」

 

何皇后「なるほど……天の御遣いに黄巾賊討伐を手伝っていただき、民たちを救い名を広める。 そうなればこそ、大陸中に名が轟き……皇族に迎え入れるに相応しい人物として、世に認められる事になる……と!?」

 

冥琳「御意! ただ、御遣い様に自前の兵がおりません! そこで大将軍何進さまの御提案を受けられ、益州州牧の位をお与えになれば……双方丸く収まる事になるのでは!」

 

何進「───なるほど。 私には異論は無い!」

 

何皇后「ホーッホホホホホッ!! 見事、実に見事な解決策じゃ! 衛兵よ、曹孟徳を放せ! 疑念も罪も解けたわ!」

 

衛兵「───ハッ!」パッ!

 

華琳「───ッ!」

 

春蘭「か、華琳様! 申し訳ありません!!」

 

何皇后「いやはや……周公瑾! そなたの名……しっかり記憶させて頂くぞ! 愉快、愉快ぃ!! ホーッホホホホホッ!!!」

 

冥琳「………………」

 

 

◆◇◆

 

【 華琳の反撃 の件 】

 

〖 都城内 謁見の間 にて 〗

 

何皇后「ではの……今度はわらわが諸侯に尋ねよう! 今、皇帝陛下の病は篤し、いつ崩御されるか分からぬ……」

 

白蓮「…………」

 

何皇后「して……次期皇帝を皇女より選ばねばなるまいが……そなた達は、どちらを推薦するのか、選んでみよ!」

 

『──────!』

 

何進「では、武官の長として……意見を述べよう! 私なら、劉協皇女を選ぶ! 公平な立場から見てだ!!」 

 

何皇后「何進───ッ!?」

 

何進「劉辯皇女には悪いが……な。 やはり言語の疎通が不自由だと……部下たちとの意志確認に相違を生じる! 皇帝陛下になられる方なら、下々にも意志疎通が出来る方でなければ……」

 

何皇后「主は……義理の姪にあたる『金糸』が可愛くないのかぇ!?」

 

何進「政治と私情は別物。 公私混合では……良き政務はこなせぬぞ? 何皇后よ!!」

 

何皇后「わ、わらわに対して───何と言う無礼な態度ッッ!!」

 

何進「諌言を述べているだけで、この硬化な態度か……。 聞き入れなければ……当方滅亡……間違い無しだ!!」

 

何皇后「ふ、不吉な! 何と不吉な言いよう!!」

 

華琳「───何皇后、私から意見を述べさせて頂きます!」

 

何皇后「う、うむ──申してみよ!!」

 

華琳「我々諸侯は……皇女お二人に拝謁する事など……今まで無い事。 そんな折りに、我々から選出する事は、極めて無理難題かと思われます!」

 

何皇后「────!」

 

華琳「ですので……私たちの代わりに『天の御遣い』様に委任したいと思うのです! 『天の御遣い』様なら、我々の意を汲み取り、清廉潔白に皇帝陛下を選んで頂けると存じ上げます!!」

 

ーー

 

蓮華「私も……袁家の客将の代理としましては、一存で定めるわけには参りません! どうか! かず……『御遣い』様へと委任したいと思います!」

 

翠「あたし……い、いえ! 私も代理の身なれば『御遣い』様へと……」

 

月「私もお願いします! あの方なら──信用できます!!」

 

詠「……………」

 

ーー

 

美羽「七乃……わらわも………」

 

七乃「はいはい……分かっておりますよ」 

 

美羽「わらわ……! い、いえっ! え……袁公路も! 是非に『御遣い』様を!!」

 

ーー

 

何皇后「くうううう………!」

 

何進「……当てが外れたな……何皇后よ? 二人の皇女を選ぶ事により、味方と敵の選別し、判明した邪魔な諸侯を、取り潰すつもりだったのだろう?」

 

何皇后「だ、黙れ! わらわより下の者が───もう良い!! これで仕舞いじゃ! わらわは気分を害した! 先に戻らせて貰うわ!!」

 

何進「うむ……では、劉辯、劉協皇女を代理に居て頂こうか?」

 

劉辯「コクッ!」

 

劉協「───はいっ!」

 

何皇后「ふんっ! 今、定めた事を覆さなければ……何進に任す! ───覚えておれぇ!!」───カッカッカッ!

 

 

◆◇◆

 

【 一刀との対面 の件 】

 

〖 都城内 謁見の間 にて 〗

 

何皇后の発言してから、かなり荒れた儀式だった。

 

文武百官にしては、結局自分へと矛先が来ず、夜戦……じゃなく左遷の憂き目に遭わずして、胸を撫で下ろした。

 

しかし、漢王朝の政務に関して、協力を求めなければならない有力諸侯に対する悪意、疑り、そして……劉宏の死を隠す欺瞞!!

 

これでは、漢王朝の繁栄どころか……崩壊させるのが目的のように見える。

 

大将軍何進が、何皇后の止め役で居た事に……つくづく感謝するのであった。

 

ーーー

 

何進「さて、集まりし文武の官たちよ! 忙しい身を、何時までも此処に留ませるわけにもいかん! 後の事は私に任せ……政務へと励め!! 私たちは、引き続き……会議をしなくてはならん!」

 

文官「宜しいのですか? 私たちが去っても?」

 

何進「この後は、黄巾賊討伐の話だ! それなりの作戦を決めねばなるまいし、秘密事項も多い! 出来れば……少人数で内密に進めて行きたい!」

 

武官「分かりました! 何進大将軍、その時になりましたら、是非とも私に先陣をお申し付け下さい!!」

 

何進「その時次第だ! それまで鍛錬や練兵に励むがいい!」

 

───バタバタバタッ!!

 

ーーー

ーーー

ーー★

 

論功行賞の儀、何皇后の話が終わり、何進は文武百官を部屋より退室させた!

 

何進「さて……人払いも済ませた。 外は衛兵たちが遮り……中には私たちと……諸侯の皆が居るだけだ。 改めて腹を割って話させて貰うか!」

 

桂花「お待ち下さい! まだ……この部屋に案内役が、七人も佇んでいますが! これでは……人払いに───」

 

桂花が叫ぶと……何進が出入り口の扉を見た。 

 

白い布を頭からスッポリと被り、顔を隠した状態で立つ者たちが其処にいる!

 

背の高さはバラバラで……胸の膨らみで女性か男性かだけは、何とか判別できるだけ。 何もせずに……黙って佇んでいたのだ。

 

何進「………だ、そうだ。 そろそろ正体を現せ! 一刀たちよ!!」

 

『───────!!!?』

 

何進が叫ぶと、長いポンチョのような服を外して歩み寄る……八人!

 

ーー

 

金剛「How do you do?(お初にお目にかかりマース!) 金剛型 1番艦 戦艦『金剛』デース! ヨロシク……Wow! チュウボウ=サン! 久しぶりネ!」

 

蓮華「………は、How do you do?」

 

金剛「Very good! ──よく出来ましたァ!!」

 

ーー

 

長門「一刀提督に付き従う『艦娘』の一人……『長門型 1番艦 戦艦 長門』だ! 記憶の隅にでも……留めて置いてくれ!」

 

華琳「──あらっ? なかなかの器量良しね!」

 

ーー

 

天龍「ったく……シケた面してんなぁ。 夏侯……えぇ~と、なんだっけ?」

 

春蘭「き、貴様ぁ───ッ!! 私の名前を忘れただと! 私は───!!」

 

龍田「駄目よぉ~天龍ちゃん! 人の名前を忘れちゃ~! 夏侯妙才さんよ!」 

 

春蘭「ま、待てぇえええッ! 何で秋蘭の名前で呼ぶんだ! 元譲だ、元譲!! 夏侯元譲だ! 大事な事だから……繰り返してやるッ!!」 

 

龍田「あら~? ごめんなさ~い! 何かと天龍ちゃんと被っているから~! 特に~弄り易い体質とか………」

 

天龍「ば、馬鹿! オレはもっと──『もっと何ぃ~?』………オレは、これでも学んだんだ! 龍田に口じゃ勝てねぇ! だから……返答は一切しない! どうだ? これなら……ふふふ……自分の才能にコワいぜぇ!!」

 

龍田「じゃあ~? 鎮守府の部屋に隠してあるお菓子だけど~私が貰っちゃていいわよね~? 天龍ちゃん~どうなの~?」 

 

天龍「~~~~~~~~~」

 

龍田「あら~返事が無いわ? それじゃ~帰ったら食べよう~と」

 

天龍「や、止めろぉおおおッ! オレが向こうより持ってきた、最後のチョコなんだ! 半分やるから! 全部ぅ喰うなぁあああッ!!」

 

龍田「やったぁ~! 天龍ちゃん、だぁい好きぃいいいッ!!」ガバッ!

 

天龍「………ふ、ふん! おっと……オレの名を紹介してやるんだったな! オレの名は天龍……『天龍型 1番艦 軽巡洋艦』の天龍だ!」

 

龍田「はぁい! 妹になる『天龍型 2番艦 軽巡洋艦 龍田』で~す!」

 

ーー

 

春蘭「私がアイツ………アイツが私………」ブツブツブツブツ

 

蓮華「……この世界って『妹』が強いの? それなら……私だって……!」 

 

翠「……あ、あれ? 何で……何で涙が………」

 

ーー

 

雷「もぅ~疲れちゃたわ! いつも私が上になるんだけど~!!」 

 

電「仕方が無いのですよ! 雷ちゃんだと、元気が良すぎて直ぐにバレちゃいますから。 だから、今回だけ電を肩車してもらって……あっ! みんな、ポンチョを剥がしてますから、降りますね?」……ヨイッショ

 

ーー

 

美羽「な、七乃! こ、こやつのお腹から声が聞こえるのじゃ!」

 

七乃「あぁ……それはですねぇ? お腹にも顔があって、言うことを聞かない美羽様をパックリって食べるため『な、七乃──ッ!!』……もぅ美羽様ったら……冗談なのに………!」

 

ーーー

 

桃香「もうぅ! 酷いったら酷いよ……白蓮ちゃん! 私が一緒懸命案内しているのに、白蓮ちゃんたら後ろで黙っているんだもん!!」

 

白蓮「い、いやぁ……ついつい吹き出しそうだったから耐えていたんだよ! あの桃香が、こんな事やるなんて、夢にも思わなかったから! ……亡き先生が見れば……涙を流して……」

 

桃香「先生………」

 

白蓮「……腹を抱えて笑い転げたろうな!」

 

桃香「ちょっ! 白蓮ちゃん、ヒドォッッ!?!?」

 

ーーー

 

一刀「皆さん、お初にお目にかかります! 『天の御遣い』とは名ばかりですが……漢中鎮守府司令官『北郷一刀』……推参致しました!!」

 

ーー

 

冥琳「お前が……『北郷一刀』なのか……?」

 

蓮華「思春の言う通り……確かに……そっくり……!」

 

ーー

 

春蘭「ほ、北郷! 私だ……夏侯元譲だ!!」

 

桂花「一刀………!!」

 

ーー

 

月「ご……ご主人様! お元気そうで何よりです………!」

 

翠「本当に……本当に! ご主人様だよな!? ご主人様なんだよな!?」

 

ーー

 

美羽「…………主さま~!」

 

ーーー

 

数名の恋姫たちが……感極まり……泣きながら一刀に近付く。

 

しかし、一刀は……片手を広げて『止まれ』の意志を示す!

 

一刀「申し訳ない……俺は、皆さんが知る『北郷一刀さん』とは……別の人間

。 名前も、姿もそっくりな……別の天の国から訪れた……他人なんだよ!」

 

『─────────!?』

 

 

 

ーーーーーーー

ーーーー

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

何回も予想以上に、遅筆になるものですから、今回は早めに作りました。

 

日曜日に仕事が入ってしまったので、義輝記を楽しみにされて居る方、申し訳ありません。 来月に上げる予定ですので、お待ち下さい。

 

それと、次回の更新も遅くなりますので、よろしくお願いします。

 

 

 


 
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